『母さん、ごめん。』の著者、松浦晋也さんと、NPO法人「となりのかいご」の代表理事、川内潤さんが、松浦さんがお母さんを介護した現場である、ご自宅で「会社員の息子が母親を介護する」ことについて、語り合います。 松浦:私が、介護の辛さから母親を叩いてしまったことを、妹がケアマネージャー(以下ケアマネ)さんに相談したところ、ケアマネさんは私と母親の距離を開けて冷却するために、すぐに母のショートステイ先を手配してくれました(経緯は「果てなき介護に疲れ、ついに母に手をあげた日」参照)。 川内さん、ちなみに、もしケアマネさんが「大変ですね」と言うだけで自ら動くことをしなかったなら、家族の側はどうなってしまうのでしょうか? 川内:何が起きるかというと、自分でショート(ステイ先)を探すしかないわけです。 松浦:自力で探さなくちゃいけないとなると、それはつらい! Y:で、その自分は、お母さんを殴ってしまうく
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