千代田区長選挙に出馬した与謝野信氏(41)がドイツ証券に復職したことが分かった。同氏は与党自民党の推薦を受け選挙を戦ったが落選、グローバル金融での経験を生かし、再び投資銀行業務に携わる。 与謝野氏は13日、株式本部、株式ストラクチャリング部のディレクターとして復職した。選挙期間中は休職扱いだったという。同氏がブルームバーグ・ニュースの取材に答えた。 千代田区長選は1月29日に告示、2月5日に投開票が行われた。結果は、小池百合子東京都知事が支援する現職の石川雅己氏(75)が与謝野氏に大差をつけ当選した。日本では会社員が選挙に出馬するために休職し、その後復職するケースは珍しい。 駒沢大学法学部政治学科の富崎隆教授は、「サラリーマンには指導力や国際性、見識などで優れた人材がおり、民主制においては多様なバックグラウンドを持つ人が政治リーダーになり得るはずだ」と指摘した。 公民権の行使 日本では労