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講師:羽田 貴史(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 教授) ※ 申込み多数のため参加申込みを終了いたしました。 【趣旨】 日本の高等教育を,どのように望ましい姿に変え,個人・社会と人類社会に貢献する役割を果たすようにするかは,大学管理者・教職員はじめ大学人はもちろん,政治・経済・文化界といった大状況だけでなく,私たち個人や家族も含めた日本国民すべての課題である。しかし,様々な利害を調整してあるべき姿を追求する高等教育政策は,規制緩和を旗印にしたこの20年間混迷を深めてきた。そればかりか,経済再生ができないのも大学教育が悪いから,大学が悪いのは,企業的経営を採用しない大学人が悪いから,と他者を論難すれば自分が正当であるかのような大学叩きも止むことがない。そんなに経営主義が立派なら,日本の企業ももっと業績があがりそうなものだが。本セミナーでは,戦後70年を踏まえて,規制緩和以降の20年間の
大学グルメ・東京大学 東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)の観光名所でもある赤門をくぐり、イチョウ並木を通り抜けて右へ進むと、壁に「医学部教育研究棟」と表示された建物があります。 白衣を着た人たちが出入りする姿が目に入り、やや緊張しながら歩を進めます。エレベーター内の各階を説明する表示板には「細胞情報学」「細胞分子生理学」「分子予防医学」といった専門分野がずらり。一般の我々にとっては少しなじみが薄い名前ばかりで、最先端の医学がここで研究されているのだろうかと想像が膨らみます。 13階の表示を見ると「リピドミクス社会連携講座」「公共健康医学専攻講義室」の隣に、「カポ ペリカーノ」の文字が。ここが、目指すレストランです。 まるでおしゃれな隠れ家 研究棟の中で、まるで隠れ家のように営業しているイタリア料理店。ランチタイムには、おしゃべりを楽しみながら食事をする女性客が目立ちます。東大構内の研究
トップ Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2018年1月11日 No.3345 第4次産業革命時代を生きるために必要なスキル Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2018年1月11日 No.3345 第4次産業革命時代を生きるために必要なスキル -シュライヒャーOECD教育・スキル局長に聞く/教育問題委員会企画部会 経団連の教育問題委員会企画部会(三宅龍哉部会長)は11月27日、東京・大手町の経団連会館で会合を開催し、OECDのアンドレアス・シュライヒャー教育・スキル局長から「OECD Skills Outlook 2017」に基づき、第4次産業革命時代を生きるために必要なスキルについて説明を聞くとともに意見交換を行った。説明の概要は次のとおり。 ■ グローバル化の時代を生き抜くために必要なスキル グローバル化の進展により、産業構造が大きく変化しつつある。先進国では、「生
政府は、平成26年3月に閣議決定した「公的統計の整備に関する基本的な計画」について、「統計改革の基本方針」や社会経済情勢の変化等を踏まえた変更の検討を進めています。同計画を変更するに当たり、国民の皆様の声を適切に反映したものとなるよう、広く国民の皆様から意見を募集します。 統計法(平成19年法律第53号。以下「法」という。)第4条の規定に基づき、政府は、公的統計の整備に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、「公的統計の整備に関する基本的な計画」(以下「基本計画」という。)を定めるとともに、統計をめぐる社会経済情勢の変化を勘案し、及び公的統計の整備に関する施策の効果に関する評価を踏まえ、おおむね5年ごとに、基本計画を変更するものとされています。 現行の基本計画は、平成26年度から5年間に講ずる具体的施策を取りまとめたものですが、「統計改革の基本方針」(平成28年12月21日経済財政諮
日本の研究力に黄信号がともっている。ノーベル賞の自然科学分野での日本の受賞者(米国籍を含む)は2000年以降、17人を数え、欧米諸国と肩を並べたかのように見える。だが、日本発の論文数は減り、学生にとって「研究者」は魅力的な進路でなくなっているのが実情だ。科学技術立国・日本の復活には何が必要か。 「選択と集中」による弊害 小林信一・科学技術政策アナリスト 「日本の研究力低下」は今に始まった指摘ではない。10年以上前から「かなり危ない」と言われ続けてきた。発表された研究論文数や、引用される論文数といった各種指標で日本のピークは1997年前後だった。その後、中国が急激に伸び、主要な欧米諸国も指標がそれほどには落ちない中、日本だけがずるずると落ちていった。 つまり、日本は20年間手を打たなかった、あるいは何か失敗があったということだ。「失われた20年」の間に何があったか。皮肉にも、日本の科学技術政
今日は、僕の研究領域に狭く限って考えます。 研究には「明らかにする系」の研究と「調べてみた系」の2種類の研究があります。 「明らかにする系」とは、いわゆる「調査研究」をおもいおこせばよろしいのかな、と思います。 何か、現在の現場で、わからないことがあって、それを科学的だと思われる手続きで調査を行い、分析をして、「明らかにしてみた」。これが「明らかにする系」です。 もうひとつは「調べてみた系」です。 こちらは、いわゆる「事例研究」や「歴史研究」を想起なさるとよろしいのかなと思います。何か調べるに値する「事例」や「事象」が過去に存在し、それに関する資料を収集し、調べてみる。これが「調べてみた系」です。 両者ともに、研究としての価値が高いものは存在し、興味をそそる知見も多数生まれています。これらを、さして、わける意味もないのかなと思いましたが、敢えて二つのわけるとすれば、このような分け方も可能か
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