Change Data Capture (CDC) は、データベースで発生した変更をキャプチャーして別のシステムに伝播させ、応答できるようにする仕組みです。CDC を利用することで、テーブルの更新をポーリングするバッチ処理などを作り込まずに、イベントドリブンな応答処理を実装できます。CDC はイベントソーシングと並んで分散システムをリアクティブに連携させるためのソリューションとして位置付けられます。[1] Amazon DynamoDB や Azure CosmosDB などのマネージドサービスでは、変更イベントを通知する仕組みを備えているものがあります。Debezium を使うと、MySQL や PostgreSQL などオンプレミス環境で広く使われている DBMS でも CDC を利用できます。 この記事では Debezium の概要を簡単に説明し、PostgreSQL と Debez