ヨブ・トリューニヒト(Job Trunicht)は、田中芳樹のSF小説『銀河英雄伝説』の登場人物。自由惑星同盟の政治家であり、後に同盟の国家元首となる。 作中での呼称は「トリューニヒト」。 概要[編集] 自由惑星同盟の政治家で、作中で言及される「腐敗した民主主義」の象徴のような人物。舞台俳優のような優れた容姿を持ち、弁舌に長ける野心家。本編開始時点では最高評議会国防委員長を務め、後に最高評議会議長となって同盟元首たる最高権力者となる。物語前半においては自らの権力志向のために自らの派閥をもって軍部や情報機関を抑圧し、ヤンを苦しめる。同盟の事実上の滅亡であるバーラトの和約後は登場頻度は落ちるものの、しばしば重要な役柄として登場し、帝国側に仕えて新領土総督府高等参事官の職まで拝命する。しかし、最期はその弁舌が仇となり、ロイエンタールに射殺される。 本編での初登場はアスターテ会戦の慰霊祭(第1巻)