新しい道を開拓するイメージ（1/2）｜渡辺千賀のはたらけシリコンバレー｜パソナテック（PASONA TECH）水野真由己さんはセキュリティ関連のシステムを構築するソフトウェアの開発者だ。小柄で愛くるしい外見そのままに、東京の短大で英語科を卒業、外資系企業に勤めるエリートサラリーマンと結婚、出産、夫の赴任について渡米、と絵に描いたように華やかな専業主婦道を進んだ後、一転してアメリカの大学でコンピュータサイエンスの修士号を取りエンジニアになった。 「普通の人生」を歩んでいたころ 三重県出身。男の子と探検ごっこをするのが好きな元気な子供だったが、視力が悪かったので、両親に「勉強なんかしなくていいから」と言われておっとりと育つ。高校卒業後は、上智短大へ。しかし、学校に行っているうちに2年で就職する気になれず、一念発起して早稲田大学の編入試験を受け合格、そのまま東京に残ることにした。 そして、外資系メーカーでアルバイトを始め、そこで出会った男性と結婚。そうこうしているうちに、大学の授業料も負担になってき
