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ブックマーク / fragments.marineko.moo.jp (16)

  • 「屍鬼」再読〜共同体なるもの | Fragments

    久しぶりに、小野不由美の「屍鬼」(上下巻)を読み返してみました。 まあ、だいたいの感想は前に文芸館のなかで書いたのと同じです。が、今回の再読は、もう結末がわかっているので余裕があります。そこで、ただストーリーに引っ張られて面白さを味わったあのときとは、また違う面が見えたような気がしました。 それは、「ムラ」という共同体に対する、かなり批判的な作者の視点ですね。こういう血縁地縁で閉じた共同体の在り様は、悪いことばかりじゃない、けど、自然との共存だの情のある人間関係だの、そんな優雅なもんじゃあ全然ない、もっと泥臭くて、排他的で、頑迷で、時には危険なんだと。それはどこに生きていても、人間の質って、たぶんそうなんだという作者の諦念みたいなものが感じられました。そこから逃避したい気持ちを静信というキャラが体現してる、というような。 どこにいても、みんな顔見知り、誰が何をしているか、あっという間に口

    hatayasan
    hatayasan 2009/02/17
    「ほんとうに「嬉しい!」と思うときは、エントリというボールを投げて、それが確かに誰かの心の湖に波紋を立てた、…さざなみです、そのさざなみを立てた、ということがこちらにも了解できた瞬間です」
  • 嘘になったわけじゃない | Fragments

    昔、私が小学校も卒業間近になった頃、中学にあがるのは楽しみだったけど、仲良くしていたクラスメイトは住んでる地域ごとに同じ中学に行く友達と、違う中学に行く友達ができてしまい、それがそのときはとても悲しく、こたつにもぐりこんで愚痴愚痴いっていると、父が、 「今は友達と別の学校になるのが悲しいかもしらんけど、人とか人の関係ってのは変わっていくもんなんや。中学に行けばまたそこで新しい関係ができる。それが大事になっていく、そんなもんや」 と言ったのを憶えています。 そして、まあ、現実はその言葉通りで。 生きている場所、活動の拠点、心のよりどころ、そんなものが変わるたびに、それに付随する人間関係も変わっていく。 ある大切な関係が、人生のある地点・時点で出来て、そしてやむなくそこから離れたとしても、私は忘れないよ、絶対に忘れられるはずがないよ、相手が忘れたとしても私だけは忘れたくないよ、と悲痛に、あるい

    嘘になったわけじゃない | Fragments
    hatayasan
    hatayasan 2008/09/18
    「少なくとも、その地点・時点では、それはほんとうのことで、生々しいリアルで、信じられる何かで、心の底から大切なものだと思えた。これだけは事実。」思い出を真空パックに閉じ込める機械があったらいいのにね。
  • Fragments | 寂しい系ブログ

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    hatayasan
    hatayasan 2007/02/08
    「自分のエントリがどう受け取られるか、利用されるかは、エントリ自身にまかせるしかない」
  • Fragments | 動画共有系サイトのおかげです

    hatayasan
    hatayasan 2007/02/03
    「Stage6の画質に慣れてしまったら、もうYouTubeには戻れない、みたいな感じですね。Google Videoなんか、「何のために存在してんの?」という気がします」
  • Fragments | NHK 映像の世紀

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    hatayasan
    hatayasan 2007/01/25
    stage6で「映像の世紀」をDLできるみたい。チェックしておこう。
  • Fragments | 憎しみを捨てる

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    hatayasan 2007/01/12
    「心の底に固まった憎しみというのは、まず自分を壊すんです。体内のガン細胞みたいに。」
  • http://fragments.marineko.moo.jp/?eid=424082

    hatayasan
    hatayasan 2006/12/07
    「こう見て欲しい自分を忘れない、そして、それをあえて壊すことができるだけの身軽さをも忘れない」気持ちのいい距離感とは。
  • http://fragments.marineko.moo.jp/?eid=397882

    hatayasan
    hatayasan 2006/11/15
    「人間が実は理性よりも感情で動きやすい生き物である限り、いじめはなくならない。だから、自分がいじめられたとき、あるいは、いじめを発見したとき、己がどう対処するか、つねづね考えておくことは悪くない」
  • Fragments | 本当に好きなものはブクマしたくない心理

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    hatayasan
    hatayasan 2006/11/13
    あえてブクマしない心理。「私だけが、その良さを知っていればいいから。誰かと確認しあったり共有しあう必要なんかない価値だから。」
  • 神話は遠く | Fragments

    べつにとりたてて変わったことをしてきたわけじゃないし、驚くほど特異な環境で育ったわけじゃない。だけど、サザエさんのような、パパはサラリーマン、ママは専業主婦、子供が一人二人いて、夕はみんなでちゃぶ台を囲んで一緒に、という感じでもなかった。ランドセルを背負って帰宅すると、ママがおやつをつくって待っていてくれる、そんなのは「神話」だと思ってましたね。そして、そういう神話に少し憧れもありました。 私がまだ中学生やそこらのとき、誰もいない居間でガラスのティーカップに紅茶を注ぎながら、透ける紅茶の色がお洒落だと思っていました。そしていつか歳を取ったら、大学を出て、会社でお勤めをして、結婚と同時に退職し、子供をつくって、中年太りして、近所の奥さんと井戸端会議をして、マイホームを買って・・・という漠然としたレールみたいなのが見えてる気分になってました。まあ、そんなふうになるんじゃないかなと。それがふつ

    神話は遠く | Fragments
    hatayasan
    hatayasan 2006/09/19
    「翻弄され、反抗し、服従させられ、悟った気になり、また覆され道を探す、それが、それこそが天意と自我の駆け引き。生きていく、ただ身体を保つことでなく、生きていく。」
  • http://fragments.marineko.moo.jp/?eid=360378

    hatayasan
    hatayasan 2006/09/14
    「根拠も何もないけど、その人の思い込みや妄想や独断と偏見で突っ走ってる文章のほうが、より面白い」チラシの裏愛好家。人気がないほどより面白い。
  • お元気で | Fragments

    ずっとまえから何年も楽しみに読んでいた、ある人のウェブ日誌。最近、あまり更新されてないなーと思っていたのですが、ある日、唐突に全記事削除されていました。なんでだかわかりません。仕事が忙しくなってやめたのか、それとも記事を整理するための一時的処置なのか・・・後者だといいのですが、何も予告されてないので。 彼の文章は短いものでしたが、仕事がらみのことや私的な事柄など、独特のユーモアと誠実さをもって内省的に書かれていて、とても好みだったのですね。仕事がいろいろ大変なこと、私生活でのあれこれ、いつも心の中で応援していました。コメント欄や掲示板もないし、私はただお気に入りにいれて、毎日のようにアクセスして読んでいた、それだけのことですが。 ブクマなんかしたことないし、したいとも思わなかったし、ここでそのサイトの名前を言いたくもないのですが、今ちょっとした喪失感を味わっています。 ぜひ再開してほしいけ

    お元気で | Fragments
    hatayasan
    hatayasan 2006/09/11
    ブログの閉鎖に立ち会うとき。「あなたの内的な軌跡を文章からたどりつづけることは、私にはただ時間を消費する楽しみ以上の何かでした。」
  • Fragments | 誰がためにブクマする

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    hatayasan
    hatayasan 2006/09/08
    「みんな、誰のためにブクマしてるんだろ」未来の自分のためにネットを歩いて感じた跡をはてブに書き残しておきたい、というのはあるかなあ
  • 戦ってはいけない | Fragments

    宗教やニューエイジ系でよく言われることだけれど、「人はその魂のレベルに見合った仲間と出会う」。死後の世界はそうなっている、とかね。簡単には、「類友」ってやつだと思うんですが。 誰かを憎い憎い、許せない、と思っていると、ネガティヴな感情で心がいっぱい。はっと気づくと、憎い相手がしているのと同じように、どんな手段を使ってでも蹴落としてやろうとか復讐してやろうとか考えていて、そんなとき鏡に自分を映すとまるで地獄の亡者みたいな形相になってる。これが、生きながら堕ちるということ。 一番いいのは関わらないことだ、スルーすることだとわかっていても、どうしても許せないという感情が勝った瞬間には、思わず心のなかで相手をこっぴどく罵ったりしている。心の中で、というけれど、それはもう言葉にしたのと同等の威力があるんですよ、いや、相手に対してじゃなく、自分自身にね。心で発せられた、どす黒い呪いの言葉は、自分をとて

    戦ってはいけない | Fragments
    hatayasan
    hatayasan 2006/08/31
    「心で発せられた、どす黒い呪いの言葉は、自分をとても傷つける。自分を傷つけることで、結果的に呪われたかのような言動をしてしまう。」
  • 恥ずかしいんだってば | Fragments

    hatayasan
    hatayasan 2006/08/09
    「チラシの裏みたいなブログ続けるためのネタ探しに奔走するぐらいなら、ゆっくり本を読んだり、プールに行ったり、子供と遊んだり、友達とキャンプしたり、映画を見に行ったりするほうが、はるかに健康的」
  • サイトとブログ | Fragments

    hatayasan
    hatayasan 2006/08/06
    「サイトは文庫本、ブログは週刊誌、みたいな。読者の立場をとると、もちろん面白ければどっちでもいい。管理人との距離感はブログのほうが近いかも。」
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