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ブックマーク / unrepresentativeagent.blogspot.com (10)

  • Random Thoughts - unrepresentative agent

    1.Thomas Pikettyが日に来ているらしい。最近まではそこいらへんの学会で見かけていた人がいきなりスターになった感じで、すごいなぁと言う感じだ。とても不思議なのは、翻訳した人がやたらでしゃばっていることだ。経済学のトレーニングを積んだ人には思えない。虎の威を借る狐とはまさにこのことだ。アメリカ英語訳した人はPh.D.だがその人がでしゃばっているなんて言う話は聞いたことがないので、日独特の現象に思える。サッカー日本代表監督の通訳をした人が後で、ぶっちゃけ話を出版するという、プロの通訳とは思えない行動がまかりとおるのを不思議に感じていたが、経済学の世界でも同じなんだなぁと思った。一般的に、日は、翻訳しただけでかなり大きな顔ができるようである。出版社も、変な人に頼まないで(きちんとした)大学院生とかに頼むと、安くつくし、変にでしゃばらないからいいのではないか? 2.日銀行の

    hmmm
    hmmm 2015/02/05
    ピケティ本の訳者について、日銀政策委審議委員人事について等。
  • Reflationists or Just Plain Doves? | unrepresentative agent: blogging about economics

    個人的には日のマクロ経済政策に関する議論はとても理解しにくいと感じている。傍観者からは、(もちろん例外もたくさんいるけど)大まかに言って次の3者が対立しているように見える。 1. 最近のマクロ経済学のトレーニングを受けた経済学者。主にHawk(タカ派)。 2. 昔ながらのマクロ経済学を基に議論している経済学者。Dove(ハト派)もHawkもいるように感じる。 3. ちゃんとしたマクロ経済学のトレーニングを積んでいない人達。基的にDove。いわゆるリフレ派という人達はここ。 それぞれのグループが異なるアプローチを元に議論しているので、議論を成立させるのすら難しいと感じられる。アメリカではブロガーはいろいろな人がいるけれども(ブロガーなんてのは政策に影響を与えるわけではないのでどんなアプローチだろうが害はない)、政策に関わる人達は最近のマクロ経済学のトレーニングを受けた人たちが中心なので、

  • What People are Talking about Piketty | unrepresentative agent: blogging about economics

    もう既に時期を逃したけれども、アメリカ英語圏において2014年上半期の最大の話題作であったThomas Pikettyの"Capital in the Twenty-First Century"についてメモしておく。断っておくと、僕はこのを読んでいない。そもそも読むスピードが遅いのに、700ページ近いを読むほど時間はない。但し、話題の書なのでいろいろな人がコメントしているので、それらのコメントは興味深く読ませてもらった。ここでは、まず、(インターネット上のコメントに基づいているので間違っているかもしれないけれども)、Pikettyのの概要を書いて、その後に、様々な角度から寄せられたコメントのうちいくつかについて書いてみる。ちなみに、Piketty自身によるスライドはここにある。 まずは自体であるが、皆が絶賛するデータのパートと、皆が批判している理論のパート、それに政策のパートに分

    What People are Talking about Piketty | unrepresentative agent: blogging about economics
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    hmmm 2014/10/14
  • This Time is the Same. - unrepresentative agent: blogging about economics

    流行に乗り遅れないうちに簡単にメモをしておく。ReinhartとRogoffが2010年に書いた”Growth in a Time of Debt”という論文がある。この論文のパンチラインは公的(つまり政府の)債務残高が大きい国は経済成長率が低いというものである。具体的には、先進国では、公的債務のGDPに占める割合が90%を超えている国の成長率は中央値(median)で年率1.6%、平均値(mean)では-0.1%である一方、 債務が90%未満の国は経済成長率が中央値で2.9-4.2%、平均値で2.8-4.1%と、ぜんぜん高いというものである。 もちろんこれは相関を述べているだけで、まともな学者であればそれをそのまま因果関係がある(特に債務が増えると経済成長率が低下する)ように解釈はしないのだが、センセーショナルな相関関係が常にそうであるように因果関係のように引用されてきた。 この研究に対

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    hmmm 2013/04/21
  • Tyler Cowen on Recent Japanese Monetary Policy - unrepresentative agent: blogging about economics

    僕の印象が正しければ、日英語の記事とかを訳している人にはどのような記事を選ぶかという面でバイアスがある気がするので、それと逆を行っている記事を取り上げてみたい。まぁ、バイアスの原因の一つは、どちらかというとハト派的な人のほうがブログとかを積極的にやっているからだと思うが。戦闘的な記事が多い中(どうして皆もう少し冷静に、理性的に、建設的に議論できないのだろうか?明らかな正解がない中で共通の目的を達成するために試行錯誤をしているだけだというのに)、この記事は、あまり新しい理論を援用してはいないものの、比較的バランスが取れていると思う(いつものと同じく、Tyler Cowenの意見はバランスが取れているものの100%賛成はできないが)。彼が最近の日の金融政策について感じたことを箇条書きにしてあるので、そのまま、意訳していく。 僕が日銀の発表を正しく理解しているなら、インフレーションターゲッ

  • What is DSGE?

    思ったとおり、ちょっと書く間隔があいたらすっかり書けなくなった。続けることが大事だから…なんて最初には書いていたのに…初心に帰って、詰めが甘いかもなぁということでもとりあえず書いてみることにしよう。 ミネアポリス連銀の総裁のKocherlakotaがDSGE(Dynamic Stochastic General Equilibrium)Modelに対して同情的なエッセーを書いて以来、左右両方から攻撃を受けているようである。右といえば、Wash UのWilliamsonが、何の役に立たないDSGEモデルに同情的なんてなにいきなり言ってるんだ、というような(正確な訳はhimaginaryさんとかが提供しているのではないかと推測する)ことを言っている。Kocherlakotaといえば、fresh water中のfresh waterで、ケインジアン的な考え方に傾きがちなフォース(FOMC)のバラ

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    hmmm 2010/07/02
  • New Kaldor Facts

    AEJ Macroを眺めていたときに見つけた、Jones and P.Romer(2010)を簡単に整理する。この論文はいわゆる「カルドア事実(Kaldor facts)」をアップデートしたものである。カルドア事実とは何か。それは、1961年にカルドアが提示した、growth modelが満たすべき6つのstylized factsである。Kaldor factsをどのように訳すのかと思って検索してみたら、himaginaryさんという人が既にかなり前にこのことを書いていたのがわかったんだけれども、まぁ、自分のために書いているようなものなので気にせず書くことにする。訳し方とかはhimaginaryさんの方が正確かもしれない。 オリジナルのカルドア事実は20世紀の経済成長において観察された以下の6つのstylized factsである。 1.労働生産性は安定的に成長した。 2.労働者一人当た

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    hmmm 2010/07/02
  • Micro Price Facts

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    hmmm 2010/02/04
  • Rant on Multiplier

    参議院予算委員会で子供手当ての「乗数効果」が話題になったようだ。重要な話なので、じっくり考えてから書くべきなのかも知れないが、盛り上がっているうちに短いながらもとりあえず感想を書く。間違っていたら後で修正なり削除なりするかもしれない。 そもそものきっかけは、財務相が説明した子供手当てがGDPに与える効果について、林さんという人がってかかったことのようだ。その際に、消費性向と乗数効果の関係を持ち出して議論し、財務相の方はそれらの関係について明確に理解していなかった(ように読める)ゆえに、やり取りが混乱したようだ。 僕の主な感想は、次の2つである。 1.財務相は、GDPに与える効果の根拠について、もう少しちゃんと理解しておくべきだった。多分いろいろ覚えておかなければならないことあがるので全部について細かいところまで覚えているのは大変なんだろうけれども、数字の根拠についてわかりやすい説明を用意

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    hmmm 2010/01/30
    乗数効果の件。
  • unrepresentative agent

    ホリデーシーズンで、かつ、ロックダウン真っ只中で、暇なので、自然とインターネットをみる時間が増えた。全然知らなかったんだけど、日では、42万人が死ぬのという試算について、ずいぶん議論がなされていたようだ。ものすごく後れを取った話で、すでにいろいろな人が同じことを言っているような気もするけど、一応感想を書いてみる。 関連するツイートとかを見てみると、「予測」ではなくて「プロジェクション」だとかいった説明がなされている。とてもばからしい。こんなのだから、免疫学者は経済学者や非専門家につっこまれるのだろう。 説明を軽く読んでみると、コロナの終息までに日で42万人の死者が出るというのは、再生産指数(コロナにかかった1人の人が何人にうつすかという数字)とコロナにかかって症状が悪化した人が死ぬ確率をもとに計算されているみたいだ。前者については、パンデミックの初期の推定値がずっと続くと仮定され、後者

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    hmmm 2010/01/09
    経済学論文の紹介とか。
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