県職員、偽装告発の取り下げ促す 丸明元従業員に2008年7月14日印刷ソーシャルブックマーク 食肉卸小売業「丸明」(岐阜県養老町)の元従業員から6月中旬に電話で社内トラブルの相談を受けた岐阜県職員が、農林水産省への偽装の告発を取り下げるよう促したことが12日、分かった。だが、実際には元従業員は告発しておらず、職員の思い違いだった。職員は等級偽装についての元従業員の情報提供にも取り合わず、県の対応が遅れた一因になった可能性がある。 県は6月初め、農水省東海農政局から、「丸明で牛肉の原産地に改ざんがある」との産地偽装の告発情報を得た。 これとは別に、元従業員は6月13日、県西濃保健所に電話し、吉田明一社長とのトラブルなどを相談した。対応した男性職員は元従業員が告発したものと決めつけ、「(偽装の)事実はないから告発を取り下げたほうがいい」と話したという。 しかし、元従業員は取材に対し、「農水省に