国税庁は9日、新型コロナウイルスの感染拡大で経営に重大な影響を受けているレストランなどに対し、ワインや日本酒といった酒類を料理と共にテークアウト(持ち帰り)販売できるよう、期限付きの酒類小売り販売免許を新設したとホームページで発表した。外出自粛で客足や売り上げが激減した飲食店などからは、売り上げ確保のため酒類の販売を認めてほしいとの声が上がっていた。 【図解】新型コロナ予防、すぐにできる四つのこと 新たな免許は地元の税務署に申請すれば、早期に免許を付与する方向だ。6月30日が申請期限で、免許の期間は付与から6カ月間。販売できるのは在庫や既存の取引先からの仕入れに限定する。インターネットを使った2都道府県以上の消費者を対象にした販売はできない。仕入れや販売を帳簿に記帳する義務が課され、販売数量の報告等を行う必要もある。 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う外出自粛要請などを受け、飲食業界の売