データを暗号化したままで処理する「秘密計算」を従来比14倍高速化し、大規模な認証システムで利用できる性能を実現。強固なセキュリティを必要とする認証サーバや分析用データベースなどへの適用を想定する。 NECは12月15日、機密情報の漏えいを強固に防止する「秘密計算」を高速化する手法を開発したことを発表した。 秘密計算は、データを暗号化したままで処理する技術。昨今、マルウェアによる乗っ取りや管理者権限を悪用するといった内部犯行による情報漏えい事故が多発する中、セキュリティ事故への抜本的な対策として注目されているという。 今回の計算手法は秘密計算の中でも実用化の遅れていた「マルチパーティ計算」に関するもの。この計算は、複数サーバにデータや鍵などの秘密情報を分散(秘密分散)させて秘匿し、秘匿したまま各サーバ間で協調して目的の計算を行うことでデータ処理ができる。しかし、これまでのコンピュータは処理速
数学が嫌いな人も、原理が分かれば面白くなります。また数学に造詣のある人は、今後ひょっとしたら画期的な理論を考案して、ITの世界に革新をもたらすかもしれません。例えば、スパースモデリングはCTスキャンや宇宙観測の領域に革命をもたらしました。暗号も言わば関数y=f(x)ととらえることができます。あるデータx(数値や文字)を入れると関数f(x)によって意味不明の値yに変換され、それを見ても真の意味は理解されませんが、別の関数x=g(y)で伝えたい情報データxが復元されるという仕組みです。 素因数分解と暗号の関係 前回に続いて暗号を特集してみたいと思います。私も公開鍵と秘密鍵の関係が中々分からなかったので、その点を重点的に書きたいと思います。私の場合、「公開鍵で暗号化されたものがどうして秘密鍵で再現できるのか?」というカラクリが全く理解できませんでした。Webを見ても、身近な文献を読んでも、概念的
By Haphazard Traveler オンラインバンキングやSNS、ゲームなどインターネットで利用できるサービスがどんどん便利になるに連れて、ハッキングといった犯罪行為により個人情報が漏洩してしまったという事件が時折メディアを騒がせます。しかし、デンマークで起きた国民約520万人分の個人情報が流出した可能性のある問題は、日本の常識ではなかなか考えられないミスが原因でした。 Five million Danish ID numbers sent to Chinese firm - The Local http://www.thelocal.dk/20160720/five-million-danish-id-numbers-sent-to-chinese-firm-by-mistake デンマークのデータ保護局のThe Danish Data Protection Agencyが発表し
freeeのkakkunpakkun(略してkp)といいます。マイクロサービスおじさんです。 freeeではモバイルバーサーカーとかフロントエンド革命家など、独自の名前が多いですが、私は「分割おじさん」「認証おじさん」「rspecおじさん」などと呼ばれたりしてきました。 バーサーカーや革命家と比べてかっこ良くないのがなんだか気になる今日このごろです。 今日はおじさんらしく細かくて面倒な話をして、その対策としてfreeeで使ってるgemを公開したのでその説明をしようと思います。 パスワードはDBでハッシュ化していても簡単に見えてしまう 「パスワードが見えてしまう」というのはすごい不安になる言葉ですが、あまり考えずにサービスを開発していると簡単に起こる事象です。 ではどこでそういうことが起こりやすいのでしょうか。 DBにハッシュ化したパスワードを保存するのはかなり一般的になり、各種ライブラリも
インターネットバンキングなどをはじめ、重要な情報を第三者に分からないようにやり取りする「暗号」の技術は、私たちの暮らしに欠かせないものとなっています。こうしたなか、東京大学とNTTの研究グループが、「量子力学」と呼ばれる理論を応用し、原理的に盗聴が不可能な新たな暗号の実証実験に成功したと発表しました。 これに対して、東京大学光量子科学研究センターの小芦雅斗センター長とNTTの研究グループは、「光」などの性質やふるまいを示す理論、「量子力学」を応用した新たな暗号の技術の実験に成功したと発表しました。実験は、光ファイバーで情報を送るもので、その際、光の特殊な性質を利用して暗号を解く「鍵」に当たる情報の一部を受信する側が後から決めて送り返します。このやり取りを繰り返すことで初めて鍵が完成するため、通信の途中で盗聴しても原理的に解読が不可能で、技術を実証したのは世界初だということです。 「量子暗号
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