「法律甘い、無期懲役だ」 裁判員が会見で異例発言 札幌地裁 (11/13 06:00) 札幌地裁で12日、性犯罪を審理した裁判員裁判の判決後、記者会見に出席した裁判員の男性が懲役4年とした判決に触れ、「日本の法は甘い。無期懲役だ」と述べ、同席した補充裁判員がこれに反発して途中退席する一幕があった。 この裁判では、被告の男が無施錠の住宅に侵入し女性の体を触ったなどとして、強制わいせつ致傷罪などに問われた。検察側の求刑は懲役5年だった。 会見には裁判員と補充裁判員計4人が出席。裁判員は「被害者は落ち度のない女性だ」などと述べる中で「無期懲役」発言をした。その直後、補充裁判員の男性は「みんなで評議して、(判決を)決めた意味がない」と述べて退席した。 <北海道新聞11月13日朝刊掲載> < 前の記事 | 次の記事 >