タグ

ブックマーク / note.com/shibataism (24)

  • アマゾン流、「大企業病」を避けるための4つの意思決定ルール|決算が読めるようになるノート

    以前、「アマゾンの株主へのレターを読み解く」というnoteを書いたところ、大変好評だったので、今年も書いてみたいと思います。 アマゾンの株主へのレターは非常に示唆に富むものが多く、毎年楽しみにしている人が多いのではないかと思います。 社長の席があるビルは常に「Day 1」という名前今年の株主へのレターは冒頭で以下のように始まります。 “Jeff, what does Day 2 look like?” That’s a question I just got at our most recent all-hands meeting. I’ve been reminding people that it’s Day 1 for a couple of decades. I work in an Amazon building named Day 1, and when I moved bui

    アマゾン流、「大企業病」を避けるための4つの意思決定ルール|決算が読めるようになるノート
  • PayPalから学ぶ個人間送金ビジネスの稼ぎ方|決算が読めるようになるノート

    今日のnoteは引き続きFinTechシリーズということでPayPalを取り上げたいと思います。 PayPalといえば昔からある個人間送金のサービスですが、スマホ対応だけではなくそれ以外の打ち手も非常に見事で、まさに隙がないと言える存在かと思います。 日でも最近話題になっている個人間送金に近いサービスがいくつか出てきていますが、PayPalがどのようにして個人間送金ビジネスから始まり、お金を稼いでいるのかというのを少し明らかにしてみたいと思います。 はじめに2016年10月から12月期の決算を見てみます。 ■PayPal Q4-16 and Full Year 2016 Investor Update (2017年1月26日発表) 四半期での取扱高は$99B(約9.9兆円、YoY+25%)、売上が約$3B(約3,000億円、YoY+19%)と非常に好調でした。 アクティブなアカウント数が

    PayPalから学ぶ個人間送金ビジネスの稼ぎ方|決算が読めるようになるノート
  • シェアオフィスのWeWorkはなぜ2兆円もの評価額になるのか?|決算が読めるようになるノート

    「コワーキングスペースWeWorkの企業価値はなぜそんなに高いのか?バブル?」という記事がバズっており、「単なるシェアオフィスにしか見えないのに、なぜそんなに高評価なのか?」という質問をたくさん受けたので、詳しく読み解いてみます。 事の発端はソフトバンクが、WeWork社に$20B(約2兆円)の評価額で、$3B(約3,000億円)もの金額を投資するかもしれない、という記事が出たことです。 ■SoftBank set to invest more than $3 billion in WeWork(CNBC 2017年2月27日) WeWorkとは?「WeWork」と言われるシェアオフィスを提供する会社です。 2010年にニューヨークで創業され、ニューヨークやサンフランシスコといったアメリカの主要都市を始め、ロンドン、カナダ、オランダ、イスラエルなど世界中36都市でオフィスビルを丸ごと、ある

    シェアオフィスのWeWorkはなぜ2兆円もの評価額になるのか?|決算が読めるようになるノート
  • リクルートのIndeed買収は、日本のネット企業の海外企業M&Aの中で最も上手くいっていると思う|決算が読めるようになるノート

    リクルートの2016年10月〜12月期の決算が発表されました。 第3四半期までの累計で、売上が1兆3,007億円(YoY +14.2%)、EBITDAが1,668億円(YoY +13.8%)と、売上1兆円超の規模であるにも関わらず、YoY 2桁成長という、絶好調な決算です。 今日はその中でも、海外人材メディア事業に注目したいと思います。海外人材メディア事業というのは、Indeedのことです。 グラフからも分かる通り、海外人材メディア事業はYoY +46.3%と、非常に高い成長率を見せています。 今日はこのIndeedの詳細を見てみたいと思います。 今回のリクルートの決算発表に際して公開された、Indeedの決算プレゼンテーションを少し詳しく見てみましょう。 Indeed = 人材募集のGoogleではまだ馴染みがない人も多いかもしれませんが 、Indeedというのは人材募集の検索エンジ

    リクルートのIndeed買収は、日本のネット企業の海外企業M&Aの中で最も上手くいっていると思う|決算が読めるようになるノート
  • 楽天の今後の減損リスクはどれほどあるのか?|決算が読めるようになるノート

    楽天の2016年10月から12月期の決算が発表になりました。 2016年度通期及び第4四半期 決算説明会資料(2017年2月13日) 売上は2,226億円で前年同期が+11.9%、Non GAAP営業利益が305億円(前年に発生した株式の評価益を除くとYoY-13.6%)という結果になっています。 *Non GAAP(GAAP=米国会計基準の利益と異なり為替変動や一時的コストを除外した指標) 内訳としてはインターネットサービスセグメントが増収減益、FinTechセグメントが増収増益となっています。 インターネットセグメントが減益となっているのは、楽天市場で行っているポイント施策が原因と考えられ、これらは一時的な要因であるという説明がされています。 FinTechセグメントに関しては、楽天証券を除くと売上、営業利益共に二桁成長と非常に安定した成長となっています。楽天証券に関しては株式市場の市

    楽天の今後の減損リスクはどれほどあるのか?|決算が読めるようになるノート
  • Facebookに見るグローバル市場の攻略方法とスマホ市場の成熟度|決算が読めるようになるノート

    Facebookの2016年10月〜12月期の決算が発表されました。 数字を見ると、売上は四半期単位で$8.8b(約8,800億円)を超え、グラフから分かる通り、伸び率も非常に絶好調に見えます。 他方、Facebookは前回の決算発表の際に、従来のペースで「広告を表示するスペース」を増やすことは出来ないため、今後成長率が鈍化する予定である、と明確にアナウンスしています。 Facebookだけではなく、例えばiPhoneを販売するAppleも伸び悩み始めていますが、今後スマホ市場はどうなっていくのかを、Facebookの決算から少し深読みしてみたいと思います。 スマホ市場全体という意味では、アメリカなどのスマホ先進国では、普及率が上限まで達して、これ以上スマホ人口が増えないことが鮮明になっている一方で、スマホ後進国ではまだまだ売れ続けている、という現状があります。 Facebookの決算は地

    Facebookに見るグローバル市場の攻略方法とスマホ市場の成熟度|決算が読めるようになるノート
  • 遂に見えてきたYahoo!ショッピングの「勝ち筋」|決算が読めるようになるノート

    ヤフーの2016年第3四半期(10月から12月期)の決算が発表になりました。(2017年2月3日発表) 売上高は2,213億円で前年同期+12.7%、営業利益は517億円で前年同期+20%と順調に成長しています。 四半期で109億円もの販売促進投資を行い、それでありながら増収増益を続けているというのは非常にすごいことだと思います。 今日は複数あるヤフーのビジネスの中でもショッピング事業に焦点を当ててみたいと思います。 ショッピング事業は取扱高が1,407億円と過去最高となりました。この取扱高はヤフーが2013年に「eコマース革命」を発表して以来ずっと右肩上がりで増え続けています。 「eコマース革命」で出店料と売上ロイヤルティ(システム利用料)を無料にしたわけですが、出店者側にはこれらを無料化し、さらにユーザーへのポイント還元を通じて出店者とユーザーの両方を大量にかき集めるという作戦は今のと

    遂に見えてきたYahoo!ショッピングの「勝ち筋」|決算が読めるようになるノート
  • Welq問題は(DeNAだけじゃなくて)Googleも批判されるべきだと思う|決算が読めるようになるノート

    最近、立て続けに2つの問題が起こりました。個人的には、これらの問題そのものよりも、その背景にある構造がとてもショックだったので、問題提起しておきたいと思います。 Facebookの嘘ニュース人気問題アメリカ大統領選挙で、嘘のニュースがFacebook上で、ホンモノのニュースよりも多くシェアされてしまったという話です。 「Facebook: 大統領選を通じてもっとも良く読まれたニュースは真実よりも嘘の方が多い」という記事が詳しいです。 例えば、 Pope Francis Shcks Worlds, Endorses Donald Trump for President, Release Statement (ローマ教皇、大統領選ではドナルド・トランプ氏指示を表明)といったようなニュースが、内容は嘘であるにも関わらず非常にFacebook上でシェアされてしまい、投票行動に影響があったのではない

    Welq問題は(DeNAだけじゃなくて)Googleも批判されるべきだと思う|決算が読めるようになるノート
  • ユニクロが遂にECに本気になった(かもしれない)件|決算が読めるようになるノート

    ユニクロの決算が発表になりました。ユニクロは8月末締の決算です。(決算期を3/6/9/12月以外にするのは当に止めた方が良いと思うんですが...) 全体としては、 ・売上(グロス売上)がは1兆7,864億円(YoY +6.2%) ・事業利益(ネット売上)が1,620億円(YoY -8.3%) ・営業利益が1,272億円(YoY -22.6%) という具合で良いのか悪いのか判断に迷う決算でした。 このnoteでは主にネット企業をカバーしているのですが、今回はEC関連の話題が多かったので、取り上げてみます。 国内は成長鈍化 国内を見ると、売上は7800億円超で、YoY +2.5%の成長でした。既存店舗の伸びが0.9%しかありませんでした。 1年前は売上YoY +9%、既存店舗の売上がYoY +6.2%で伸びていたので、「国内は成長鈍化」と言えるでしょう。 海外も成長鈍化海外も、売上は6000

    ユニクロが遂にECに本気になった(かもしれない)件|決算が読めるようになるノート
  • ソフトバンク・ヤフージャパンは、強気な交渉で米ヤフー買収から自ら降りていた件|決算が読めるようになるノート

    ご存知の通り、米ヤフーの業が米国で最大の携帯キャリアベライゾンに買収されることになりました。 正確には、取締役会としてこの売却を決議し、株主に対して「推薦」しているという状況です。このくらい大きな買収の場合、取締役会は交渉の経緯を株主に対して説明し、この売却が株主利益に最も叶うものだ、ということを説明する義務があります。それを説明するProxy Statementが出ました。 この中で、どういった会社とどのような交渉をしていたのか、というのが詳しく出ています。何とソフトバンク・ヤフージャパン連合も買収提案をしており、彼らが自ら交渉を降りたということも明らかになっています。詳しく見ていきましょう。 おさらい: 米ヤフーはなぜ業を切り離す必要があったのか?まずおさらいですが、そもそもなぜこの買収が起こったのか、というのを見てみましょう。 p35から始まる「Background of the

    ソフトバンク・ヤフージャパンは、強気な交渉で米ヤフー買収から自ら降りていた件|決算が読めるようになるノート
  • 読んでいて腹が痛くなるほど笑える決算資料を見つけてしまった件www|決算が読めるようになるノート

    一応、このnoteのポリシーとして「悪口」になるようなことは書かないようにしようということは強く心に決めてやっています。要は、自分が書かれる側に立った時に「これは書かれたら嫌だなぁ」と思うようなことは書かないようにしよう、ということです。 がですね... ちょっと凄いものを見つけてしまいました。書いていいものか、とも思いましたが、決算資料の作り方の勉強になるだろう、ということで、思い切って書いてみたいと思います。 ※見方によっては、非常に滑稽で、人によっては思わず吹き出してしまう可能性があります。事中や電車の中などでご覧の方はご注意ください。 僕はこの決算資料をはじめて見た時、腹筋がちぎれるんじゃないかと思うほど笑いました。30分くらい仕事になりませんでした... その決算資料というのは、タカラトミーの2016年1-3月期の決算資料です。 ええと、前半は非常にしっかりした普通の決算資料で

    読んでいて腹が痛くなるほど笑える決算資料を見つけてしまった件www|決算が読めるようになるノート
  • 米ヤフー、売却後を占う5つのポイント|決算が読めるようになるノート

    「米ヤフーが米ベライゾンに48億ドル(約5100億円)で買収合意へ」という報道が出はじまりました。早ければアメリカの25日(月曜日)のマーケットが開く前にも発表されるとのことです。 時代の象徴でもあった米ヤフーがこのような形で売却、というのは非常に残念な気もしますし、ようやくこれで落ち着くのかと思うと、ホッとする気持ちもあり、複雑な心情ではあります。 先週発表された米ヤフーの決算発表は、米ヤフーとして事実上最後の決算発表になる可能性が高いので、簡単に振り返ってみましょう。 2016年の4-6月期は、売上は$1.3B(約1300億円)、EBIDTAが$172m(約172億円)という数字でした。 この数字だけから判断すると、$4.8Bという買収額は、年換算売上の1x、EBITDAの7xという金額になります。これらのマルチプルだけ見ると、売却する米ヤフー側にとっては非常に厳しい条件での売却、とい

    米ヤフー、売却後を占う5つのポイント|決算が読めるようになるノート
  • ソフトバンクは、なぜARM社を3.2兆円もの大金で買収するのか?|決算が読めるようになるノート

    速報です。最近、持ち株の売却などで約2兆円の現金を捻出したあげく、株主総会前夜に、副社長だったニケッシュの退任を発表したソフトバンクですが、英ARM社を買収するというニュースが入ってきました。それも、3.2兆円ものソフトバンク史上最大の買収です。 金額、タイミング、買収先全てに驚くばかりですが、Brexitの影響で、1ポンド155円くらいだったのが、1ポンド139円くらいまで落ちてきているので、為替を上手く利用したタイミングと言えるでしょう。 また、負債規模や投資方針などでソリが合わなかったとされるニケッシュ氏との決別の直後ということもあり、 ニケッシュがいなくても一人で買収できるもん。 オレほど借金できるヤツは世界にもいないだろ!という傘下のダイエーホークスとは真逆に、世界の借金王へと突き進む決意を感じさせられます。 さて、それはさておき、この買収の狙いを少し見ていきたいと思います。 英

    ソフトバンクは、なぜARM社を3.2兆円もの大金で買収するのか?|決算が読めるようになるノート
  • シリコンバレーのエンジニアはどのくらい高給なのか?|決算が読めるようになるノート

    極端な内容・真偽不明の情報でないかご注意ください。ひとつの情報だけで判断せずに、さまざまな媒体のさまざまな情報とあわせて総合的に判断することをおすすめします。 また、この危機に直面した人々をサポートするために、支援団体へのリンクを以下に設置します。 ※非常時のため、すべての関連記事に注意書きを一時的に表示しています。 最近、IVS CTO Nightでの「CTO100人実態調査」というアンケートで、スタートアップCTOの年収を匿名で聞くアンケートがありました。 これを見ると、年収500万円〜800万円のレンジが一番多く、中間値は1000万円弱くらいでしょうか。 シリコンバレーは、物価も東京よりずっと高いので一概に比較できませんが、エンジニアが最も評価されやすい場所で、エンジニアに対して高給が払われます。 ※どのくらい物価が高いか、というと、私の主観ですが、感覚的には単身の場合で東京の1.5

    シリコンバレーのエンジニアはどのくらい高給なのか?|決算が読めるようになるノート
  • 地方発スタートアップの真実|決算が読めるようになるノート

    柴田: 今回の「しば談」は、福岡でグッドラックスリーを経営されている井上和久さんにお越しいただきました。まずは、簡単に自己紹介・自社紹介をお願いします。 井上和久さん(以下、敬称略): 福岡でスマートフォン・キャラクターの会社をやっています。主力事業のゲームに加えて、映像とか音楽とか動画とかも商品展開とかも進めていて、モバイルアミューズメントパークという構想を掲げて、スマートフォンとかタブレット上で楽しめるエンターテインメント・体験を提供していくっていうことをやろうとしています。創業は2013年なので、3年経過したぐらいです。 柴田: いま社員何人くらいいるんでしたっけ。 井上: 46人くらいですね。 柴田: 結構いますね。でも46人もいて、前期まで黒字を続けているってすごいですね。 柴田: ちなみに、読者の人に分かりやすいようにビジネスの内容を簡単に、お話しておいたほうが良いかもしれない

    地方発スタートアップの真実|決算が読めるようになるノート
  • 会社を売却すると、創業者の身に何が起こるか|決算が読めるようになるノート

    柴田: 「しば談」の第一回目は、習い事のマーケットプレイス、サイタを創業して売却した有安伸宏さんににお越しいただきました。まずは、簡単に自己紹介をお願いします。 有安伸宏さん(以下、敬称略): 19歳の時に初めて起業して以来、今まで4つ会社を作り、うち3社を売却してます。ネット系の創業経営者として、あわせて15年位の経験があります。直近に作った会社は、習い事のレッスンのマーケットプレイスを運営するコーチ・ユナイテッド株式会社。その会社を2013年に上場企業へ売却、2016年2月に社長を退任して、今に至ります。 個人でエンジェル投資もやっていて、家計簿アプリのマネーフォワード社、ファッションECのMaterial Wrld社など、コンシューマ向けの事業に投資しています。あとは、Tokyo Founders FundというExit(注:IPOもしくはM&A)を経験した日人8人でやってるファン

    会社を売却すると、創業者の身に何が起こるか|決算が読めるようになるノート
  • テスラはなぜこのタイミングでModel 3を発表したのか?|決算が読めるようになるノート

    (号外です。大部分を音声入力で書いているので、誤記等があるかもしれませんがご容赦ください。) テスラが先週、大衆向けの電気自動車Model 3を発表しました。発表前の時点で15万台の予約が入り、なんと4月2日土曜日時点で、27万6000台の予約を超えているとのことです。 予約するには、$1000(10万円)のデポジットが必要なので、このデポジットだけで、$276m(約276億円)もの現金を集めたことになります。 驚くべきことは、実際に納車されるのが最短でも1.5年以上先と言われているのにも関わらず、これだけの予約を集めてしまった点です。実際、過去のテスラを見ると、当初宣言していた納車日に間に合ったことがありません。「納車するする詐欺」に近いレベルで、いつも納車が遅れます。笑 そう考えると、今回、この早いタイミングでModel 3を発表したのは、会社から見るとすごくリスキーにも見えます。なぜ

    テスラはなぜこのタイミングでModel 3を発表したのか?|決算が読めるようになるノート
  • メルカリは本当に「世界を取る(かも)」と思った件|決算が読めるようになるノート

    最初にお断りしておきます。今回の内容は決算と関係ありません。いつものように数字もグラフもたくさん出てきません。「号外」のようなものだと思ってください。興味がない方は読み飛ばしていただいても構いません。 noteを始める時に、「やらないこと」を3つ決めました。一つ目はネガティブなこと(悪口)はなるべく書かない、二つ目は非上場企業に関しては書かない(非上場であるという意思を尊重します)、三つ目は僕の主観をなるべく入れない(入れるとしても客観データを主観を明確に分離)ということです。今回は、このうち2番目と3番目に違反しますが、何と言うか書かずにいられなかった、という気持ちなので書きます。 さて、前置きはこのくらいにして題。 先日、メルカリが大型調達を発表しました。 ・フリマアプリのメルカリ、今度は84億円の大型資金調達——評価額10億ドル超の日発ユニコーンに (TechCrunch Jap

    メルカリは本当に「世界を取る(かも)」と思った件|決算が読めるようになるノート
  • 米ヤフーが買い手を募集中 -「嫁・婿入り前の最後のお色直し」か|決算が読めるようになるノート

    7目です。遂にこの日が来てしまいました。「One of the most powerful Internet companies is officially for sale」という記事で出ているように、米ヤフーが、業のネット事業の売却先を探している、とのことです。 ノートでは、あまりネガティブなことは書かないようにしているつもりですが、この一件だけはインパクトがある上に、学べることも多いので、書いておこうと思います。 ちなみに、参考までに、米ヤフーは、特にここ10年間くらい非常に苦難続きの会社でした(未だに成長を続ける日のヤフーとは正反対です)。 米ヤフーの売上・利益 はじめに2015年10−12月期の決算で発表された、売上推移ですが、四半期あたり$1B強くらいの売上がありますが、ほとんど成長していません。 次に、EBITDA(償却前の営業利益)ですが、こちらも四半期あたり$20

    米ヤフーが買い手を募集中 -「嫁・婿入り前の最後のお色直し」か|決算が読めるようになるノート
  • 新生ヤフーショッピングはどのくらい儲かるのか?|決算が読めるようになるノート

    ヤフーの2015年10-12月決算に関しては、既に書きましたが、その中で「ショッピング事業はどうやって稼ぐのか?当に儲かるのか?というものかと思いますが、これに関しては、答えが見え始めています。」と書きました。 そもそも、ヤフーショッピングが、「Eコマース革命」と称して、出店料、売上手数料を無料化した時以来、ずっとこの「戦略」スライドを使っています。要は、こういうことです。 出店料、売上手数料を無料化 => ストア数↑・商品数↑ => 競争激化 = 売り場が魅力的になる => 購入者数↑・流通総額↑ => 広告出稿↑ つまり、最終的には、EC店舗が出稿する広告で稼ぐ、ということですね。これは非常に分かりやすいストーリだと思いますが、一体どのくらい稼げるのか、という視点で少し詳しく見てみたいと思います。 ECモールの3つの収益源少し話がそれますが、ECモール(B2B2C型・C2C型=フリマ

    新生ヤフーショッピングはどのくらい儲かるのか?|決算が読めるようになるノート