クルマとバイク、両方のポテンシャルを併せ持つ新発想の都市型モビリティ「TOYOTA i-ROAD」。その実用化検討のため、トヨタ自動車未来プロジェクト室が企業や生活者との連携を推し進めている。都市における移動の既成概念から離れ、未来の都市での移動のあり方を新たに描き出す。 休日の朝方、身支度も早々にi-ROADへ乗り込む。起動したら、滑るように動き出す。突然の雨に濡れる心配はいらない、ヘルメットも不要だ。最初の目的地は、前から気になっていたカフェ。駅から離れた小道沿いにあり、中々足を運べずにいたが、これからは気軽に行けそうだ-。 「都市の移動を、もっと自由に」。i-ROADはそんな思いを形にした、コンパクトサイズの都市型パーソナルモビリティである。スキーのような一体感を持ち、バイク並みの使い勝手を実現している。フル充電で50km(30km/h 定速走行時)走行可能な電気自動車であるため、環