概要 研究の目的 緊急事態宣言の実施と感染拡大が雇用の悪化に直接つながるか、大都市のある都道府県とない県の間でコロナによる雇用への影響に違いがあるかを検証する。 研究の方法 調査データの二次分析。 主な事実発見 本稿は、個人の就業形態の月次変化が把握できるパネル調査の個票データと都道府県ごとの緊急事態宣言の実施状況と感染状況の月次データを結合し、緊急事態宣言の実施と感染拡大が雇用の悪化に直接つながるかを検証した。分析では、コロナの影響の地域差に着目し、大都市のある都道府県とない県の間でコロナによる雇用への影響に違いがあるかを検証した。雇用形態によりコロナの影響に違いが生じる可能性があるかを確認するため、2020年4月1日時点に正規雇用者で且つ前々月末にも正規雇用の個人と2020年4月1日時点に非正規雇用者で且つ前々月末にも非正規雇用の個人に分けて、グループごとに推計を行った。正規雇用者であ
概要 研究の目的 この20年間の若者の働き方や意識の変化について把握し、最新の状況を位置づけること。 研究の方法 アンケート調査(住民基本台帳から無作為に抽出された東京都の若者8000人に対して郵送にて調査を依頼。回答は郵送とWEBを併用。)回収率39.5%。 主な事実発見 正社員転換者の減少 この5年間の雇用状況の良さを反映して、離学直後から正社員の者が高卒女性や中退者を除くと増加し、相対的に離学直後に正社員ではない状態の者の割合が減少した。他方で離学直後に正社員でなかった者がその後正社員に転換する割合は男性で特に減少した。 次に、非正規雇用を継続している者の職業意識をみると、やりたい仕事なら正社員でもフリーターでもこだわらないとする者や、うつや障害などで働きづらさを感じたことがあるという割合が高くなっている。また非正規雇用の中でもフリーターについては、経年的にフリーターから正社員になろ
JST(理事長 濵口 道成)は、研究成果の迅速な公開とオープンサイエンス推進のため、未発表のプレプリント(査読前論文)をオープンアクセスで公開するプレプリントサーバー「Jxiv(ジェイカイブ)」の運用を2022年3月24日(木)に開始します。 研究成果の発表形態の1つである論文は、主に査読付き学術誌(ジャーナル)から出版・公開されますが、ジャーナルの出版プロセスでは査読やリバイスに時間が必要なため、投稿から公開までに、長いと数年もかかることがあります。このことから、研究成果の早急な共有が研究コミュニティーに求められたCOVID-19を1つのきっかけとして、近年、論文をジャーナルへ投稿する前、あるいは投稿と同時にプレプリントを公開することが急増しています。しかし、日本には本格的なプレプリントサーバーが存在しないこともあり、日本からのプレプリントの公開はまだ少ないのが現状です。 そこで、JST
組織や個人の中にある知識を共有し、生み出された高度な知識を経営に生かす「ナレッジマネジメント」。1990年代に一橋大学の野中郁次郎教授(当時、現・一橋大学名誉教授)らが提唱した経営理論は、これまで多くの企業によって実践されてきた。この記事では野中教授へのインタビューや国内企業による実践例を過去記事から振り返る。 野中教授によると、組織が持つ知識には「暗黙知」と「形式知」の2種類がある。暗黙知とは個人が持つ知識やノウハウ、長年の勘などのこと。一方の形式知は言葉や図表などの形でデータ化された知識のことを指している。この暗黙知を形式知に転換して共有し、組織全体を知的に進化させることがナレッジマネジメントの基本的な考え方だ。 暗黙知から形式知への転換は「SECI(セキ)モデル」というフレームワークに基づいて行われる。SECIモデルには「共同化」「表出化」「結合化」「内面化」という4つのプロセスがあ
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