ちょっと贅沢したいと食べた、お寿司。その夜、私は腹部の激痛で目を覚ました。 原因は寄生虫「アニサキス」。 しかも、それがアレルギーとなり、症状が繰り返すとは思いもしなかった。私は体の異変をきっかけに、取材を始めた。 (おはよう日本 ディレクター 大川祐一郎) 去年の春、うららかな休日。 自宅近くのお寿司屋さんで、にぎり寿司をテイクアウトし、家族で食べた。入っていたのは、私の好物のイカやヒラメ、トロなど9種類。 満足した気持ちで寝付いたが、明け方、激しい腹痛で目が覚めた。みぞおち付近が断続的に痛い。思わず「うっ」ともだえてしまう。 病院に行き、胃の内視鏡検査を受けると……いた!アニサキスだ。 アニサキスの幼虫は、サバやアジなどの魚介類に寄生し、全長は2センチから3センチほど。ヒトの体内に入ると胃や腸に刺さり、激しい腹痛やおう吐などを引き起こす。これが食中毒の「アニサキス症」だ。 私の場合、胃
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