東京理科大学が同大久喜キャンパス(久喜市下清久)経営学部の全面移転を久喜市の田中暄二市長に申し入れていたことが20日、分かった。 経営学部の移転をめぐっては2011年7月、同大から市に久喜キャンパスから神楽坂キャンパス(東京都新宿区)に全面移転を希望する申し入れがあった。市は撤回を求めて同大と協議を重ね、同大は1年生だけを残すことを市に提案。 田中市長は同大理事長宛てに「1、2年生は残してほしい」と要望書を提出したが、12年6月、同大理事会で1年生だけが久喜キャンパスに通い、2年生以上と大学院経営学研究科が神楽坂に移転することが決定した。 決定後、市や同大の担当者間で協議。同大から全面移転の申し入れはなかったが、今月17日、常務理事会の決定を受けて、同大理事長が田中市長を訪問し、全面移転の申し入れをしたという。田中市長は18日、市議会の全員協議会で同大の全面移転の申し入れがあったことを報