現代ビジネスの本コラムをご愛読いただいている皆様、新年明けましておめでとうございます。 本コラムは、まもなく5周年を迎えます。本年も、中国を中心とした東アジアの諸事情について、思うところを述べていきたいと思います。237週目の今回は、年末年始の北京訪問記(前半)を記します。 「原油価格下降効果」にあずかる中国経済 ○12月27日(土曜日) 夜、北京首都国際空港に降り立つと、底冷えのする大陸の北風と社会主義国家独特の閉鎖感、それにPM2.5の粒子が襲ってきた。台湾や韓国の空港に降り立っても、あまり日本との違和感を感じないものだが、中国はズシリと別世界だ。 空港で周囲の中国人たちが、何やら慌てている。数日後には同じ場所で小規模の爆破事故が発生したが(報道統制がかかって報じられていない)、この時の慌てぶりは、北京市内の地下鉄とバスが夜9時をもって一斉にストップしたことによるものだった。 翌日朝か
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