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被言及に関するhhasegawaのブックマーク (25)

  • 圓應寺(円応寺)による当ブログ記事の剽窃について|髙橋優

    平素より、当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。 今般、福岡県に所在する浄土宗の寺院・圓應寺(福岡市中央区大手門3-1-7)による当ブログ記事の剽窃が発覚しましたので、ご報告いたします。 圓應寺は「鬼の節分会」と題した記事(2024年2月1日最終更新)のなかで、「世のなかに、鬼の族(うから)は多けれど 、人にましてぞ、鬼なるはなき」という見出しを使用していますが(Web魚拓はこちら)、この一節は当ブログ記事に掲載したソポクレース『アンティゴネー』の訳文と完全に一致しています。該当記事は「『鬼滅の刃』鼎談企画 歴史編(今井宏昌×嶋理人×髙橋優):戦間期の純情な感情」(2021年2月8日公開)、および「『鬼滅の刃』鼎談企画 文学・思想編(長谷川晴生×藤崎剛人×髙橋優):文化の旅へ急がず焦らず参ろうか」(2021年3月15日公開)の二つの鼎談記事です。 この五・七・五・七・七で構成さ

    圓應寺(円応寺)による当ブログ記事の剽窃について|髙橋優
    hhasegawa
    hhasegawa 2024/02/27
    ご報告が遅れて恐縮ながら、前に触れた(https://bit.ly/49rFiRj)下記の件については、適切にご対応いただけた由。note運営者の@iovistakahasius氏に感謝を申し上げる。
  • 『ウマ娘 プリティーダービー』鼎談企画(おすぎ十郎太×夏葉薫×髙橋優):空と地面は遠く 人と馬は近く|髙橋優

    はじめに 人はじつに、自分が馬であり、自分が自分の調教師であり厩務員であり、そして騎手でもある。自分の心身のほんとうの状態ほど、当人にとって知りにくいものはない。「馬体」は絶好調のはずなのに、いざ勝負所で、押しても叩いても動かないことがある。道中折り合って、直線の追い出しも間違いはなかったのに、ゴールでかならず、測ったように、わずかに差されるとか、届かないとか、そんなことが続く。そのうちに掲示板どころか、一ケタの着順にも入らなくなる。 (古井由吉『こんな日もある 競馬徒然草』講談社、2021年、239-240頁;初出は『優駿』2007年6月号) このたび、競馬と声優をこよなく愛するライターの二人を招いて、話題沸騰中の『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、『ウマ娘』)に関するオンライン鼎談を実施した。 スペシャルウィーク、サイレンススズカ、トウカイテイオー、メジロマックイーンなど、実在の競走

    『ウマ娘 プリティーダービー』鼎談企画(おすぎ十郎太×夏葉薫×髙橋優):空と地面は遠く 人と馬は近く|髙橋優
    hhasegawa
    hhasegawa 2021/05/31
    「馬を女性として表象することに危ういものがないとは言い切れない」「『馬と称してエッチなお姉ちゃんを走らせる闇金持ちの闇遊戯のコスチューム』と言われたら、すごくしっくりくる」実に本質的な概括といえよう。
  • TVアニメ『回復術士のやり直し』が提示する凌辱のアイロニー:暴虐の彼方に広がる普遍性を求めて|髙橋優

    はじめに もしサドが十八世紀に生れなかったならば――つまり信仰がもっとも俗的なものに覆われ、無力な形式と堕した時代に生れなかったならば、サドは基督者であったかもしれぬ。なぜならば後年、彼が探求したものの一つは肉慾と悪を通しての永遠だったからである。サドの魂はたえず、しびれるような魂の陶酔と、この陶酔が永遠にいわゆる神への没入の中に続くことをねがっていた。もし永遠と陶酔が基督教の中に発見されていたならば、彼は烈しい信仰者となったかもしれぬ。 (遠藤周作「サド伝」『遠藤周作文学全集 第十一巻 評伝Ⅱ』新潮社、2000年、12頁) 「問題作が宣戦布告!? 最強ヒーラーの復讐譚が禁断のTVアニメ化!」 2021年3月に放送が終了したTVアニメ『回復術士のやり直し』の公式ツイッターアカウントはこのように喧伝していた。作は「復讐」と称した露悪的な暴力・凌辱描写を前面に打ち出した作品となっており、地上

    TVアニメ『回復術士のやり直し』が提示する凌辱のアイロニー:暴虐の彼方に広がる普遍性を求めて|髙橋優
    hhasegawa
    hhasegawa 2021/05/03
    「サディスムなる状態は無信仰者の魂においては起り得ない」というユイスマンス『さかしま』の洞察から出発し、漫然と悪趣味な凌辱ポルノと思われている『回復術士のやり直し』に「普遍性」への回路を見いだす論考。
  • 私は如何にしてソシャゲを辞めたか ゲーム的マラリア療法 | 筆不精者の雑彙

    かつてはゲーム依存といえば、オンラインゲームに何日もログインしっぱなし、トイレにも行かずペットボトルに排尿、みたいなのが典型でしたが、スマートフォンの普及とそれを主たるプラットフォームにした「ソシャゲ」の急激な興隆は、ゲーム依存の形を大きく変え、いわゆる「ガチャ」を回すのに何十万もつぎ込んでしまう、といった問題が表面化しています。ソシャゲは何時間もぶっ続けでやることは必ずしもないかもしれませんが(イベントの時には「走る」人も結構いるでしょうが……)、毎日定期的にログインし、ちょっと手が空けばすぐスマホをいじってやってしまう、そしてガチャを回してしまう、と生活の隙間に浸透していき、やがて生活の方を圧迫していく、そんな問題を引き起こしています。 去年の記事でも書いたのですが、ソシャゲのガチャで何十万も費やすのは、決してゲーマーとしても賢い消費行動とは考えられないにもかかわらず、SNSではガチャ

    私は如何にしてソシャゲを辞めたか ゲーム的マラリア療法 | 筆不精者の雑彙
    hhasegawa
    hhasegawa 2021/04/22
    ソーシャルゲームをやめて金と時間を自己投資するよう勧める凡百の「ソシャゲのやめ方」に疑義を呈し、むしろ重厚な買い切り型ゲームに徹底してハマればソシャゲがアホらしくなるのでは、と実体験交じりに説く記事。
  • ドイツも苦しむ極右監視と人権のジレンマ

    <国内情報機関の連邦憲法擁護庁は極右AfDを監視対象としたが、裁判所に監視を差し止められた。逆にAfDに勢いをつけてしまった可能性もある> ドイツの政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、連邦憲法擁護庁の監視対象となったことが3月3日わかった。憲法擁護庁は反憲法活動を監視する国内情報機関で、ネオナチや極左活動、近年ではイスラム過激派などを主なターゲットとしている。監視対象には盗聴などを含めた調査が可能になる。AfDの党全体が連邦レベルでの監視対象となったのは、今回が初めてだ。 AfDはテューリンゲン州など3州で既に監視対象となっている。また2019年初めには、党内極右組織「翼」が連邦レベルでの監視対象となった。それに対してAfDは2020年4月に「翼」を解散させるなどの対応を行なった。現在の共同党首の一人イェルク・モイテンは比較的穏健派であり、党のイメージ改善に努めてきた。しかし党の極右

    ドイツも苦しむ極右監視と人権のジレンマ
    hhasegawa
    hhasegawa 2021/03/09
    ドイツ憲法擁護庁がAfDを監視対象としたが裁判所に保留された一件の解説。参考文献に挙げられたフォルカー・ヴァイス『ドイツの新右翼』(新泉社)はこちら(https://amzn.to/3esTOi5)。
  • 【同人誌旧稿再録】いわゆる痴呆の芸術について~「加奈」評論~ | 筆不精者の雑彙

    最近ちょっとツイッターで炎上したことがあって、その件とそれにまつわる分析は後日書くことにしますが(いろいろ用事があって忙しいので)、それに関連して畏友の長谷川晴生氏が、私が20年近くも前に(!)同人誌に書き、その後サイトに転載したものの、サイト消滅でお蔵入りになっていた旧稿の議論がそれに関係する視点を提供しているのではと指摘され、さてこそ炎上に追加燃料として、ここに復活させてみました。 もっとも当は、従前同様にサイト(何年も放置しっぱなしですが……)に再掲したかったのですが、html の書き方だの FTP のやり方だのをすっかり忘れているため、サイトに再掲するのは時間がかかると判断し、とりあえずブログに載せることにしました。書き方ややり方を思い出したらサイトへ移行させようと思いますが、まあ春学期終了後以降ですね。 はじめに(2006.10.9.) 稿の初出は、電波サークル「原辰徳新監督

    【同人誌旧稿再録】いわゆる痴呆の芸術について~「加奈」評論~ | 筆不精者の雑彙
    hhasegawa
    hhasegawa 2020/07/13
    『加奈~いもうと~』をダシに、谷崎「いはゆる痴呆の芸術について」の文楽論からオタク文化への向き合い方を考える2001年の文章。過去ツイート(https://bit.ly/3ejZCq7)で触れたもの。
  • 異形とポリティカル・コレクトネス(1):綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』について - 蛮族の本懐

    はじめに 批評家・綿野恵太の挑戦と限界 最近、人の薦めで綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社、2019年)と治部れんげ『炎上しない企業情報発信:ジェンダーはビジネスの新教養である』(日経済新聞出版社、2018年)を読んだ。 治部の啓蒙書は会社の上司に薦められて読んだのだが、残念ながらそれほど面白いではなかった。ルミネ、資生堂、キリンビバレッジ、サントリー、宮城県、ユニ・チャームなど、近年の日国内における「ジェンダー炎上」の事例およびその問題点が簡潔に整理されており、海外の「ジェンダー炎上」事例も何例か紹介されているため、informativeではあったが、いかんせん筆致が退屈で刺激に欠けた。綿野の話題書を副読として、物足りなかった点、注意を要する点を指摘しておきたい。(以下、赤字は引用箇所を示す) 第一に、治部は「『女性に関する表現は男性の自分には発言資格がな

    異形とポリティカル・コレクトネス(1):綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』について - 蛮族の本懐
    hhasegawa
    hhasegawa 2019/09/17
    『「差別はいけない」とみんないうけれど。』の書評など。「天皇制のifとして、明治天皇の玄孫、『金ねンだわ』の王子、そして『一條家の末裔』にして『メディアと最高裁の支配層』を観察することは学びが大きい」
  • 言説の土壌 - 過ぎ去ろうとしない過去

    「安倍政権を倒したいならば、左派は経済を語れ」 これが、ネット上において国政野党に票を集めようとする運動のスローガンになって久しい。もちろん、野党が経済政策を充実させ、活発に支持を訴えることについては、大いにやればよいと思う。しかし2点ほど引っかかることはある。まず1つ目は、野党および左派はすでに経済について語っているということである。その状況についてこうしたスローガンをとなえるのは、左派は経済的に無策であるという右派・与党のプロパガンダへの加担ではないか。これは、すでに参議院選挙の1人区での一化など野党共闘が進んでいるにも関わらず「野党はバラバラ」だと批判する野党支持者にもいえる。 2つ目は、そもそも与党も経済を語ってはいないのではないか、ということである。与党は、財界や資産家や投資家を喜ばせるような政策について語っている。しかしそれは経済を語っていることにはならない。2012年の政権

    言説の土壌 - 過ぎ去ろうとしない過去
    hhasegawa
    hhasegawa 2019/06/18
    左派は短絡的な支持の獲得に躍起になるより「陣地戦(グラムシ)」=「メタ政治(欧州新右翼)」に学んで有利な政治的土壌を長いスパンで醸成せよ、という議論。付言すれば、日本会議の成功要因もそこにあったはず。
  • 「普遍主義」における「内戦」――安心平和な公共圏への自壊――|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

    近年の汎ヨーロッパ規模の「反動」的傾向を追いながら、それを第二次大戦前からの歴史的射程のなかで捉え直すフォルカー・ヴァイス『ドイツの新右翼』(新泉社・2018)を読めば、これを参照し舞台を日に移した仕事の必要性を思うが、それは欄の性格と異なるので、筆者の見解もまじえ書を敷衍しつつ、別のことを論じたい。 「夕べの国」とそのライヒReich概念は、現在ヨーロッパの新右翼が「大空位時代」なる現状認識とともにその克服のため大いに依拠するところとなった。ギリシャとローマの遺産を継承防衛する、民族及び文化的「伝統」をそなえた「夕べの国」にアイデンティティを賭けるため、新右翼はこれを脅かす時々の「異物」の排外に努め、またアメリカ文化をも唾棄している。 故郷を遠く離れた移民が同化せず特殊な文化を濃厚に保持しているのを、出自の土地から離れてもいないのに自文化を見失い「伝統」の復興を唱える新右翼は嫉妬交

    「普遍主義」における「内戦」――安心平和な公共圏への自壊――|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
    hhasegawa
    hhasegawa 2019/03/03
    『週刊読書人』に『ドイツの新右翼』に触発された時評が掲載されている(長濱一眞氏)。「『普遍主義』が資本の文明化作用と不可分離」なのは真実であり、左翼も一方では「ポリコレ」準拠だけではすまないのである。
  • 大物YouTuber“Syamu_game”の軌跡を辿る旅(2):二色の浜公園 - 蛮族の本懐

    前回のおさらい 連載を最初から読みたい方は以下のリンクからどうぞ。 rasiel9713.hatenablog.com 2018年10月6日(土)から10月8日(月・祝)にかけて、Wake Up, Girls! FINAL LIVE TOUR -HOME- Part II: FANTASIA・大阪公演の合間を縫って、伝説の大物YouTuber “Syamu_game”の聖地巡礼に行ってきた。エントリでは、2日目昼公演の前に訪れた二色の浜公園の様子をお届けする。 前回のおさらい 二色浜駅から二色の浜公園へ 二色の浜公園 中央エリア ちょっと寄り道 ~スーパーセンタートライアル 二色浜店~ 二色の浜公園 スポーツエリア附近 Appendix 関連動画 二色浜駅から二色の浜公園へ 2018年10月7日(日)も、朝から太陽が照りつける晴天だった。貝塚駅の一駅南に位置する二色浜駅で降車。時刻は8

    大物YouTuber“Syamu_game”の軌跡を辿る旅(2):二色の浜公園 - 蛮族の本懐
    hhasegawa
    hhasegawa 2019/02/14
    赤字による追記部分については、引用された自ツイートに加えるところはない。本題とはずれるが、ここで言及されている三人はすべて同じ年の早生まれ(しかも二人は大学も同じ)であり、自嘲も込めて同世代感を抱く。
  • 『問いと答え』を探して

    hhasegawa @hhasegawa 『問いと答え』発売とカバー写真採用記念(twitter.com/hhasegawa/stat…)に、トートナウベルク訪問を、例によって画像まじりで振り返ってみたい。ただし、残念なことにカメラ紛失中であったため撮影はiPhoneになる。まずは電車でフライブルクから東(ドナウエッシンゲン方面)に3駅のキルヒツァルテンへ。 pic.twitter.com/4dt59iMJ9f 2017-11-22 06:32:26 hhasegawa @hhasegawa @eksistenz (承前)「訳す『など』」と書いたのは、それ以外にもカバー写真の提供をしているためです(そで右下、帯裏を参照)。別にカメラの腕が認められたわけではなく、たまたま近くに留学していた聖地巡礼厨がトートナウベルクを訪れたことがあり「個人撮影」していたからでした。 / amazon.co.

    『問いと答え』を探して
    hhasegawa
    hhasegawa 2017/11/26
    『問いと答え:ハイデガーについて』(http://amzn.to/2AbDAnf) の販促の意味も込め、トートナウベルク訪問記連続ツイートをまとめていただきました(表紙に使われた写真は入れていません)。
  • 「集えっ、108星!」ネット論客108星爆誕

    こぐま @qua_gma 「ネット論客108星」というアカウントにフォローされた。もうその名前だけでお腹いっぱいなところ、フォロー欄覗いてみると、青識亜論、借金玉、ぱんなこったそ、白饅頭(テラケイ)、きくまこ、dada、砂鉄等などが居並んでおり、ますます御免被るなと思ってブロックしました。 2017-05-30 23:31:51 西島靖人 @bqw571 少し考えましたが、やはり気軽にフォローしていく事にしました。「ネット論客」に括られたくない方はどうぞご自由にブロックして下さい。良きネットライフを。 2017-05-30 23:32:03

    「集えっ、108星!」ネット論客108星爆誕
    hhasegawa
    hhasegawa 2017/06/01
    すでに消滅している模様。少し前に確認したら、相互フォロー=リアル知人が3人いた。にしても、実動は日本時間早朝のみ、8年でツイート数4000、フォロワー1800という弱小が入れられていたのはなにゆえか。
  • 「電車内の化粧」の歴史をたどる、「礼儀」を重んじる国 - ネットロアをめぐる冒険

    さて、流れのはやいネットの中ではもはや旧聞に属するのでしょうが、東急の電車マナーの標語が話題になりました。 nlab.itmedia.co.jp 東急電鉄の広告(およびCM)で、「都会の女はみんなキレイだ。でも時々、みっともないんだ」というコピーと、実際に車内で化粧をする女性の写真をのっけています。まー、この1週間ほどの間に、当にいろいろな賛否両論があったかと思います。 その中で、私が気になったのは、谷崎の『細雪』の中に、既に電車で化粧をする場面が出てくるというものです。 たまに指摘されるように、『細雪』冒頭では、電車のなかで化粧する行為は昭和十年前後の日常風景の一つに過ぎず、別に無作法なものであると描写されていたわけではなかった。となると「車内で化粧」を特に倫理的に指弾するような言説が登場したのはむしろ最近のことではないか、という疑問が生起する。 — hhasegawa (@hhase

    「電車内の化粧」の歴史をたどる、「礼儀」を重んじる国 - ネットロアをめぐる冒険
    hhasegawa
    hhasegawa 2016/11/05
    『細雪』に触れた拙ツイート(http://bit.ly/2fnNJ6h)を起点に「電車内で化粧」言説史を調べられた方が。文学作品は意外に歴史研究の手がかりになるので、歴史家こそ読もう(手前味噌)。
  • ミソジニーとオタクに関する補遺(『日本会議の研究』感想おまけ) | 筆不精者の雑彙

    記事は、当ブログの前記事「『日会議の研究』を読んで、ミソジニーオタクについて考える」の補足に当たりますので、そちらを読んでからお読みください。 先の記事は、『日会議の研究』著者の菅野完氏の目にも留まったようで、当ブログとしては大変多くの方にお読みいただきました。それだけに反響も該記事のコメント欄にとどまらず、ツイッターやはてなブックマークにも相当件数の声が見受けられました。まことにありがたいこととは思いますが、いささか前記事が説明不足であったかと思わせられるようなところもあり、記事を補足として執筆する次第です。 前記事の曖昧なところはまず、「オタク」の定義でありました。文中である程度説明はしてあったつもりなのですが、分かりにくかったことは否めませんで、さてこそ「オタクミソジニーと決めつけるな!」といった声が一定数見られた所以かと思います。これは時期によって「オタク」の定義が変化

    ミソジニーとオタクに関する補遺(『日本会議の研究』感想おまけ) | 筆不精者の雑彙
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    hhasegawa 2016/07/26
    「ドイツオタク...もとい思想研究者の長谷川氏」と呼んでいただくには、同国への関心と知識があまりにも偏っているような。思想史研究も文学ベースなので、最近では古典的な「ゲルマニスト」に接近している気が。
  • 北村紗衣編『共感覚から見えるもの−アートと科学を彩る五感の世界』刊行! - Commentarius Saevus

    北村紗衣編『共感覚から見えるもの−アートと科学を彩る五感の世界』(勉誠出版、2016)がとうとう刊行されました! 勉誠出版のサイトはこちら。 共感覚はひとつの刺激から二つ以上の感覚が発生する現象です。たとえば音に色が見えるとか、言葉に味がするとかです。生まれつきこういう感覚システムを持っている人がおり、私は文字に色が見える共感覚者です。たぶんこのブログを読んでいる人にもそこそこの数はいるんじゃないかなと思います。医学的な現象でオカルトとか超能力とは一切関係ありません。そんなに日常的に困ることはないですが、たまに共感覚のせいでちょっと混乱するというようなこともないわけではありません。 序論は共感覚についての研究史で、私が人文・芸術分野における共感覚のとらえ方の変化を書いております(これはほぼ『共感覚の地平』のアップデート版なんで、そんなに新鮮味は無いです)。科学研究についてもう一序論があり

    北村紗衣編『共感覚から見えるもの−アートと科学を彩る五感の世界』刊行! - Commentarius Saevus
    hhasegawa
    hhasegawa 2016/05/13
    かつてロンドンでしたユンガーと共感覚についての雑談から、声をおかけいただいたと認識している。拙論はその会話で出たほかの疑問(http://bit.ly/1T65Ybyなど)にも対応している、はず?
  • 留学報告・相談会のお知らせ - 駒場ドイツ文学・ドイツ思想研究会

    急な告知になり、申し訳ございません。 3月31日に、第五回駒場ドイツ語研究会主催の、留学報告・相談会を行います。 日時→2016年3月31日、17:00~ 場所→18号館、コラボレーションルーム1 (地図は 東京大学 [駒場キャンパスマップ(18号館)] をご覧ください。こちらの4階にコラボレーションルームはございます。) ドイツ語圏の大学に留学していた大学院生による、留学生活の紹介と留学中の研究発表を行います。 留学の時の申請手続きなど、実用的な内容についてもお話しいたします。 また、発表後、留学を考えている学生からの相談にのる時間も設けております。 閉会後は懇親会も予定しております。 留学報告・相談会への参加は申し込み不要です。皆さまふるってご参加ください。

    留学報告・相談会のお知らせ - 駒場ドイツ文学・ドイツ思想研究会
    hhasegawa
    hhasegawa 2016/04/01
    ほぼ内輪の催しゆえ告知しなかったものの、こちらの企画に携わっていた。蓋を開けてみたら、変更点も多々あれど、基本的には留学前の自分が知りたかった情報が続出し感嘆した。参加者にとって得るものがあれば幸い。
  • ラビットハウスを探して

    2023/12/20】【更新】まとめ作成時のツイートの取得や投稿にエラーが表示される場合がありましたが、現在復旧しており正常にご利用いただけます。ご迷惑おかけいたしました。

    ラビットハウスを探して
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    hhasegawa 2015/11/10
    先日のコルマール訪問の連続ツイートをまとめていただきました。ついでにいえば、木組みの家と石畳の風景自体はバーデン・エルザスの独仏国境地帯に遍在し、実はフライブルク周辺などドイツ側でもお目にかかれます。
  • kinoko2002 - FC2 BLOG パスワード認証

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    hhasegawa 2014/10/16
    「ハセガワはISIS擁護」従前の発言のどこをどう読めばそう解釈できるのか? いったんは相手の話を内在的に再構成して理解することを徹底して心がけているにすぎないのだが。さもなくば思想史研究などできない。
  • 表象文化論学会ニューズレター〈REPRE〉:新刊紹介:『陶酔とテクノロジーの美学 ドイツ文化の諸相 1900-1933』

    高橋宗五、田中純、長木誠司(分担執筆)、長谷川晴生(訳) 竹峰義和(共編) 『陶酔とテクノロジーの美学 ドイツ文化の諸相 1900-1933』 青弓社、2014年6月 有機的全体性と一体化することがもたらす熱狂的な陶酔と、テクノロジーによってすべてを合理的に統御しようとする冷徹な志向。たがいに相反する両ベクトルのあいだの弁証法的葛藤という観点を軸に、世紀転換期からヴァイマール時代をへて、ナチス体制へといたるドイツの社会と文化を多角的に考察するというのが、この論集の企図である。 そこでは、文学(ホーフマンスタール、ベン、デーブリーン)、音楽音楽論(シェーンベルク、P・ベッカー)、演劇(ラインハルト)、映画(『カリガリ博士』、『メトロポリス』)といった芸術ジャンルや表現メディアだけでなく、哲学(ベンヤミン、ブロッホ、ヴァールブルク)、心理学(フロイト、フィレンツィ)、さらには政治運動(ナチズ

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    hhasegawa 2014/10/09
    表象文化論学会ニューズレターに『陶酔とテクノロジーの美学:ドイツ文化の諸相1900-1933』(http://amzn.to/1BVjiGX)の新刊紹介掲載。技術と動員が話題になっていた機会にブクマ。
  • 作品と声優、声優と声ヲタ――その補遺 - 蛇足頭脳流出

    こんにちは。先日のエントリがはてなブックマークで42usersに到達し、若干の反響に驚いております(2014年1月4日0:34現在)。当該エントリで言及した方々から何点かコメントをいただきましたので、ログが流れてしまう前にまとめておこうと思います。 また、ブックマークコメントを眺めていたところ、アブストラクトがなくて読みにくい(端的に言えば長い)との苦言が呈されておりました。確かに、読者をどちらの方向へ導いていくのかはっきりしない文章は得体が知れず、読者を不安へと誘うことは否めません。私もこの点重々承知しておりますので、学術論文やレポートを執筆する折には、配慮のうえ文章構成を考えますが、『声ヲタグランプリ』やこのブログにおいて、そうしたスタイルを貫徹するのは却って寒い結果を招くと思っています。従って、日語の悪い癖に準じて、思いの丈を縷々段階的に述べていくというスタイルを取らせていただいて

    作品と声優、声優と声ヲタ――その補遺 - 蛇足頭脳流出
    hhasegawa
    hhasegawa 2014/01/04
    『法存立の歴史的基盤』の著者の心中を忖度すれば、究極的にはローマ喜劇が推薦されそう。『守銭奴』の典拠はプラウトゥス『黄金の壺』でしたっけ。なお、人文学論文の要旨は別頁に本論と別言語で置くのが通例では。