ランサムウェアの被害は、年々深刻かつ巧妙になってきています。ランサムウェアに感染すると、システムや業務停止だけではなく、情報流出によって社会的信用を失い、企業存続の危機にまで発展する恐れがあるためです。最近では、二重脅迫型といわれるランサムウェアが多くなってきました。貴社データを暗号化するだけではなく、貴社の情報を搾取し、機密データをインターネット上への公開すると脅迫し、二重に身代金を要求するというものです。組織の規模の大小に関わらずITシステムを利用していれるすべての企業が標的と成り得ますので、ランサムウェア対策を見直す必要があります。 身近な影響では、今年の5月には米国で石油パイプライン運営会社がランサムウェア攻撃を受け、国内のガソリン価格にも影響がでたことは記憶に新しいと思います。このような世界的なニュースになる大規模被害だけではなく、日本でも多くの企業がランサムウェアの被害に遭遇し