事件当日は第26回参議院議員通常選挙(2022年6月22日公示[38]・7月10日投開票[39])の選挙期間中で、安倍晋三は連日、自由民主党公認の立候補者の応援演説を行っていた[18]。 安倍は7月8日夕方に長野駅前で、長野県選挙区に立候補した自民党の新人・松山三四六の応援に入る予定であった[40][41]。ところが、6日に松山の女性問題や金銭トラブルを週刊誌2誌が電子版で記事にした[42][43]ことから、7日、応援演説を取り止めることが決まった。安倍の空いた予定を調整するために新たな応援先が検討された結果、中盤の情勢調査で立憲民主党の候補の猪奥美里や日本維新の会の候補の中川崇との接戦が報じられていた奈良県選挙区が選ばれた[44][45][注 2]。7日12時頃、自民党本部は、同選挙区に立候補していた現職・佐藤啓の陣営に「安倍元首相が8日に奈良県に入る」と連絡した[49]。読売新聞の報道
