本を積めたダンボールを動かそうとしたら、左肘に違和感をおぼえた。またやってしまった、とおもった。曲げたり、力をいれたり、ものを持ったりすると、ピリッと痛みが走る。激痛ではないのだが、本を読んでもピリッ、原稿を書いていてもピリッ、食器を洗っていてもピリッとくる。 前にも長時間うつ伏せで本を読んでいて右肘を痛めた。すぐには治らなかった記憶がある。 夜、沖縄そばっぽいものを作る。沖縄そばのスープ(市販のもの)に野菜と挽肉、ちゃんぽんの麺をいれる。残ったスープは雑炊にする。 『色川武大・阿佐田哲也エッセイズ』の「放浪」の巻を読んでいたら、「節制しても五十歩百歩」というエッセイがあった。 《人は健康のために生きているわけじゃない》 《昨今の私がしていることの中で、もっとも身体にわるいと思えるのは、仕事である》 中年をすぎて節制してもたいして変わらない。ところが、戦争がなくなって、病気にならず、事故を