Excelの数式は「簡単」に、無駄な作業セルは避けるそのExcel、マナー違反!(6)2022 / 12 / 11ビジネススキル 職場でExcelの表を、後先考えずに自己流で作るのは感心しません。ほかの人が理解しやすく、改良やデータ流用が容易になるよう工夫することが大切です。一覧表の作り方から、数値や日付の入力方法まで、守るべきマナーは多岐にわたります。具体的なポイントを7回にわたって徹底解説します。 ◇ ◇ ◇ 3科目の試験成績の合計点数から、各生徒の順位を求める数式を考えてみよう。ただし、合計点自体は不要なので表示せず、直接順位を求めたいとする。この場合、配列を利用した、かなり複雑な数式を組み立てることになる(図1上)。配列という以前に数式自体が相当に複雑であり、ある程度Excelを使いこなしている人でも、その内容をすぐに理解するのは難しいだろう。それゆえ本記事でも、この数式の解説
営業管理では、条件に合った目標販売数を計算したいことがある。こうしたニーズにはExcelの「ゴールシーク」が応えてくれる。 条件に合致する値を探す 単価500円の商品がある。売り上げから原価を引いた総利益が100万円になるよう目指したい。総利益率が25%だとすると、商品を何個売れば目標を達成できるだろう。 計算に慣れた人ならば即答できるかもしれないが、普通は「はてな?」と考えてしまうのではないか。ゴールシークを利用して計算してみよう。そのために作成したのが下図の表だ。 B1には「単価」の「¥500」が直接入力してある。B2の「販売数」は空白だ。「売上」のB3は「=B1*B2」で、B2が空白のため、現在は「¥0」となっている。B4の「総利益率」には「25%」と直接入力した。「総利益」のB5は、売り上げに総利益率を掛け算したら計算できる。よって計算式は「=B3*B4」になっている。 では、ゴー
(12/13追記 タイトルや表記に過剰な表現があり、セル結合を全否定するかのような印象を与えてしまいました。そのような意図はなかったのですが、補足記事を書きましたので、併せて読んでいただけると幸いです。すみませんでした。) 人類よ、なぜそんなにセル結合を使いたがる? それが罪深い行為とも知らずに……。 思わず神視点になってしまいましたが、この世界にはExcelのセル結合を無意味に使いたがる人が多すぎます。いや、メリットがないことはないのですが、それを余裕で上回るデメリットがあることを意識している人が少ないように思われます。データというのは、コピペしやすいこと、集計しやすいこと、数え間違いをしづらいことが第一なので、それを損ねるような行為は許されざる大悪というべきでしょう。断固として弾劾していきます。 綺麗なデータとは ここにエクセルで作った、同じソースから作成した3種類のデータ(東京都の区
[Alt]キーを押しながら[F11]キーを押してVBEを呼び出します ↓ [挿入] ↓ [標準モジュール] ↓ 下記サンプルコードをペースト ↓ Sub 一部だけ赤色に変える() ''選択したセルのYから!までを赤にする Dim c As Range, pos1 As Long, pos2 As Long For Each c In Selection pos1 = InStr(c.Text, "Y") pos2 = InStr(c.Text, "!") c.Characters(Start:=pos1, Length:=pos2 - pos1 + 1).Font.ColorIndex = 3 Next c End Sub ↓ VBEウィンドウを閉じる ↓ 色を変えたいセルを範囲選択 ↓ [Alt]キーと[F8]キーを押す ↓ 「一部だけ赤色に変える」をダブルクリック ↓ 選択した範囲の「
データ入力はExcelでよくある仕事の一つだ。一つひとつのセルに、細かなデータを大量に入力するのは手間が掛かるしミスも起こる。入力方法をひと工夫すれば、仕事が早く終わること請け合いだ。とっておきの技を紹介したい。 Excelで表を作る場合、列によって入力するデータのタイプが決まっていることが多い。A列は日本語テキスト、B列とC列は数字、D列は日本語テキスト……のような具合だ。それぞれの列に、あらかじめ日本語入力ソフトの入力モードを設定しておくと、データ入力の効率が断然高まる。 まず、日本語テキストを入力するA列の列見出しをクリックして、A列全体を選択する。さらに[Ctrl]キーを押しながら、同じく日本語テキストを入力するD列の列ラベルをクリックしてD列全体も選択する。 次に、「データ」タブから「データの入力規則」ボタンを押し、ダイアログボックスで「日本語入力」タブを選ぶ。さらに「日本語入力
働き方改革への取り組みが進む中で、仕事の効率アップは今まで以上に求められている。Excelでテキパキと作業をこなす秘訣は、頻繁に使用する基本操作をいかに効率的に実行するかにある。 本連載では頻繁に利用するExcelの機能を取り上げて、操作をより効率化するテクニックや意外な裏技を紹介する。第1回は「選択」にまつわるテクニックについて解説したい。 データがあるセルを一発選択 ExcelシートのA2セルからA8セルを選択する。この場合、A2を選択してそのあとA8までドラッグするのが一般的だろう。しかし小さな表ならばいざしらず、50行や100行といった大きな表だと、ずるずるドラッグするのはあまりにも非効率だ。キーボードで範囲を選択する技を覚えておこう。 まずA2セルを選択したら、[Ctrl]キーと[Shift]キーを押しながら「↓」キーを押す。するとA2から、データの入力されているA8までを一発で
出典:日経 xTECH 2018年 3月 9日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 今回は、予算や営業成績などのデータをExcelを使って分析し、よりコストパフォーマンスを高める方法について見ていく。 ソルバー実行の準備をする 消費財メーカーでマーケティングを担当しているJさんは、広告を出稿しているWebサイトQ(以下、サイトQ)とWebサイトR(以下、サイトR)の広告費と、両サイトを経由した成約数を分析して、より効果の高い広告予算配分を考えようとしている。こうしたテーマでより良い答えを見つける際には、Excelが持つ「ソルバー」が威力を発揮する。 ソルバーは、目標とする値を達成するための最適解を算出する機能だ。この機能を使えば、サイトQとサイトRの広告費用配分を最適化できる。そのためには準備として、過去のデータからサイトQとサイトRの回帰直線の一次関数式を
出典:日経 xTECH 2018年 3月 8日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 今回は、アンケートの結果をExcelで分析して業務に生かす方法を解説していく。 重要統計指標でアンケートを分析する M社でWebページの制作を担当しているKさんは、利用者に自社Webページを評価してもらうアンケートを実施した。アンケート結果をもとにKさんは、改善方針を立てたいと考えている。 今回実施したアンケートは、自社Webページの「情報の質」「情報の量」「役立ち度」「デザイン」「使い勝手」「総合評価」について5段階で評価してもらった。非常に良いが「5」、非常に悪いが「1」だ。回答者は50名だった。回答者ごとに、A列に回答者番号、B~G列に6項目の評価を入力したExcelシートを作成した。 このようなアンケート結果を分析する場合、やはり基本になるのは各項目についての重要統計
出典:日経 xTECH 2018年 3月 7日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 今回は、Excelを使ってデータの間にある相関関係を見つけ出す方法を紹介する。 顧客訪問回数と売上高に関係はあるか M君の上司は「売上アップには顧客訪問回数のアップが欠かせない」が口癖だ。しかし「足で稼ぐ」スタイルに疑問を抱くM君は、上司の言葉がいまいち信用できない。そこでこの1年間の顧客訪問数と売上高を月ごとに整理して、両者には本当に相関関係があるのかを分析することにした。 ちなみに相関とは、ある要因が変化すると、それに応じて別の要因も変化することを指す。要因が正の向きに変化したら、別の要因も正の向きに変化する関係を正の相関関係、逆にある要因が正の向きに変化したら、別の要因は負の向きに変化することを負の相関関係と呼ぶ。 A列に月、B列にその月の顧客訪問回数、C列にその月の売
出典:日経 xTECH 2018年 3月 6日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 今回は、データが持つばらつきをExcelで分析して、特徴を見つける方法を紹介しよう。 駅前のランチの価格帯は? 実業家のF氏は、G駅前にレストランを新規オープンする。この店でF氏は定食のランチを提供しようと考えているが、どの程度の価格にすべきか迷っている。そこでG駅前の既存店舗が、どの程度の価格帯で定食のランチを提供しているのかを調べることにした。 今回は近隣の60店舗を調査し、その結果から統計による分析手法を用いて意味ある情報をすくい取りたい。こうした場面で使用するのは、初歩の統計学に必ず登場する「分散」そして「標準偏差」だ。 分散は、グループ内の個々のデータがグループの平均からどれほど離れているか、その平均を算出したものである。いわばデータのばらつきの程度を示す指標と考え
出典:日経 xTECH 2018年 3月 5日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) Excelに入力されたデータは無味乾燥な数字の羅列かもしれない。しかし適切に分析作業を実行すれば、一見無意味な数字の集まりから重要な意味を見いだせることもよくある。本特集では、ビジネスに大いに役立つにもかかわらずあまり知られていない、Excelを用いた分析テクニックを解説していく。 「オートSUM」を使って平均点を出す 環境測定装置を開発するH社では、技術部と営業部それぞれ40名の海外派遣志願者に英語力のテストを実施した。下の図はその結果である。結果の分析を担当する人事部のMさんは、まずセルB6とB15を使って部門ごとの平均点を算出した。
グラフのメリットはデータを視覚化できることですが、表とグラフが別々になり、データを確認する際は両方を見比べる必要があるのがやや面倒です。そんなときは、表にミニグラフを追加してみましょう。横棒グラフならデータの違いが明確になり、折れ線グラフならデータの推移を確認できます。横棒グラフはデータバーを、折れ線グラフはスパークラインを使って表示します。 ↑データバーで作成した横棒グラフ ↑スパークラインで作成した折れ線グラフ セルに横棒グラフを表示するセルに横棒グラフを表示するには、データバーを使います。データバーでは数値のあるセルにグラフが表示され、そのままだと視認性が低くなってしまいます。数値を参照するセルを作り、そのセルにグラフのみを表示するとよいでしょう。その際、「棒のみ表示」をオンにするのがポイントです。 ↑グラフを表示するセルに参照式を入力し(セルC3では「=B3」)、グラフを表示するセ
自分は文系人間なので、エクセルの基本操作はともかく、マクロやVBAはさっぱりでした。ただ、年々業務量が増え、仕事をお願いする事も多くなり、データ集計やデータ分析だけではなく、最低限のマクロやVBAを勉強しようと思って時間のある時に業務の効率化を図れないかを試しています。 勉強し始めは、本屋に行ってマクロやVBAの本を色々見てどれが良さそうなのかを探していたのですが、実際にマクロ・VBA初心者・初学者が何も分からない状態から、非常に分かりやすかったものを紹介します。 できる Excel マクロ&VBA 2013/2010/2007/2003/2002対応 まずはこの本。 (無料電話サポート付)できる Excel マクロ&VBA 2013/2010/2007/2003/2002対応 (できるシリーズ) 作者: 小舘由典,できるシリーズ編集部 出版社/メーカー: インプレス 発売日: 2013/
セル範囲をコピーするときに、「非表示」にしている行や列のデータはコピーしたくないのに、 ついてきちゃう、、、という方へ。 可視セルを選択する、という選択方法をご紹介します。 たとえば、下図の 5 件のデータを含む表で試してみます。 表の No.2 と 4 (ピンク) のデータが入っている 4 行目と 6行目を非表示にします。 非表示の方法はご存じの方が多いので下の画面で確認してもらえればよいかしら? 非表示にする操作は、行番号の上で右クリックをして [非表示] をクリックしてもよいですよ。 この状態で表のデータ部分をコピーします。 「東エリアのデータだけを別のところにコピーしたい」というイメージです。 コピーしたデータを貼り付けます。 はい、そうすると、非表示の行のデータも貼り付けられてしまいます。 1.コピーしたいセル範囲を選択して、リボンの [ホーム] タブの [検索と選択] をクリッ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く