聴覚に障害のある子どもが学ぶ弘前市原ケ平の弘前聾学校(木村禎子校長)。今年で創立75年と歴史がある特別支援学校で、1993年3月末までは高等部があった。昨今は少子化の影響で児童生徒数が減り、幼稚部、小学部、中学部に計9人が在籍。聞こえや言葉に関して専門性の高い教員らが子どもの教育的ニーズに応じた教育活動をしており、木村校長は「聾学校の良さを今まで以上に発信して、選択肢の一つにしてもらえれば」と、認知度を上げる取り組みに力を入れている。 同校は1948年、城西小学校に盲唖(もうあ)学級が付設されたことから始まり、50年に小学部、中学部、高等部を設けた県立弘前盲聾学校となった。66年に初めて幼稚部を設置、72年に南富田町から現在の原ケ平に移転し、93年3月末で高等部が廃止に。2018年に創立70周年を迎えた。 11年度には「そだちとまなびの支援センター」が設置され、中南地域にある医療や福祉等関
新型コロナウイルスの影響で学生を取り巻く教育環境が変化する中、弘前市は独自支援策として、弘前大学など市内5大学を運営する4法人に対し補助金を設ける方針だ。消毒液購入などの感染拡大防止対策や、遠隔授業に必要な通信環境整備といった教育に関わる事業を支援することを想定しており、「学都ひろさき」ならではの支援策で学生が勉学を継続できるよう後押しする。 学校基本調査のデータによると、市内大学の学生数は2019年5月1日現在、8544人に上り、その人数は県内自治体で最多。市内にある6大学は「大学コンソーシアム学都ひろさき」を組織し大学の垣根を越えた活動を展開するほか、市内3法人は市と包括連携協定を締結し地域に貢献するなど、学生の活力は市の活性化に欠かせない要素の一つになっている。 大学を対象にした新型コロナをめぐる市の調査では、遠隔授業に必要な通信環境の整備が難しい学生もいるため、大学が必要な機器を購
弘前市の日本料理「陽」の店主・成田陽平さん(37)が、日本航空(JAL)の国内線ファーストクラスで11月に提供する機内食メニューを監修した。津軽の郷土食が持つ魅力と季節感を表現しようと、大鰐温泉もやしやいがめんちを採用。「津軽の食が1カ月にわたり全国を飛ぶ路線の献立に乗るのは素晴らしいこと。この機会だからこそ食べられるメニューで青森を意識してもらえるのでは」と期待感を抱いている。 成田さんは同市出身。フランス料理人として7年半のキャリアを積んだ後に日本料理人に転向。名店・菊乃井本店(京都市)で9年の勤務を経て独立、昨冬にUターンして開業した。菊乃井時代に若手料理人日本一を決める競技会「RED U-35」で準グランプリを2度受賞するなどプロの中でも高い評価を受けている。 JAL国内8路線に設定されているファーストクラスでは、各地の名店と提携した月替わりメニューの機内食(夕食)を提供する「JA
30余年にわたり、弘前大学の課外授業の送迎を担ってきた「農学生命科学部(農生)バス」。藤崎農場や金木農場などでの実習を中心に使用され、主に農生学生の学びを陰ながら支え続けてきた。今年、運転手の退職とともにその役目を終えたが、弘大総合文化祭最終日の26日に展示会が行われることになった。関係者たちから惜しまれる声の中、“最後の大仕事”に向けひっそりと出番を待っている。 白いボディーに青のラインがデザインされたレトロなバスは、1980年式の日野車体工業製「日野RE101」で、同年に弘大が購入。62人乗りのクラシックバスで、現在は沖縄県で1、2台残っている程度のかなり希少な車両だ。 主に農生学生の実習に使われ、週に2回程度、藤崎町や五所川原市金木の農場へ学生たちを送迎。その他、教育学部や弘大附属幼稚園の行事などでも使用されてきた。農生バスは昨年度で役目を終えたため、現在学生たちは借り上げのバス
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