この連載では、多摩大学大学院のキーコンセプトである「イノベーターシップ」について述べている。今回は、その5つの力のうちの「場づくり力」について。 これまでの5回では、まずイノベーターシップのコンセプトと、「今なぜイノベーターシップが必要か」を明らかにした上で、その5つの要素を順に説明してきた。まず1つ目に、日本人が得意としてきた顧客起点の罠から脱して、目線を上げて社会起点に切り替える「未来構想力」。2つ目は、描いた未来を実現するためのしたたかな実践知(Practical Wisdom)。3つ目が、壁にぶち当たっても前へ進むレジリエンスにあふれた「突破力」。そして4つ目が、前回述べた「パイ型ベース」だった。パイ型ベースは、前述の3つを支える役割を持つ。そして今回解説する5つ目の力、「場づくり力」も、同様に前述の3つを支える力だ。 イノベーターシップを発揮するためには自前主義と決別しなければな
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