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ブックマーク / www.1101.com (136)

  • ツイッターの初心。 - ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 ツイッターの初心。 2010-05-24 ツイッターというものをはじめて、 だいたい2週間が過ぎた。 赤ん坊がひとり生まれたようなもので、 それ相応の忙しい感じにはなる。 授乳やらおむつの取り換えをするわけじゃないけれど、 とにかく目をやっていることが必要なので、 そうそうはラクなもんじゃない。 目をやっているということは、 つまり「生きているか死んでいるか」を見張ってることだ。 ぼくは金魚やら小鳥やらを飼って、 無責任に死なせてしまった経験がある。 元気で生きていると決めつけて、 目をやってない時間が長くなると、生きものは死ぬ。 そりゃ、あらゆるものごとが、そういうものだ。 目をやってない時間が長くなると、(  )は死ぬ。 (  )のなかに

    ツイッターの初心。 - ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム
  • 「わからない」の時間。 - ダーリンコラム

    糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 「わからない」の時間。 2010-04-12 こう、なにかっていうと「教育がわるい」って、 そういうのじゃないんだけどさ。 さらに、「学校の勉強なんかダメだ」と 言いたがる人間でもないんだけれど、 根的なところで、 ひとつだけ言いたがることがあるんだ。 言いたいっていうより、 気がつくと、じぶんが「言いたがってる」って わかることがある。 どうやら、おれは、それについては ずっと言いたがってるな、ということだね。 あんまり簡単なんで、 あっけないんだけど、 「先生も知らない」ことをやれないかな、学校で。 それだけ。 「先生もわからない」ってことを、 いっしょに考えていく。 そういう授業をもっとやれないものかなぁ。 たし算だの引き算だのについ

    「わからない」の時間。 - ダーリンコラム
  • 金で買えないものなどのこと。 ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 金で買えないものなどのこと。 2010-01-04 モノについてでも、 いわゆる「サービス」についてでも、 だいたいは、お金で買えると思われている。 そう思われているからこそ、 「なんでも買えるお金」というものの価値が 安定して認められているわけだよな。 しかし、ぼくらは、 うすうすであれ、自信なさそうにであれ、 お金で買えないモノや、サービスがあることも、 実は知っているよ。 人は、だれにでも、 お金さえくれれば同じことをしてやる、 とはかぎらないものでさ。 「それは不公平だ」と言う人が、 すぐにでも出てきそうだから、 もうちょっとていねいに言おうかね。 たとえば、 おかあさんが、赤ちゃんにおっぱいを飲ませている。 「1万円で、それを吸わせ

    金で買えないものなどのこと。 ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム
  • <大きく強くないものの豊か。> : ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 大きく強くないものの豊か。 2009-10-12 資主義というものの誕生日が、 いつなのかはっきりしたことは言えないけどさ。 19世紀とかくらいに、ま、赤ん坊として生まれたわけだ。 生まれたばかりのときは、 それこそ、よちよち歩きだったろうけれどさ、 だんだんと背丈も伸びていって、 知恵もつけていって、 野生の少年みたいにやんちゃに育っていった、と。 ぐんぐん筋肉もつけました。 道具やら機械の使い方もじょうずになります。 組織としての動きやらも、できてきます。 基礎体力もすっかりついてきて、 とんでもなく大きくなりもしました。 これが、いつごろなのかは知らないけど、 とにかく青年になり大人にもなったわけだ。 戦争もしたよ、陰謀やら、ずるいこ

    <大きく強くないものの豊か。> : ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム
  • ほぼ日刊イトイ新聞 - 上がりたかったんだ。E.YAZAWAの就職論

    そうねぇ‥‥。 そもそもぼくは、まあ、えなかったころに バイトしたりとかはあるけど、 就職した経験はないんだよね。 ところがいまは、会社をやってる側にいる。 そこでの基準は、あるにはあるけど、 あくまでも自分の尺度、フィーリングであって、 人に押しつけるようなものじゃないよね。 若いころは、よく人にも言ったよ? 「こうじゃないのか?」 「根性持たないとヤバいよ、将来?」とかね。 けど、それはあくまでも、俺の流れであってね。

  • <ほんとに成功する法則。>ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 ほんとに成功する法則。 2009-08-03 お、ひさしぶりだな。 元気だったかい。 そうか、元気でなんか読んでるのかい。 ビジネスを中心に読んでるのか、ふーん。 ビジネスっていうのは、 なんだか要するに「成功」について書いてあるみたいだね。 「成功」した人や会社の例を研究したり、 その「成功」にどういう新しい発見があったかとか、 「成功」するには、おれのようにしなさいとか、 だいたいは、そういうテーマだよ。 いろいろあるけど、「成功」がテーマなんだよな。 でさ、「成功」って、 これまた法則があるんだよな。 いわゆる「成功の法則」というものは、あります。 たしかにあるんだよ。 教えろ? 言われなくても教えるよ。 すぐ教えちゃう。 これさ

    <ほんとに成功する法則。>ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム
  • ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。

    Lesson450 分業コミュニケーション社会 いま、なぜこんなに 「コミュニケーション力」が求められるか、 というと、ひとつには、 私たちが、効率よく暮らすために、 「分業」を選んだからと言える。 分業して、効率的になってトクした分、 ちがう業務を分担する人の気持ちはわかりにくく、 言葉は通じにくくなる、というツケが生じる。 だから、それを補う 「通じ合う力=コミュニケーション力」が さらにさらに、求められていくというわけだ。 分業が進みきった社会に暮らす私たちは、 どんなふうにコミュニケーション力を 磨いていけばいいのだろうか? 先週の「会社で言葉はなぜ通じないのか?」 に寄せられた読者のメールを、まず読んでみたい。 <分かり合う努力への覚悟> 夫と2歳になる息子と暮らす、専業主婦です。 「会社で言葉はなぜ通じないのか?」読みました。 とても納得してしまいました。 わたしと夫は、結婚

  • 書く歓び ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。

    Lesson445 書く歓び 人はなぜ、「書く」んだろうか? 会って話す、 目と目で通じ合う、 なにも言わずにだきしめる、 おいしいものや、音楽や、 きれいな景色で通じ合う‥‥、 コミュニケーションの方法なら、 ほかにいくらでもある。 文章なんて1行も書かなくたって、 楽しくくらしていけるのに。 私自身、編集者から書き手に転向して 丸9年になる。 「書く」ことは苦しい。 私がこれまで経験した、 ほかの仕事とは比べものにならない。 どんな仕事にも、それぞれの苦しさがある。 その苦しさを充分に承知していても、 たとえば、同じ量の記事でも、 話して、それをライターさんに まとめてもらうのと、 「自分で書く」のとは、まったく緊張感が違う。 「身を削る」のだ、書くことは。 書くものが見つからないときの 自分の存在意義までが、 しおしおとしぼんでいくような無意味感。 書こうとするものがはるか遠くにあり

  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム <ばかにしないということ。>

    糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 ばかにしないということ。 2009-03-09 3月6日の『今日のダーリン』に、 「人をばかにしちゃいけない」ということについて書いた。 それまで、ずっと考えていたことが、 あ、こういうふうになら書けるかもしれないと思って、 とにかく書いてみた。 『今日のダーリン』は、その日かぎりの掲載で、 アーカイブを残さないことにしているのだけれど、 まず、ここに貼り付けておく。 ・「人をばかにしちゃいけない」というのは、 よく言われることで、これはもう、 まったくもってその通りなのです。 人をばかにしていいか悪いか、という 倫理の問題だけではなく、 人をばかにしてトクかソンかという 損得の問題だけでもなく、 人をばかにして気持ちがいいかどうか、という

    ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム <ばかにしないということ。>
  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム<おれは生きる、という発想。>

    糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 おれは生きる、という発想。 2009-02-02 いまみたいに景気がわるくなってきたり、 いろんな循環がうまくいかなくなってくると、 「どうしたらいいんだろう」ということを、 考えることも多くなる。 もともとぼくは心配性だから、 しょっちゅう「どうしたらいいんだろう」なんてことは、 考えてばかりなんだけれど、 いまみたいな状況になると、 あんまり心配性じゃなかった人も、 もともと心配性だった人も、 どっちもが「どうしたらいいんだろう」と、 考えるようになる。 心配性については、 他のこととちがって、 ぼくは大先輩だから、 ある程度は、先輩ぶったことが言える。 と言っても、あんまりたくさんは言えない。 心配のタネというのは、人によっていろいろだ

    ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム<おれは生きる、という発想。>
  • ほぼ日刊イトイ新聞 - 死を想う

    でも、ちっちゃなころから、 マルクスとかのを読んでるようなかたと、 こうしてお話させてもらえるなんて‥‥ だいじょうぶかな。

  • いきやすい関係 - ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。

    Lesson406 いきやすい関係 「生きづらい」と感じる人が多い世の中で、 もうちょっと、「息のしやすい」「生きやすい」環境に、 自分のまわりをできないものか。 そんな問題意識をこめて、きょうは、 「いきやすい」居場所について考えてみたい。 「行くも仁義。一次会だけでも顔をだしなさい」 社会人になりたてのころ、 よく母から注意をうけた。 人見知りなのだ、私は。 よその人がうちにくると、ぷっ、とふてくされて 2階の自分の部屋に行ってしまうような子どもだった。 ちいさい子どもにとって、 あまりよく知らないおばさんと話すのは、 おもしろくない、をとおりこして苦痛だ。 はやく、この知らないおばちゃんが帰って、 母と姉と私だけのいつもの楽しい時間になればいいのに といつも思っていた。 姉は正反対で、 いつ、どんな人がきても、嫌な顔ひとつせず、 わけへだてなく社交した。 だから、なにかの集まりにいっ

  • ほぼ日刊イトイ新聞 - 「ほぼ日」10周年を迎えてのごあいさつ

    とうとう、10周年を迎えることができました。 1998年の6月6日から数えて、10年が経ったわけです。 いや、なにもしなくても10年は経ったのですけどね。 吉隆明さんの 「どんなことでも、 毎日10年やり続けられたら、 一丁前になれる」 ということばを、いちばん信じていたのは、 ぼくたちだったのかもしれません。 信じるというのは、ばかのようになることです。 利口な方法や、知恵のあるやり方を探そうともせずに、 「毎日10年続ける」ということをやってきました。 いや、考えてみれば、 ばかのようにでなければ続けられませんでしたね。 そして、とうとう待ち望んでいた10年がやってきた。 ほんとうにその日が近づくとなったら、 正直なところ、ぼくはさみしいような気持ちになりました。 たのしみにする「その時」が、 「その時」からは、 なくなってしまうのですからね。 それでも、逃げたり避けたりするわけには

  • ほぼ日刊イトイ新聞 - お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

    お金は欲しい。お金は怖い。お金はない。 お金は大事だ・・・・。 それしか、お金について考えてこなかったということは、 いつまでたっても、お金がわからないまま、 お金に振り回されて生きるって事になりかねない。 ぼくは、ここで、お金のことを、 ちゃんと考えようと思って、邱永漢さんと話をした。 単行の「立ち読み用」として作られたページです。 【編集者の三島さんからの、臨時ニュース!】 [※ほぼ日の木村より前口上] えー。どうもこんにちは。ほぼ日編集部の木村です。 最近、とても元気に、足しげく、毎日毎日毎日毎日、 『お金をちゃんと』のの良さを触れまわってくれている 三島さん(25歳・体力充分・京都出身おいでやす)が、 「編集者レポート」のようなものを書いてくれました。 darlingは「『三島ニューーース!』」と名づけて更新だ」 と言っていますが・・・「三島ニュース」って! 「ゆかり」じゃない

  • ほぼ日刊イトイ新聞 -マッチ箱の脳(WEB)篇

    「マッチ箱の脳」という森川くんが書いたは、 その世界で、かなりの評判を呼んでいます。 まだ、売り出されてまもないこのを、 森川君、WEB用に再編集して、 「ほぼ日」に連載してくれることになりました。 なんとふとっぱらで、骨惜しみしない男なのでしょう?! ◆気前がいいだけじゃ生きられない。 ただのケチでは生きている資格がない。 謹んで、感謝の意をこめて、上記のことばを 森川くんにささげさせていただきます。

  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム-公平と不公平について

    <公平と不公平について> このへんのことを書くと、 何かあったんですか、と後でよく訊かれるんだけれど、 「ないです」と、まず、言っておきます。 ずっと長いこと、会ったことのない大勢の人たちと、 会話をし続けていて、 「いつかこういうことを書こうかな」と思っていたことを、 いま、書きはじめてみただけです。 ま、うまく言えるかどうかわからないけれど、 とにかく書きだしてみます。 「全員が満足する結論なんてないよ」とは よく言われることだけれど、 やっぱりできることなら、 みんなが満足しているほうが、 自分にもみんなにも気持がいい。 清らかな瞳で、「この恋が実りますように」と お祈りしている乙女がいたら、 「ああ、うまくいくといいな」と、思ってしまうけれど、 彼女の願いが実現したら、 同じ男性に恋をしている他の乙女だかおばさんだかの願いは、 叶わないということになってしまう。 この寒い今ごろって