荷が重すぎた漆間副長官…与党内からも「辞任」の声 週2回の次官会議も仕切れず 「自民党議員に波及する可能性はない」−。西松建設事件をめぐる発言で、大失態を犯した警察庁出身の漆間巌官房副長官(63)。9日の釈明会見では自発的辞任を否定したが、野党ばかりか政府・与党内からも「自ら辞めるべきだ」との声が噴出している。いったい、なぜなのか? 「特定の政党のことを述べた記憶はない。(報道との差異は)記者の記憶と私の記憶、どちらが正しいかということだ。(進退は)任命権者に従う」 9日、首相官邸で記者会見した漆間氏はこう釈明し、自発的な辞任を否定した。 麻生太郎首相も同日、「(河村建夫)官房長官から厳重注意した。それ以上の処分を考えているわけではない」と述べ、現状では更迭する考えはないことを明らかにした。 ただ、政府・与党内には「一刻も早く辞めろ」という声が噴出している。 自民党の中谷元・元防衛庁長官は