ATA規格では、1993年ごろ問題になったのが約528MB(504MiB、512×1024×16×63 = 528,482,304バイト)の壁だった。これはIDE HDDとPC/AT互換機のBIOS (en:INT 13h) の組み合わせにより生じる問題である。 HDDにアクセスする最小単位であるセクタを指定する (アドレッシング) には、シリンダ、ヘッダ、セクタをそれぞれ指定する必要があった。この各要素の最大値がHDDとBIOSで異なっており、これが原因で、それぞれの数値をより小さい一方にあわせる必要があり、HDDはC=65,536、H=16、S=255に対し、BIOSはC=1,024、H=255、S=63であり、実際に扱えたのはC=1,024、H=16、S=63 (1,032,192セクタ、LBAでは20bit相当) で、それが壁となった。HDD側及びBIOS側だけを見ればもっと大きな