東日本大震災の津波で児童ら84人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小の児童23人の遺族が起こした訴訟で、被告の市が控訴提起に関する議案を市議会臨時会に諮るのを前に、原告の遺族が29日、対応を協議。同議案に賛成しないよう、市議に個別に働きかけることを申し合わせた。 遺族らは30日の臨時会に出席する市議に電話とファクスで議案への反対を呼びかけるとともに、同日朝にも市役所前に立って市議に反対を訴える。 原告団長の今野浩行さん(54)は「(市議には)子供たちが犠牲になったことに向き合い、議決に望んでもらいたい」と話した。