前作はプロレスやお笑いなど身近で見聞きする言葉をユーモアたっぷりに論じ、版を重ねた。もとはPR誌「UP」に連載するエッセーだ。「少人数に向けて好き放題書いていた。まさかこんなに多くの方に読んでいただけるとは」。続編も"川添節"で笑わせる。お笑い芸人レイザーラモンRGさんの「あるあるネタ」はなぜ面白いのか。自ら同じお題に答え、考えた。「RGさんの言葉は無駄がなく濃い。体験していないことでも目の前
イスカンダル(アラビア語: إسكندر, ラテン文字転写:Iskandar, IPA:/ʔis.kan.dar/)[1]は、男性名アレクサンドロスのアラビア語ならびにアラビア語に由来する複数地域での呼称である。 イスラーム圏を中心にアラビア語由来の男性名としても用いられており、ペルシア語ではエスカンダル(ペルシア語: اسکندر, 中世での発音:Iskandar(イスカンダル)、現代での発音:Eskandar(エスカンダル))[2]、トルコ語ではイスカンダル(トルコ語:İskender, Iskender, 日本語での慣用カタカナ表記:イスケンデル)[3][4]などと発音されている。 概要[編集] アラビア語化と音位転換・異分析[編集] アラビア語では、 ギリシア語人名 Αλέξανδρος (アレクサンドロス) 由来の外来人名として ألكسندر(Alaksandar, アラク
鳥取県が誇る中国地方最高峰、大山。この山の読み方、もちろん「だいせん」ですよね。でも全国的には、同じ漢字でも「おおやま」と読まれる名前が多いそう。 「なぜ鳥取ではだいせんと読むのか」。調べてみると、大山の奥深い歴史が見えてきました。 (鳥取放送局 保田一成アナウンサー、鶴颯人カメラマン) 「なぜだいせん?」 大山町で聞いてみると…… 鳥取県大山町、大山の登山口にやってきました。 「なぜ大山と読むのか」疑問をさっそく登山客たちにリサーチ。 登山客にインタビューする保田アナ(右端) 「昔から”だいせん”と読み続けているので、何の違和感もないです」(岡山県 男性) 「千年万年の千年の”せん”かな」(兵庫県 女性) 「仙人の”せん”とか。このあたりは大山寺もあるし」(広島県 男性) 旅館を経営する男性 地元で旅館を営む男性にも話を聞きました。すると、こんな答えが。
「大人気」という漢字を見れば「だいにんき」と読みそうだが「おとなげ」とも読める。「夢のジェンヌへ研さん 宝塚音楽学校、一一一期生入学」という見出しをみると、研ナオコさんが宝塚に入ったの⁉とビックリする。なんだ、「研鑽(けんさん)」のことか。 こうしたもの以外にも、「先生が変わった」といえば、「A先生からB先生にかわった」と、「暗かったA先生が明るくなった」の、両方の受け取り方ができる。こうした例が山ほどある。ネットで「東野圭吾さんのおすすめ小説」というタイトルを読むと、「東野圭吾さんご本人が選んだおすすめ小説」という意味と、「東野圭吾さんの小説の中から、当サイトが選んだオススメ小説」という意味にとれる。「お医者さんの奥さん」というと、「医者である夫の配偶者」という意味と「医者をしている配偶者」との意味がある。 言語学の知見を、一般読者にもわかるような身近な例で綴(つづ)る川添さん。今回は一
日本語の始原の姿を突き止めることで「日本の始め」を明らかにしようとした、4人の国学者たち。契沖(1640-1701)がたどりついたのは「漢字」だった。仮名発生以前、中国語をあらわす文字であ… 日本語の始原の姿を突き止めることで「日本の始め」を明らかにしようとした、4人の国学者たち。 契沖(1640-1701)がたどりついたのは「漢字」だった。仮名発生以前、中国語をあらわす文字である漢字によって、日本語はどのように文字化されていたのか。 賀茂真淵(1697-1769)は「音」に言語の根幹を見いだす。「語を意味を有する各音に分解する」という真淵の方法は、音節、五十連の音の気づきをもたらした。 言語化されたことばを精緻に読み解くことで上代の人間のこころを知ろうとした本居宣長(1730-1801)。その先に結実した係り結びの研究、漢字の字音研究は、今日までその価値を失っていない。 「異端の国学者」
なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか? 言語学者、小学生の質問に本気で答える 著者:川原 繁人 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン ジャンル:哲学・思想・宗教・心理 「なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?」 [著]川原繁人 音声学や言語学は「人間のことをより深く知ろう」という学問であると説く著者が、小学校で行った特別授業を土台に「ことば」の不思議とその楽しさを綴(つづ)る。 タイトルの謎に言及される章では、濁点(゛)がつく文字は多いのに、半濁点(゜)がつくのは、なぜ「ぱぴぷぺぽ」だけなのか、という評者は考えたことさえなかった疑問に始まり、日本を「にほん」「にっぽん」とは呼ぶけれど、「にっほん」と呼ばないのはなんでだろう、と考えを促す。 ポケモンの「ピィ」と「グラードン」では、なぜグラードンのほうが強そうなのか。原始人はどうやってしゃべっていたの? どうして授業をしてくれる人
ミュージシャンが来日公演を行うとして、その宣伝コメントの邦訳は、年配の男性なら「楽しみにしています」、若い男性なら「楽しみだぜ」、女性はもれなく「楽しみにしているわ」になりやすい。この語尾を決めているのは誰か。慣習なのか、伝統なのか。 女性が「僕」を使えば、それを一風変わった特徴として捉える。一方で、男性が女性の所作を茶化(ちゃか)すように真似(まね)る時には「アタシ」が使われやすい。「女ことば」から「日ごろ何げなく使っていることばをジェンダー格差の視点から見つめなおそう」とする本書は、「女ことば」は「為政者の都合によって推奨され、広まったもの」にすぎない、と早々に明らかにする。では、なぜこうして残っているのか。 日本語は英語と比べると主観的な言語だが、話者が明確な意見表明を好まない。「帰りに一杯どう?」に対して「嫌です」ではなく、「今日はちょっと……」と答える。罵倒語や悪態は少ない。いざ
ChatGPTなどLLM(大規模言語モデル)は われわれの思考をどのように変えうるか。 かねてよりその可能性についてそれぞれの仕方で思索を深めてきた三氏が 記号接地問題から精神分析、文学までを縦横に語る。 ◆プロフィール円城塔(えんじょう・とう) 1972年生まれ。作家。著書『Self-Reference ENGINE』『道化師の蝶』『エピローグ』『プロローグ』『文字渦』『ゴジラS・P〈シンギュラポイント〉』等。 千葉雅也(ちば・まさや) 1978年生まれ。作家・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』『現代思想入門』『エレクトリック』等。 山本貴光(やまもと・たかみつ) 1971年生まれ。文筆家・ゲーム作家・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。著書『文体の科学』『「百学連環」を読む』『記憶のデザイン』等。 ■ジェネレー
著者:柴田 元幸出版社:朝日新聞出版装丁:文庫(411ページ)発売日:2013-04-05 ISBN-10:4022646640 ISBN-13:978-4022646644 内容紹介: 東大文学部人気講義を載録。9つの英語作品をどう訳すか、著者は単語一つまで学生と討論し、講義を進める。翻訳という知的作業の追体験から出会う、英語と日本語の特性や違い、文体の意味、小説の魅力とは。ゲストに村上春樹氏、J・ルービン氏も登場。 学生と考える最良の訳文二〇〇四年から〇五年にかけて、東大文学部で三、四年生を対象にして行われた「翻訳演習」の授業の筆記録である。 課題となる原文は、ヘミングウェイからレイモンド・カーヴァーを経てレベッカ・ブラウンに至る現代アメリカ小説。これに村上春樹とカルヴィーノの英訳を加えた全九編だ。 各原文の長さは教科書のほぼ一ページ程度で、長いものでも二ページ強。計十数ページの原文を
本連載(全8回)も今回で第5回となる。前半の4回では語学学習の文法や会話においてどのような活用方法があるのかを探ってみた。ChatGPTでは、何らかの状況設定をして、そこで交わされる会話の例を作ってもらうこともできる。何でもすぐに答えてくれ、非常に優れていて便利だという印象を持つ人も多いかもしれない。 しかしながら、私たちが漠然と「優れている」だとか「便利だ」という感覚は何をもとにして生み出されているのだろか。筆者が語学を大学で教えていると知った人がよく口にする言葉のひとつに「イタリア語がペラペラなんですね」というコメントがある。おそらく「語学ができる=流暢に会話ができる」という図式が潜在意識の中に埋め込まれているのかもしれない。 せっかく時間や労力──場合によってはお金──をかけて、習得する能力であるのだから、流暢に自分の考えを相手に伝えたり、相手の考えをしっかりと理解できる方が良いのは
え?日本語ってこんなに前のめりな言葉やったんか! 『会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか』 言語がどのように生まれたかに興味を持つ人は多いのではないか。なによりも人間を人間たらしめている大きな理由のひとつは言語なのだから、当然のことだろう。すこし前に書評を書いた『言語はこうして生まれる:「即興する脳」とジェスチャーゲーム』は、そのあたりを論じた本である。 周囲の人に何かを伝えるために言語が生まれた。最初から単語、ましてや文法があった訳ではない。まずはジェスチャーゲームのようなものから言語の体系が生まれてきたのではないかというのが、『言語はこうして生まれる』の内容だ。すべての言語に共通する「普遍文法」を理解する能力が遺伝的に備わっているという、あのチョムスキーの「生成文法」理論に真っ向から刃向かう考えで、たいそう面白かった。 言語の「自然発生」を考えれば、この説の方が正しそうで
この人は、毎日、勉強していて楽しかったのだろうなぁと思いました。勘は鋭いし、具体的なことから抽象的なことを読み取る力も優れているし、一緒に話したら楽しいだろうなぁと思って、頁を捲ったのでした。 さて、宣長のすごい業績は、三つあります。 ひとつは、古典研究についてです。なんと言っていいのか分からない、ことばにしてしまうと失われてしまうかもしれない、日本的な情緒を「もののあはれ」ということばで表すことができたからです。 二つめは、日本語の文法についての研究、三つめは漢字音研究です。 さて、本居宣長の日本語の文法の研究の中心は、「係り結び」と「活用」です。「係り結び」は高校の古典で習いましたね。「ぞ、なむ、や、か」という「係り助詞」があると文末の活用形が連体形になる。「こそ」があると已然形になる。 これを発見したのは、本居宣長です。 古代日本人思考を知るカギだった 我々がいわゆる「古典」で習う『
by Chelsea Lee APA Style has two capitalization methods that are used in different contexts throughout a paper: title case and sentence case (see Publication Manual section 4.15). APA’s title case refers to a capitalization style in which most words are capitalized, and sentence case refers to a capitalization style in which most words are lowercased. In both cases, proper nouns and certain other
母語ではない不慣れな言語で話すのは実にもどかしい。言いたいことを手持ちの語彙でなんとか伝えなければならない。それに気を抜けば会話の流れを見失ってしまう。そんなとき思う。自分はどうやって母語を身につけたのだろう。この疑問について、言語学では大きく二つの説が提示されてきた。一つは人間には生まれつき言語が備わっているという生得説。もう一つは生後、周りの人たちから見よう見まねで学ぶのだという習得説。い
日本全土の地理的な広がりを背景に生まれた、日本語・漢語・アイヌ語・琉球語といった多種多様な「日本語」のサンプルと論を、古代から現代まで、時代を超えて収録。古代に生まれた祝詞から、… 日本全土の地理的な広がりを背景に生まれた、日本語・漢語・アイヌ語・琉球語といった多種多様な「日本語」のサンプルと論を、古代から現代まで、時代を超えて収録。古代に生まれた祝詞から、仏教やキリスト教の言葉、琉歌、いろはうた、辞書の言葉、また「ハムレット」や「マタイによる福音書」の翻訳比較、日本国憲法などを手がかりに、「日本語」そのものの成り立ちと性質を明らかにする。祝詞「六月晦大祓」(池澤夏樹・訳)、「ハムレット第三幕第一場」(岡田利規・訳)、「終戦の詔書」(高橋源一郎・訳)は新訳で収録。かつてない視点による画期的アンソロジー。 【目次】 1 古代の文体 祝詞/池澤夏樹 訳 古典基礎語辞典 大野晋 編著 2 漢詩と
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