日本大の林真理子理事長は25日、アメリカンフットボール部の薬物事件を受けた大学組織の改善計画を文部科学省に再提出した。競技スポーツ部の体制を改革する他、廃止となるアメフト部に入部予定だった新入生は2023年度末まで不利益なく入学辞退できるとした。 年度末までに「競技スポーツセンター」を新設して、一つの学部のような組織として運営する。各競技部は学科のような扱いで、同センターが学習支援や寮生活の管理を行う。 アメフト部に関しては、薬物に関与していない部員をどう扱うかや、廃部後にどのような組織で出直しを図るのかについて年度末までに結論を出す考え。奨学生である現役部員は、廃部後も基本的に奨学生の立場が維持される。 大学全体の管理運営では、理事長や学長を補佐するサポートチームを年度末までに立ち上げる。また、外部理事らで構成する「改善改革会議」を設置して一連の改革の進行具合を監視する。「ムラ社会の意識
問題が指摘されている自民党の派閥のパーティー券をめぐる裏金疑惑。そもそも『政治資金パーティー』とは何なのか?『裏金』とは何に使われるのか?元衆議院議員で自民党・安倍派に所属していた豊田真由子さんと、長年政治記者として永田町を取材したジャーナリストの武田一顕さんが、基本から解説。裏金の使い道について豊田さんは「私も言われました。地元の有力者に初めて挨拶に行った時に、応援してもらいたかったら、持って来いよって」と実体験を明かし、国会議員の金銭事情や、地方の有力者との力関係などについても赤裸々に語っています。 【画像を見る】『寄附』『パーティー券』と収支報告書との関係は? 派閥のパーティーは『濡れ手で粟』春先にはパーティー券売りで議員は多忙ーーそもそも政治資金パーティーとは何でしょうか? (武田一顕さん)「パーティーって言うが、何かおめでたいことがあって、お祝いしているわけじゃないんですよ。お金
大学通信の井沢秀さんと教育ジャーナリストの後藤健夫さんによるGI大学対談。前回は、半世紀以上にわたって私立大出願者数トップの座だった早稲田大がその座を去り、MARCHの中でも明治大や法政大が志願者数を増やしてきた様子を見た。今回は、この30年間の志願者数の推移も見ながら、人気私立大の下克上について考えたいと思います。(ダイヤモンド社教育情報) 【図「進学率上昇でも少子化の勢いで新入生数は微減傾向に」 ● 志願者数トップに躍り出た 近畿大と千葉工大 ――前回触れたように、2023年度の一般選抜志願者数は近畿大(15万2493人)と千葉工業大(14万5128人)が1位と2位でした。それはなぜなのか、1990年度以降の高卒者数と大学進学率の推移(図1)も見ながら、ひもといていきたいと思います。 まず前提として、団塊ジュニア層が大学を受験していた頃、1992年が18歳人口のピークであり200万人以
ハイボールのブームもあって近年、ウイスキーの人気がますます高まっています。仙台市にあるニッカウヰスキーの蒸溜所で、ウイスキーづくりの裏方として働く男性の姿を追いました。 【写真】ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所 仙台駅近くのこちらの店では、ハイボールだけで15種類ほどをそろえています。 客「ビールとか日本酒とかよりは、ウイスキーが好きなので」「ハイボールから入って、最近はロックでも飲むように」 周囲を緑に囲まれた仙台市青葉区のニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所です。日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝が、半世紀以上前に開設ました。 串畑勲考さんは、東京大学大学院を卒業して2017年、ニッカの親会社であるアサヒビールに入社しました。 ウイスキーは、原料の大麦を仕込み大きな蒸留器で蒸溜した後、木の樽に詰めて何年も熟成させようやく完成します。生産技術室に勤める串畑さんの仕事は、工程全体を見て改善していく
「美大に進学すると就職できない」。そんな先入観が支配的だった時代があったが、近年は美大の評価が高まっている。リクルート進学総研(東京・千代田区)が発表した『進学ブランド力調査2023』によると、ここ10年くらいで美大を志願する高校生が増え、多くの美大卒業生が有名企業に就職しているという。なぜ、美大は好調なのか。同総研の小林浩所長に聞いた。(取材・文=鄭孝俊) 【写真】大隈銅像の前でパシャリ、早大大学院を修了し笑顔の出水アナの姿 ――美大が見直されていると聞きました。就職も好調のようです。 「確かに美大を希望する高校生が増えています。以前は美術=ファインアートという捉え方で、美術を学んだ後の就職先について心配されている方も多かったと思いますが、今はどちらかというとファインアートよりもデザイン重視です。このデザインという学問分野が非常に人気を集めています。例えば、メディアがアナログからデジタル
神山まるごと高専の校舎の前に立つ寺田親弘さん。運営法人の理事長で、名刺管理サービス会社「Sansan(サンサン)」の社長も務める=3月13日、徳島県神山町 緑の山に囲まれ川の清流に心が癒やされる自然豊かな徳島県神山町。今年4月、この人口5千人に満たない町に、私立「神山まるごと高専」が誕生した。高専としては19年ぶりの新設校で、コンセプトは「テクノロジーとデザイン、起業家精神を一度に学ぶ」。理事長が企業から集めた100億円を元に人件費などを賄い、授業料は全学生無料。校歌は歌手のUAさんが作詞し、音楽家坂本龍一さんが亡くなる直前に作曲した。斬新な取り組みを次々に打ち出す異色の高専はいったいどんな授業をしているのか。中学3年向けに開かれたサマースクールを取材した。(共同通信=米津柊哉) 【写真】スクリーンに映し出された「作曲 坂本龍一」の文字 坂本龍一さん最後の作曲は校歌 徳島「神山まるごと高専
桜美林学園の2020年度の役員報酬支給基準が私立学校法違反と専門家の委員会から指摘されていたことが22日、分かった。同法施行規則は役員の勤務形態に応じた報酬区分や算定方法、支給方法などを定めるよう求めるが、定めていなかった。 同学園は、佐藤東洋士(とよし)元理事長の急逝以降、2年以上にわたって混乱を続けている。学園の経営について検証した「ガバナンス検証委員会」(委員長・白井均学園外部理事)は22日までに調査報告書をまとめ、役員報酬の支給基準が法令の要件を満たさない状態だったことや、監事らが再三指摘しても理事長や担当常務理事が修正しなかったことを指摘した。役員報酬が理事会にかけられず、文書決裁だけで決められたことも問題視。役員報酬も根拠がなく「全額返還すべき」とし、理事会の審議体制の整備を求めた。 学園はこれを受けてプロジェクトチームを設け、改善策を9月の理事会にかける。
世界トップレベルの研究を目指し国から助成が出る「国際卓越研究大学」の認定に向けて、候補が3大学に絞られたことがわかりました。 ▼「国際卓越研究大学」公募に10大学が申請 世界トップレベルの研究力などが期待される「国際卓越研究大学」=卓越大の認定に向けては、全国の10大学から申請があり、これまで文部科学省の有識者会議により審査が進められてきました。 関係者によりますと面接などを経て候補の大学が「東京大学」、「京都大学」、「東北大学」の3校に絞られたことがわかりました。 今後、現地視察なども行い今年の秋ごろをめどに候補を1,2校に絞る予定で、認定されると、国の10兆円規模の「大学ファンド」の運用益から年間数百億円の助成を最長25年受けることができ、研究分野での国際競争力の強化を目指すことになります。
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