大学教育のあり方などについて議論する大学改革シンポジウム「改革へのリーダーシップ」(日本経済新聞社主催)が30日、東京都内のJPタワーホールで開かれ、大学関係者ら約480人が参加した。2012年から東京工業大学の学長として大学改革に取り組んだ三島良直氏は基調講演で、「講義内容などを見直し、世界トップ級の大学と単位の互換ができるよう体制を構築している」と述べた。一連の改革で「2030年に研究大学
欧州において、初期職業教育訓練(IVET)及び継続職業教育訓練(CVET)の導入が急速に進むなか、高度職業教育訓練(HiVET: Higher Vocational Education and Training)、すなわち欧州資格枠組み(EQF)のレベル5~8に該当する資格に繋がるVETはまだ発展段階にある。 その一方で、欧州職業訓練開発センター(Cedefop)によると、昨今のテクノロジーの急速な進歩やデジタル化等により、2025年までに欧州連合(EU)における雇用の46%は高い資格水準が求められるようになると予測されている。 こうした状況から、高度職業教育訓練の促進のためのエラスムス+プログラムのプロジェクトが進められ、その成果として「European Guidelines on Quality Assurance in Higher VET(欧州における高度職業教育訓練の質保証ガイド
2017年12月1日、米国下院にて、下院教育労働委員会の議長であるVirginia Foxx氏ら共和党議員は、高等教育法の再授権※1に向けた「教育改革を通じた機会、成果、成功の促進法案」(以下、プロスパー法案)を提出した。なお、前回の高等教育法の再授権は2008年になされた。プロスパー法案には民主党からの意見は反映されておらず、今回の法案の提出は、これから始まる長い審議の第1歩目といえる。 1.規制緩和をめざす、高等教育法の再授権 高等教育法は連邦奨学金制度やアクレディテーションに係る規則を含んでおり、その再授権は、学生が就学する上でどれだけ学費を負担することになるか、また大学がどのように評価されるかについて大きく影響を与える。 プロスパー法案には、連邦奨学金プログラムの簡素化、プログラムの情報提供に係る規制(Gainful Employment Disclosure)※2等の廃止、学生の
人事評価や採用、育成など、人事関連の業務を改善するHR(Human Resource)テクノロジーに注目が集まっている。2017年はビジネスSNSや採用、人事評価のプラットフォームを提供するスタートアップのIPOや大規模資金調達が続き、その躍進を印象付けた。 なぜ今、HRテックが注目されているのか。HRテックの導入で働き方は本当に変わるのか。慶應義塾大学大学院経営管理研究科・岩本隆特任教授は、HRテックによって、会社員もプロスポーツ選手のようにデータに基づいた評価が進み、企業と社員の関係性も変化していくと見る。 ──HRテックのスタートアップがかなり増えています。日本のHRテックの特徴はありますか。 日本はHRテックのスタートアップが成長をしていますが、欧米ではSAPやオラクル、ワークデイなど10社で市場の約半分を占めている状況です。欧米の大手は(採用、育成、定着など)様々な分野を連携させ
《2017年4月にパナソニックのbツーb(企業間)事業を主に担当するコネクテッドソリューションズの社長に迎え入れられた樋口泰行専務執行役員。ヒューレット・パッカード、ダイエー、日本マイクロソフトの社長を務めた「プロ経営者」を代表する一人だ。そんな樋口氏は大学卒業後、松下電器産業(現パナソニック)に入社。溶接機の製造販売事業、IBMの業務用コンピューターのOEM(相手先ブランド)生産を手がける部署を経験した後、1989年にハーバード・ビジネススクールに留学する》 MBAと聞いてもピンと来なかった 元々、技術留学志望だった。ところが、当時の上司が私に勧めたのはMBA(経営学修士)。当時は、まだMBAはポピュラーではなく、「理系は理系、文系は文系」と完全に分けられていた時代だ。正直、その場ではMBAと聞いてもピンと来なかった。 授業の成績は相対評価で下され、最低評価が一定数に達すると、2年生に進
ここ数年でIR室を設置している大学は急増しているが、 それがあまり機能していないという声をよく聞く。 一方で認証評価が第3サイクルを迎え、 いずれの評価機関でも「内部質保証の実質化」が求められる。 内部質保証の実質化において、IR機能は要である。 「名ばかりIR」ではなく「全学で使うIR」とするために、 克服すべき課題と解決策を考えてみる。 特集PDF全体をダウンロード(5.6MB) 特集以外のPDF全体をダウンロード(1.7MB) 【特集】 Introduction PDFダウンロード(1.1MB) 2018年大学が直面する5つの課題 中村 浩二 (株)進研アド Between編集長 PDFダウンロード(686KB) 執行部の役割は? IRの動き方は? 現場の教職員は? IRの諸問題 Q&A PDFダウンロード(1.5MB) 自学に合ったIRのしくみとは? IRの多様性 清泉女子大学/國
「理論」とは何ですか? そう他人に聞かれたら、あなたは、なんと「説明」しますか? ・ ・ ・ わかっているようで、わかっていないものに「理論とは何か」ということがあります。 先だって、國分康孝氏の「カウンセリングの理論」を再読する機会がありました。この本は、國分先生が、折衷主義の立場から古今東西のカウンセリング理論を解説している名著なのですが、その一説に、「理論についての説明」がありました。 お読みいただいたらおわかりになると思いますが、とてつもなく「力強い書」です。無駄な文章は何一つなく、明晰、かつ、明瞭に文章が綴られています。そして、その中に「理論がなぜ必要か」についての説明があります。 以下、同書の記述にいくつか加筆をしつつ、理論とは何かについて、紹介しようと思います(國分「カウンセリングの理論」より下記適宜引用) 曰く、 わたしたちの世界には、まず「現象」というものがあります。 現
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く