概要 研究の目的 企業内プロフェッショナル人材の基礎研究として、今後の育成・キャリア支援に役立てることを目的とする。 研究の方法 文献調査とインタビュー調査 主な事実発見 20世紀以降、伝統的プロフェッショナルの要件に必ずしも合致しない新興プロフェッショナルが拡大するとともに、プロフェッショナルの企業・組織への取り込み・内部化が進展してきた。こうした企業・組織で活躍するプロフェッショナルが「企業内プロフェッショナル」である。 本研究では、宮下(2001)の組織内プロフェッショナルの定義を土台にして、改めて企業内プロフェッショナルの特徴を次のように整理した。 <企業内プロフェッショナルの特徴> 組織成員性:企業・組織の一員として活動するものであること。 一定の職務自律性:仕事と組織のどちらにもコミットメントし、一般的組織人に比べ職務の自律性が高いこと(ただし、伝統的プロフェッショナルには劣る