朝日新聞デジタル：（クロスレビュー）安倍首相のフェイスブック - カルチャー
荻上チキさん平田オリザさん 安倍晋三首相のフェイスブックが人気だ。「これからミャンマーに行ってきます」と妻・昭恵さんとのツーショット写真を載せる一方、各国首脳との会談や、国内遊説で握手攻めにされる写真などが載る。フォロワーが３７万人を超える一方、攻撃的な発言への批判も出ている。首相のメディアとしてどう評価するのか。ネットに詳しい評論家・荻上チキさんら４人に聞いた。（構成＝赤田康和） ■ネット共同体づくりで成功 荻上チキ（評論家） 後援会組織という共同体から政界に送り込まれた保守層のプリンスである安倍さんは、フェイスブックにも共同体をつくるのに成功した。手法に限って評価すれば、日本の政治家では最も巧みにソーシャルメディアを使っている。 橋下徹・大阪市長は、ツイッターで、いわば人が集まる広場で他人にけんかをふっかけ、俺は強いんだぞと主張。対して安倍さんは権力階級の中にいる人間の戦い方だ。
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