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ブックマーク / gendai.media (301)

  • 現代哲学は死に瀕している——相対主義を克服しなければならない理由(竹田 青嗣)

    現代思想の行きづまりを打破し、根的に刷新する——。哲学者・竹田青嗣氏による、哲学のまったく「新しい入門書」であるとともに、「新しい哲学」の扉を開くための書、『新・哲学入門』より、同書の目的を宣言する「マニフェスト」をお届けします。 *二一世紀の現在、哲学はその質を見失い、自壊し、死に瀕している。なぜか。哲学の義は普遍認識を目がける普遍洞察の方法にある。だが、現代哲学では、稀な例外を除いて、哲学の根方法を否定する相対主義哲学がその舞台を席巻してきた。普遍認識の否定、これが相対主義哲学の旗印である。それは現代の流行思想だったが、現代哲学の最大の病でもあった。だが、哲学の偉大な達成は、相対主義が克服された時代においてのみ現われる。いまわれわれは、哲学の概念と像を根的に刷新しなければならず、そのため、根的に新しい哲学を必要としている。書は、まさしくこの意味で、哲学についてのまったく「

    現代哲学は死に瀕している——相対主義を克服しなければならない理由(竹田 青嗣)
    hharunaga
    hharunaga 2022/09/19
    “なぜ人間にとって普遍的な世界説明が必要とされるのか。…「普遍暴力の縮減」のために。またそのことによって、すべての人間の共存とエロス的共生の条件を作り出すために”
  • 安倍、菅、甘利、岸田…権力者たちが「言葉を破壊し続ける」この国の「悲惨な現実」(武田 砂鉄) @gendai_biz

    「暮し」を軽蔑する政治家たち 『暮しの手帖』初代編集長・花森安治が「暮しを軽蔑する人間は、そのことだけで、軽蔑に値するのである」という言葉を残している。この度刊行した『暮しの手帖』での連載をまとめた一冊『今日拾った言葉たち』の作業を進めながら、とにかくよく、この言葉を思い出した。新型コロナウイルス感染拡大の中で、この国の為政者は繰り返し私たちの「暮し」を軽蔑してきた。具体例はいくらでもあるが、二つほどあげてみる。 安倍晋三「私が責任を取ればいいというものではありません」(2020年4月7日) 菅義偉「私が目指す社会像、それは自助、共助、公助、そして絆であります。まずは自分でやってみる」(2020年9月16日) 最初の発言は、新型コロナウイルスについての記者会見で、イタリア人記者から「日の対策がもし失敗だったら、どのように責任を取るのか?」と問われた際の答えである。これまで、政治は結果責任

    安倍、菅、甘利、岸田…権力者たちが「言葉を破壊し続ける」この国の「悲惨な現実」(武田 砂鉄) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2022/09/16
    “トンチンカンなことを言っても、主要メディアが素直に「…と述べ、明言を避けました」などと報じてくれるのを知っているのだ” ←メディアの批判も必要ですね。
  • 東大教授が警告する「歴史学者が絶対にやってはいけないこと」(本郷 和人)

    歴史学者という病』――そんな題名だけ聞くと、さぞかし怖いのように思うかもしれない。しかし、実際に読んでもらえればわかるが、この歴史学者・郷和人の人生人が語りながら、生きていくことの辛さや不可解さ、そして、面白さや可能性などについても触れている。そこで特別企画として、このにはあまり収録できなかった話を中心に「人生相談」風にまとめてみた。題して「人生の難問は歴史学者に聞け。郷和人のルサンチマン人生相談」です! 第八回は、「どこまでが歴史学の守備範囲?」です。 関連記事 第一回:「幸せな人生を送る」ために大事だと、僕が思うたった一つのこと 第二回:子育てで最初に心がけるべき、たった一つのこと 第三回:僕が小学校低学年の時に叩き込まれた「国語の入試問題必勝法」 第四回:「他人の才能を羨ましがる人」が、最初に意識すべきたった一つのこと 第五回:「日歴史教科書が面白くない」おそら

    東大教授が警告する「歴史学者が絶対にやってはいけないこと」(本郷 和人)
    hharunaga
    hharunaga 2022/09/03
    「残念ながら、最近の若い歴史研究者の中には、歴史上の人物の心の中や感情を忖度し、さもその人物の胸中を代弁するような発言をする方がいる。…それは作家や文学研究者の仕事だ」
  • このまま新書は絶滅するのか…講談社現代新書が出した「一つの答え」(青木 肇)

    新書は絶滅危惧種なのか? もはや「新書」は絶滅危惧種なのではないだろうか――そう思うことがある。 新書編集部の現場にいると、なかなか気づかない。日々の業務に忙殺されるし、なにより、新書づくりは面白くて楽しい(むろん楽しいことばかりではありませんが……)。 だから、そんな暗い未来のことはあまり考えずに日々、仕事を続けている。 それでも、業界の数字を見れば、今の新書が置かれている状況は結構ヤバい。 紙の書籍の総出版販売金額(約6804億円)のうち、教養系新書が占めるのは約141億円。全体の2%強と、決して大きなマーケットではない。金額の推移を見ても、2011年の約230億円から下がり続けている。 (公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所の調査による。2021年の数値) 一定の規模以上の書店さんには、今でも新書のコーナーがあるし、ありがたいことに新書が好きな読者の方も一定数存在する。 それでも

    このまま新書は絶滅するのか…講談社現代新書が出した「一つの答え」(青木 肇)
    hharunaga
    hharunaga 2022/09/03
    平均的な新書の半分以下の100ページとは、確かに薄い…。ところで、講談社現代新書の紙版には「~刊行にあたって」という文章が載っているが、電子版にはないな(岩波新書ではある)。
  • 韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を「お祝い」できなかった岸田文雄の限界(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz

    田中康夫・浅田彰対談のPart4では、米国の政権の現実から、大統領が交代した韓国との向き合い方に話が及びます。Part1 Part2 Part3とあわせてお読み下さい。 トランプならウクライナ戦争になっていなかった? 田中 前回、浅田さんが引用したウィンストン・チャーチルの「他よりまし」で言えば、「ウラジミール・プーチンよりウォロディミル・ゼレンスキーのほうが断然マシ」「ドナルド・トランプよりジョー・バイデンのほうがまし」と日の記者クラブメディアは唱和しているけど、少なくともバイデンは最早「他よりまし」とは言えない状況だと思う。 2月24日のロシア侵攻から半年、1991年にソ連邦の解体でウクライナが独立して記念日の8月24日に29億8000万ドル≒4100億円もの追加支援を発表したけど、これでアメリカは総額135億ドル≒1兆8716億円以上も投じているんだからね。ウクライナ国民への医療や

    韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を「お祝い」できなかった岸田文雄の限界(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2022/08/31
    「今年2022年は敗戦から77年目なんだけど、明治維新から敗戦までも77年。つまり日本近代史において戦前の時間と戦後の時間がちょうど同じ長さになる年なんだよ」
  • ペロシ訪台騒動の余波、そして11月中間選挙の後に何が?《田中康夫・浅田彰》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz

    決断も実行もできない岸田 田中 安倍晋三シンパの「岩盤層」とは異なるタイプの、自由民主党を支持してきた保守層の中にも、「政治とカネ」といったこれまでの不祥事と異なり、戸惑いを超えた裏切られた感は半端ないからね。「聞く力、決断と実行」が政権運営の両輪だと参院選翌日に語った岸田文雄は 国民の為にも自民党の為にも政権維持の為にも「統一教会」との「政治的決別宣言」を出した方が賢明だと思うけど、「決断も実行」も出来ないだろうね。 浅田 そうだよ、岸田派も無傷じゃないにせよ、一気に安倍派の影響を脱し「保守流」に回帰する絶好のチャンスなのに。 田中 ところが、ゴルフを愉しんだ夏休み最終日の8月21日にPCR検査でコロナ感染が判明した岸田内閣の支持率が毎日新聞の世論調査で16ポイントも急落。前回7月調査の52%から36%に。不支持率は17ポイント増の54%と大逆転。 前代未聞な日最大規模の60万人アン

    ペロシ訪台騒動の余波、そして11月中間選挙の後に何が?《田中康夫・浅田彰》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2022/08/29
    「そもそも共和党は政府が個人の自由に干渉することに逐一反対してきた。それが、女性が自分の身体に関して自由に決定する権利を奪うってわけでしょう?〔…〕お前らはタリバンか!」
  • 「左翼と距離をとらないとバカ」は時代遅れ《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz

    参院選の結果をふまえて行われた田中康夫・浅田彰対談の後編は、共産党の現況、そしてトランプと反知性主義にまで話が広がります。いったい日はどこへ行く? マスメディアでは絶対に読めない「憂国呆談」をご堪能あれ。 (前編・中編もあわせてお読みください) 「最悪だが、他よりまし」という政治的知性 田中 「既に自分たちに与えられている権限でここまではやった。更に充実させるにはこの制度の不具合を変えなくては」と具体的に提案すべきなのにね。 繰り返し述べるけど、「身を切る改革」と言いながら贅肉でなく筋肉や神経を切ってしまった。なのに、「記者クラブ」メディアはキャラ立ちしてる彼らを重宝がって視聴率稼ぎに走り、「ナニワ金融道」みたいな香りのする維新に恫喝されたら怖いと思って批判しない。 橋下の物言いは単なる遠吠えでしかないのに、なんだかウクライナ大統領のウォロディミル・ゼレンスキー礼賛と似た思考停止状態だよ

    「左翼と距離をとらないとバカ」は時代遅れ《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz
  • 維新と橋下徹をどう考えたらいいのか…実は「維新」出身のボクが明かそう《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz

    田中康夫氏が2016年の参院選に「維新」から出馬していたことは、彼にとってもはや「黒歴史」だという。今回の参院選でも一定の躍進をした維新の会と橋下徹、松井一郎、吉村洋文といった面々を田中氏と浅田彰氏はどう見るのか? 連載「憂国呆談」第2回の中編です。 (前編もあわせてお読みください) なぜ立憲は凋落したのか 田中 「自民大勝」「立憲惨敗」となった今回の参院選全国比例での各党の相対得票率を「みらい選挙プロジェクト」の三春充希が表にしていて興味深い。 昨年10月の衆院選の全国9比例区と今回の全国比例得票数を比較すると自由民主党(-0・23)、公明党(-0・72)、日共産党(-0・43)と微妙に減少している。伸びたのは日維新の会(+0・79)、国民民主党(+1・45)、れいわ新選組(+0・51)、社会民主党(+0・60)、NHK党(+0・97)参政党(+3・3)。 ところが立憲民主党だけは何

    維新と橋下徹をどう考えたらいいのか…実は「維新」出身のボクが明かそう《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2022/07/25
    “日本の大衆は「無鉄砲なヤンチャ坊主」をムード的に歓迎して失敗しても責任を追及しないところがあり、かつて石原…や橋下…を応援したように吉村をもてはやしてる”
  • 安倍元首相「暗殺」と参院選の結果でわかったこと《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz

    田中康夫・浅田彰という二人の論客が深く、そして軽やかに日を、世界を語り合う連載「憂国呆談」の第2回は、安倍元首相の銃撃事件を論じるところから始まります。その2日後の参院選の結果も注意深く見てみると、意外なことがわかって……。 「統一教会」の名前はなぜ報じられなかった 浅田 7月8日午前11時半頃、奈良の大和西大寺(やまとさいだいじ)駅前で参議院選挙の応援演説中の安倍晋三元首相が銃撃されて亡くなった。 ぼくは彼の右翼的政策や強権的政治手法に全面的に批判的だけれど、言うまでもなく批判は言論によってなされるべきで、暴力による暗殺なんて絶対に許されない。政治家が暗殺されるなんて1930年代に戻ったみたいだし、銃撃なんてアメリカ事件みたいで、現代の日でこんなことが起こったのには愕然とするばかり。 田中 古くはハルビン駅で伊藤博文、東京駅で原敬、五・一五事件で犬養毅、二・二六事件で高橋是清と斎藤

    安倍元首相「暗殺」と参院選の結果でわかったこと《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2022/07/24
    “「統一教会」と政治の関係は、冷静冷徹に問われるべきだね。…「ポストモダン」どころか「モダン」にすら到達していなかった前近代社会ニッポン”
  • 参院選で「野党第1党」の可能性が出てきた「維新」主要政策を、真面目にファクトチェックしてみたら(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    立憲と拮抗 参院選(7月10日投開票)では、自民党の勝利は確定的になっている。自公は盤石の戦いを進めていて、むしろ「野党第1党」をめぐって立憲民主党と日維新の会の激戦が過熱している。 朝日新聞の終盤情勢調査によれば、各党獲得議席の推計(上限~下限)は、立憲が改選議席23で獲得議席は12~20となっていて、議席数を減らしそうだ。対する維新は改選議席は6で、獲得議席は10~16と倍増の勢いだ。獲得議席は拮抗している。 NHKが実施している「参院選2022(7月10日投票)トレンド調査」において、立憲の支持率は(参院選4週間前)5.9%→(3週間前)5.1%→(2週間前)6.0%→(1週間前)5.8%で推移していて、維新は(参院選4週間前)4.0%→(3週間前)3.7%→(2週間前)4.8%→(1週間前)5.4%と推移している。 立憲と維新の支持率の差に着目するとは、(参院選4週間前)1.9%

    参院選で「野党第1党」の可能性が出てきた「維新」主要政策を、真面目にファクトチェックしてみたら(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2022/07/10
    「(ガソリン税のトリガー条項については)代表、幹事長、政調会長、幹部で意見が違っている」 ←結局今までどおり、全く信用できない政党ということですね。
  • 「東京の東雲に住んでます」維新・海老沢前大阪市議に「居住実態」重大疑惑、再び(週刊現代) @gendai_biz

    大阪府議が東京から通勤 7月10日投開票とされる参院選で東京選挙区から立候補予定の日維新の会・海老沢由紀氏が、大阪市議の身分のまま、一ヵ月以上、東京都内で政治活動を続け、地元を不在にしていることが波紋を広げている。 これまで海老沢氏は、東京都内で有権者に向かって東京都江東区の東雲に住んでいると繰り返し公言してきた。また市議会時代にも東京からの遠距離通勤をしたという証言もあり、「東京で子育て」と維新の広報紙で主張をしている。「実態として東京に住んでいたのではないか」という疑いはますます強まっている。 法的に問題はないのか まず、法律的な観点から今回の問題を簡単に整理していこう。 現在、東京に住みながら大阪市議会議員をすることは、法律上できない。もし、大阪市議会議員の任期中に居住実態が東京にあったのなら、「失職」となる。このことは、地方自治法に定められている。 地方自治法の「議員の失職及び資

    「東京の東雲に住んでます」維新・海老沢前大阪市議に「居住実態」重大疑惑、再び(週刊現代) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2022/06/19
    「これまでまともな説明をしてこなかった同(海老沢由紀)氏だが、責任をとるべきだろう。これを許した維新幹部も同罪である」 ←不祥事の多さでは、維新の会は野党第一党ですねw
  • 日本人の15%、与党支持者の3割が「民主主義は大事じゃない」と思っている…驚きの調査結果(秦 正樹) @gendai_biz

    近年、民主主義と権威主義いずれの政府のパフォーマンスが優れているかについて、かつてないほどに注目が集まっている(たとえば、Narita & Sudo, 2021;安中, 2021)。 新型コロナ禍が明らかにしたように、「緊急事態」にあっては、政治的な意思決定に合意や時間を要する「モタモタした」民主主義体制より、強権的であっても「スピーディーな」権威主義体制の方が魅力的に映る人も多いかもしれない。実際に、多くの民主国の世論では、民主主義が唯一の合法的な統治形態だとは認められつつも、同時に、必ずしも市民のニーズを実現する十分な方法だとは思われていないようである(Foa & Mounk, 2016)。 さらに、東アジア各国では「民主主義からの離脱(Democratic deconsolidation)」現象も観察されている(Shin, 2021)。そうした中にあって、現代の日人は民主主義の価値

    日本人の15%、与党支持者の3割が「民主主義は大事じゃない」と思っている…驚きの調査結果(秦 正樹) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2022/06/17
    “野党がどれだけ「与党は民主主義を軽視している!」と訴えたところで、与党支持者(や無党派層)にはさほど響かず、野党の党勢拡大に結びつくことはないだろう”
  • 「核シェアリング」妄想に異議あり プーチンを反面教師にすべき習近平【田中×浅田】(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz

    3回にわけてお届けしてきた「憂国呆談」第1回の最終パートでは、ウクライナ問題に端を発した世界の安全保障を巡る議論に進みます。田中康夫・浅田彰の両氏の比類なき対話をご堪能ください。 狡猾な安全保障の智慧を学べ 田中 「外交や対話によって平和を維持することはできない」なんて言い出す政治家や学者まで出現しているけど、それって「言葉」で選挙に勝利し、学位論文が評価された面々が自らの存在を否定する話だ。じゃあ平和は軍備によって維持できるのか、と茶々を入れたくもなる。 浅田 「アメリカと核シェアリング」いや「独自の核武装」なんて妄言が聞こえてくるほどだからね。 ウォロディミル・ゼレンスキーが役者としてうまくやってるってPart1で言ったのは、裏を返せば信用できないところがあるってことでもあるけど、少なくとも日の国会に向けたリモート演説で核(原子力発電を含む)と国連改革の問題をアピールした、それは正し

    「核シェアリング」妄想に異議あり プーチンを反面教師にすべき習近平【田中×浅田】(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2022/05/15
    「欧米のウェルフェア・ステート(福祉国家)の多くは実際にはウェルフェア=ウォーフェア・ステート(福祉戦争国家)だったからね」
  • 日本メディアが伝えない米国「保守派」の憂慮、ウクライナ問題の本質【田中×浅田】(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz

    33年にわたって続く田中・浅田の伝説連載が現代ビジネスに移ってきた! 二人の論客が深く、そして軽やかに日を、世界を語り合う「憂国呆談」、3回に分けてお届けする移籍第1弾のPart2。日どころか欧米のメディアも報じないウクライナ問題の質を、二人が徹底的に語ります。 ゼレンスキーは少なくとも不用意だった 田中 ウクライナを巡る「世界の潮流」を語ったPart1に続いてPart2の冒頭で、大きな声で語られる「正義」は往々にして裏表の落差が大きいという古今東西の公理を今一度、冷静に再確認しておこう。 湾岸戦争の時、「黒い水鳥」のニュース映像が世界中を駆け巡った。イラク軍が破壊した石油施設から流れた重油で身動きが取れなくなった鳥だと報じられたけど実は、米軍がイラクの石油精製施設に打ち込んだミサイルが原因だったにも拘らず、アメリカの広告代理店が仕込んだ「フェイク・ニュース」だったと戦争後に判明する

    日本メディアが伝えない米国「保守派」の憂慮、ウクライナ問題の本質【田中×浅田】(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz
  • ゼレンスキーへの危うい「熱狂」と、リベラル言論人の衰退を問う【田中康夫×浅田彰】(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz

    33年にわたって続く田中・浅田の伝説連載が現代ビジネスに移ってきた! 二人の論客が深く、そして軽やかに日を、世界を語り合う「憂国呆談」、東京・音羽の講談社で収録した移籍第1弾を3回に分けてお届けします! 口開けは「ウクライナ問題」。他では味わえぬ鋭い論考をお楽しみあれ! 「ウクライナ問題」の製造物責任はどこに 田中 1989年創刊の文藝春秋『CREA』を皮切りに足かけ33年に亘って『NAVI』、『GQ JAPAN』、『週刊ダイヤモンド』、『ソトコト』と「流浪の連載」を続けてきた「憂国呆談」(バックナンバーはこちら)。このたび、講談社のデジタルメディア『現代ビジネス』に移ってまいりました。 来は記念すべき第1回だけど、世間はロシアウクライナの時々刻々の戦況報道ばかりだ。 ロシアウクライナ侵攻が論外なのは明々白々。それは大前提。その上で我々は、2000年に大統領に就任したウラジーミル・

    ゼレンスキーへの危うい「熱狂」と、リベラル言論人の衰退を問う【田中康夫×浅田彰】(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2022/05/11
    “彼を英雄に祭り上げるのは危険だし、「日本もゼレンスキーとウクライナを見習って自ら国を守る気概を持とう」とかいうトンデモ愛国主義には用心しないとね”
  • 『キャンディーズ』はこうして伝説になった…解散コンサート「ファイナルカーニバル」の衝撃(週刊現代) @gendai_biz

    歌謡史の中で永遠に語り継がれる日。人気絶頂の中「普通の女の子に戻りたい」と宣言し、キャンディーズは解散コンサートのステージに立った。その舞台裏に迫る。 人気絶頂での解散から44年 西慎嗣(以下西): 毎年この季節になると思い出すのが、後楽園球場で開催されたキャンディーズの解散コンサート「ファイナルカーニバル」です。 1978年4月4日、僕は17歳でしたが、バックバンドの「MMP」でギターを担当していました。緊張感とワクワク、そしてこれが最後という寂しさが入り交じった複雑な気持ちでした。 佐野史郎(以下佐野): あれから44年も経つのか。僕は後にスーちゃん(田中好子)、ランちゃん(伊藤蘭)とドラマで共演させてもらいましたが、当時からの大ファンとしては夢のような時間でした。 当日は少しでも近くで同じ空気を感じたいと思い、劇団の稽古が終わるとすぐに後楽園球場に向かい、会場の外で漏れてくる音を

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    hharunaga
    hharunaga 2022/04/13
    「ミキちゃんはスティービー・ワンダーなどのソウル、スーちゃんはキャロル・キングなどの洋楽を普段から聞いていたから、あの選曲にもそんな音楽へのこだわりを感じた」
  • “東京の地場産業”だった「アニメ制作」が、なぜかいま地方に続々進出しているワケ(数土 直志) @gendai_biz

    各地で次々に誕生するアニメ制作スタジオ 『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』の大ヒットなど、アニメ人気は国内外でますます盛り上がっている。こうした人気を背景に映画から配信・テレビ向けまで作品制作数は近年急増している。毎年およそ300タイトルものアニメシリーズ、80前後もの劇場アニメが公開されるほどだ。 作品のニーズが高まる一方で、アニメ制作のキャパシティは限界と業界から悲鳴にも似た声も聞こえる。有力スタジオは2年、3年先まで制作予定がぎっしり。新たな企画がはいる余地はほとんどないほどだ。 従来のアニメスタジオだけでは増大するニーズに対応できないと、近年目立つのが新しいアニメスタジオの設立だ。このなかでこれまでアニメと結びつきがなかった地方での設立が目立っている。福岡、京都、札幌、名古屋といった中核都市だけでなく、秋田や岡山、鳥取県米子、新潟県柏崎と幅広い地域に広がっているのだ。2021年だけでも

    “東京の地場産業”だった「アニメ制作」が、なぜかいま地方に続々進出しているワケ(数土 直志) @gendai_biz
  • 小説も書く「実践の哲学者」が説く勉強の役割 千葉雅也の思想を読む(山口 尚)

    『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』や『勉強の哲学――来たるべきバカのために』で話題を呼び、小説『デッドライン』『オーバーヒート』がともに芥川賞候補になるなど、小説家としての顔も持つ哲学者・千葉雅也。彼の思想を一貫して特徴づけるものは、いったい何だろうか。新刊『日哲学の最前線』から、哲学者山口尚さんによる『勉強の哲学』の解説の一部をお送りする。 関連記事:J-POPならぬ「J哲学」!日哲学の最前線がここに 偶然性の活用は勉強の効率性と創造性を増す 『勉強の哲学』は《いかにして非意味的切断(※)の「善用」を行なうのか》のひとつのやり方を語る。勉強は、意外かもしれないが、質的な点で意図のコントロールが役に立たない。 なぜなら《いま取り組んでいる勉強が自分をどこへ連れていくか》は勉強する者にとって前もって知られないからである。それゆえ勉強は〈自分の求めていたものを得

    小説も書く「実践の哲学者」が説く勉強の役割 千葉雅也の思想を読む(山口 尚)
    hharunaga
    hharunaga 2021/07/29
    “特定のノリから自由になることは、別の(特定の)ノリのうちへ入ること以外でありえない。それゆえ勉強は、解脱や脱自などの「垂直的」運動ではなく、生成変化という「水平的」運動である”
  • 「中動態」っていったい何?話題の哲学者・國分功一郎の思想を読み解く(山口 尚)

    『暇と退屈の倫理学』や『中動態の世界』で一躍有名になった哲学者・國分功一郎。「中動態」という古典ギリシア語の文法用語を用いて、人間の意志や責任を問う彼の思想の狙いは、どのようなものなのだろうか。日哲学の最前線で活躍する6人の哲学者の思想を独自の切り口から概観した新刊『日哲学の最前線』から、哲学者山口尚さんによる『中動態の世界』の解説の一部をお送りする。 関連記事:J-POPならぬ「J哲学」!日哲学の最前線がここに 言語による思考の束縛 『中動態の世界』のひとつの目標は「意志」という概念の批判である。とはいえこのの射程はもう少し広い。なぜなら同書は、私たちは言葉の枠組みに縛られがちだ、という根的事態も指摘するからである。 じつに私たちは言葉を通してものを考えるのだが、その結果、言語の枠組みは私たちの思考を束縛しうる。《言語は思考を可能にするものであると同時にそれを縛るものでもある》

    「中動態」っていったい何?話題の哲学者・國分功一郎の思想を読み解く(山口 尚)
    hharunaga
    hharunaga 2021/07/22
    「彼が避けたいことは《特定の語り方によって私たちが縛られ尽くされてしまう》という事態である。…中動態の語りも、無批判的に受容されたりすれば、却って私たちを縛るものになる」
  • 戦時下に、娯楽の検閲官は一体何をしていたか?知られざる権力の実態(金子 龍司)

    戦前戦時期には、内務省や警視庁によって、文化芸術に対する検閲が広く行われていました。しかし、その実態には、「無理解な当局による一方的な弾圧」という一般的なイメージとは異なる側面もあったと言います。検閲はどのように行われていたのか? 日近現代史研究者・金子龍司氏による寄稿です。 戦前の日人は今よりも映画を見ていた? 戦前戦時期を生きた人の娯楽といえば映画であり、舞台興行であり、ラジオであり、レコードであり、読書であった。これらマス・メディアを媒介とする大衆娯楽は、都市化・産業化の進展を背景に1920年代に出現した。 受け手はサラリーマンなど当時勃興した都市部の新中間層が核となっていたが、次第に地方やより低い階層へも人気を拡大していった。 たとえば映画館は、日中戦争開戦前年の1936年時点で全国に1600超あり、映画館入場者数は2億人を超え、国民1人あたり年間鑑賞回数は3回強だったという(

    戦時下に、娯楽の検閲官は一体何をしていたか?知られざる権力の実態(金子 龍司)
    hharunaga
    hharunaga 2021/07/07
    「当局は、初めから娯楽については社会的影響力の多いものから重点的に取り締まる方針を取っていた。…社会的影響力の大きさを示す指標が、一般市民層からの投書だった」