3年ほど前に日本から来た知人たちのツアーのお供をしてとある村の公立中学校訪問をしたことがある。それまで、村人たちとのやりとりのスワヒリ語で仲介のお手伝いをしたりしていたのだけど、中学校の授業用語は英語である。試験準備期間とかでその日学校にいたのは2年生と4年生だった。ならば、英語のやり取りでいけるだろうと思い、英語の流暢なツアーメンバーたちがいたので、教室で中学生たちと彼らがやりとりしているとき、わたしは隅の椅子に座って、のんびりまったりしていた。 でも、しばらくしたら、そのやりとりを見ていたその中学校の先生がわたしのところにきて「生徒たちは英語だとついていけないところがあるから、あなたがスワヒリ語で仲介してくれないか」と言うのだ。えええ、せっかくのんびりしてたのに。中学生は英語で勉強しているんでしょう。そんなに難しい話していたわけでもなさそうなのに~。 現在のタンザニアの義務教育は、小学
![スワヒリ語がたいへんな教育状況を救える?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bf33f989c26c1f0ce454a40f5e0188e7a1f155d9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fasatanza.up.seesaa.net%2F01982727N000000008%2F142996207431870803179_watotoshule1.jpg)