矢野経済研究所は5日、クラウド基盤サービス(以下、IaaS/PaaS)市場に関する調査結果を発表した。2015年のIaaS/PaaS市場は、前年比39.1%増の1,260億円と大きく拡大した。また今後はIoTの進展により、2019年におけるIaaS/PaaS市場は3,500億円に達すると予測される。 2015年のIaaS/PaaS市場は前年比39.1%増の1,260億円 2015年のIaaS/PaaS市場は、事業者売上高ベースで前年比39.1%増の1,260億円と引き続き大きく成長した。ユーザー企業での導入事例の公開、エンタープライズ分野でIaaS/PaaSを活用するケースの増加、大規模ユーザーを中心としたハイブリッドクラウドやマルチクラウド利用の拡大、デジタル化の進展などにより、IaaS/PaaS市場は順調に成長を続けている。 市場をけん引しているのはPaaSで、ITインフラの構築や運用