「羊羹」と聞くと、畳の部屋で渋めのお茶をすすりながら…というように、どうみても和菓子のイメージが強い。 ところが、そんなイメージを覆す『羊羹ファンタジア』をご存知だろうか?菓銘を『fly me to the moon』というネーミングからしてもわかるように、とてもファンタジックで和菓子とは思えない羊羹だ。 170年以上続く老舗の覚悟とセンス 安土桃山時代から茶道文化が始まった福島県会津地方にある、幕末の1848年に創業された和菓子店「長門屋本店」は、震災後「店をたたもう」と悩んだこともあった6代目夫妻が「積極的に新しいお菓子づくりをしていきたい」と、前を向いた結果でき上がったという思い入れの強い羊羹だ。 また、パッケージは福島出身の日本画家舛田玲香さんの描き下ろしで、ここにも福島に対する愛が伺える。 ひと切れごとに変わる絵柄 ホールケーキのように、切り分ける楽しさをより味わっていただけるよ