安倍晋三銃撃事件(あべしんぞうじゅうげきじけん)は、2022年(令和4年)7月8日11時31分ごろ、奈良県奈良市の近畿日本鉄道(近鉄)大和西大寺駅北口付近にて、元内閣総理大臣の安倍晋三が選挙演説中に銃撃され死亡した事件[7][8]。 概説 街頭演説の背景 事件当日は第26回参議院議員通常選挙(2022年6月22日公示[9]・7月10日投開票[10])の選挙期間中で、安倍は連日、自由民主党公認の立候補者の応援演説を行っていた[11]。 安倍は7月8日夕方に長野駅前で、長野県選挙区に出馬した自民党の新人・松山三四六の応援に入る予定であった[12][13]。ところが、6日に松山の女性問題や金銭トラブルを週刊誌2誌が電子版で記事にした[14][15]ことから、7日、応援演説を取り止めることが決まった。安倍の空いた予定を調整するために新たな応援先が検討された結果、終盤の情勢調査で立憲民主党の候補の猪