中国海軍の艦船が海上自衛隊の護衛艦に射撃用の火器管制レーダーを照射した問題は、1月30日の発生から公表と中国への抗議まで6日間を要した。なぜ公表が遅れたのか。外務省が蚊帳の外に置かれる一方で、安倍晋三首相が中国との対話再開への機運と、毅然とした外交方針のはざまで葛藤した形跡がうかがえる。完璧なデータそろえ発生当日に防衛省から一報を受けた首相官邸サイドは「中国に抗議して大丈夫か」とただした。護
【ワシントン=佐々木類】日本で安倍政権が本格始動し、自身も2期目をスタートさせたオバマ大統領にとって、現在は民主党政権下の普天間移設問題などで混迷した日米関係の仕切り直しに最適のタイミングだ。 一方で、沖縄県・尖閣諸島を日米安保条約の適用対象と明言し、中国への警戒心を隠さなかったクリントン国務長官が退き、知日派のキャンベル国務次官補が退任する見通しで、対日チームの弱体化を懸念する向きもある。 日米関係筋によると、次期国務長官に指名されたケリー上院議員は「日米間で泥をかぶってきた」(日米関係筋)ことで、だれよりも日米間の機微を知るキャンベル氏に残留を打診したが固辞されたという。 ケリー氏はアフガニスタンやイラク問題で「オバマ政権の重要な特使」(米紙)と評されるが、対日手腕は未知数だ。キャンベル氏の後任にはケリー氏の議会外交政策スタッフだったシファー元国防次官補代理の就任が取り沙汰されているが
非西欧世界でいち早く近代国際体系への編入を果たした日本.その軌跡が,今の日本外交に重くのしかかっており,近代日本外交史を振り返ることは今日的な課題と言える.第一巻では明治国家の外交から両戦間期,そして30年代から第二次大戦中までを対象とし,国際関係の中で日本外交の原型がどのようにつくられてきたのかを探る. ■ 刊行にあたって 冷戦の終わり,「失われた20年」,政権交代と続くなかで,世界のなかでの日本の存在感はますます希薄になりつつあります.外交の様式それ自体も大きな変貌を見せ,そもそも「外交」とは何か,再定義が求められています.外交の舞台は二国間から多国間・近隣地域・国際社会へと多様化しており,外交を担うアクターは専門外交官だけでなく,地方自治体・経済団体・NPO・国際機関職員と,多層的に広がっています.外交を動かす力は,従来の軍事・政治・経済などのハードパワーから,文化・開発援助・環境・
1941年12月8日の日米開戦をめぐる新事実が明らかになった。最後通告の手直しが遅れ、米国に「だまし討ち」と非難された問題で、修正を指示する日本から大使館への電報が半日以上を経て発信されていたことを示す傍受記録が米国で見つかった。これまで不明だった発信時刻が判明。
北方領土交渉をめぐりロシアが平成4(1992)年、平和条約締結前の歯舞群島、色丹島の返還と、その後の国後、択捉両島の返還に含みを持たせた提案を秘密裏に行っていたことが7日、分かった。外務省で領土交渉に携わった東郷和彦元欧亜局長が産経新聞に証言した。これまで提案の存在自体は知られていたが詳細が判明したのは初めて。旧ソ連時代とは異なり踏み込んだ提案だったが、四島返還の保証はなかったため日本側は同意せず「幻の提案」として終わった。 提案は当時の渡辺美智雄外相とコズイレフ外相の会談の席上、口頭で行われた。ロシア側は(1)歯舞、色丹を引き渡す手続きについて協議する(2)歯舞・色丹を引き渡す(3)歯舞・色丹問題の解決に倣う形で国後、択捉両島の扱いを協議する(4)合意に達すれば平和条約を締結する-と打診。エリツィン大統領の了承はとっていなかったが、日本側が応じれば正式提案とする可能性があったという。 歯
カジノリゾート「エンターテインメントシティー」の建設用地=12月15日、フィリピン・パラニャーケ市、沢伸也撮影 フィリピンでカジノリゾート開発を目指している大手遊技機メーカー「ユニバーサルエンターテインメント」(本社・東京、UE社)が、カジノ免許の許認可権を持つフィリピン政府高官らに対し中国・マカオや米国・ラスベガスのホテルで接待を繰り返していたことがわかった。フィリピン娯楽賭博公社カジノ免許部長のヘルナンド氏らが朝日新聞の取材に接待を受けた事実を認めた。接待費は2011年までの3年間で約11万米ドル(約946万円)にのぼったという。 ■米FBIが捜査か 観光の目玉となるカジノ計画はフィリピンの国家的プロジェクト。UE社は08年8月にカジノ営業の暫定免許を受け、現在は正式免許の認可待ちだ。この接待問題とは別に、UE社側が賭博公社顧問だった人物側に1500万ドル以上の巨額送金をしていたこ
原子力安全に関する福島閣僚会議~原子力安全の強化と福島の復興を「わかる!国際情勢」(平成25年2月) 1.本会合 結果概要(平成24年12月17日) 専門家会合議長サマリー(英文)(平成24年12月17日)(PDF) 共同議長声明(平成24年12月15日)(和文・英文) 共同議長(玄葉外務大臣)開会挨拶(平成24年12月15日)(和文・英文(PDF)) 共同議長(ファディラ・ユソフ・マレーシア科学技術革新副大臣)開会挨拶(英文)(平成24年12月15日)(PDF) 我が国主催者(玄葉外務大臣)演説(平成24年12月15日)(和文・英文(PDF)) 東京電力福島第一原子力発電所事故を受けた福島県と国際原子力機関との間の協力に関する覚書の署名(平成24年12月15日) 各国・機関代表によるステートメント(平成24年12月15日~16日) 2.二国間会談等 玄葉外務大臣とバトー仏エコロジー・持続
関連トピックス欧州連合(EU)尖閣諸島新しい中国外務省の報道官に就任する華春瑩氏=中国外務省のホームページから 中国外務省は16日、新しい報道官に女性の華春瑩・副報道局長(42)が就任すると発表した。平日は原則毎日会見に応じる外務省の「顔」となる。19日から登場する。 華氏は、外務省で約20年の経験があり、シンガポールや欧州連合(EU)の在外公館でも勤務。かつて、こわもて報道官として知られた秦剛報道局長は華氏を「経験も豊富で、コミュニケーション能力に優れている」と紹介した。 華氏は「中国は世界をより一層理解し、世界も中国をさらに理解する必要がある」と語った。習近平(シーチンピン)総書記が前日の就任会見で語ったのと全く同じ言葉だった。今後は、尖閣諸島問題で日本政府への強い批判を繰り返す洪磊・副報道局長と一緒に会見を担当するという。女性の報道官は厳しい受け答えで知られた姜瑜・前副報道局長
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