大逆転で優勝を飾ったG大阪。後半の猛追を支えたのが遠藤(7番)と今野(15番)の2ボランチだ 【Getty Images】 リーグ戦の再開時(第14節終了時)には降格圏内の16位にいたガンバ大阪が歴史的な“下克上”を果たした今季のJ1リーグ。「クラブの総合力は大きい」と長谷川健太監督は優勝直後の会見で選手全員をたたえた。J1で自身初の二桁得点をマークした宇佐美貴史。アウェーの鹿島アントラーズ戦(10月5日の第27節)で劇的な決勝弾をたたき込んだリンス。チームの戦術に新たな幅をもたらしたパトリック。指揮官が「MVP」と名指しした東口順昭の安定感……。長丁場のリーグ戦では数々の選手がその力を見せてきたが、再開後の猛追を支えてきた一番の要因を指揮官はこう言い切った。 「やっぱり一番は2人のボランチがはまったのが大きかったね。ヤット(遠藤保仁)と今ちゃん(今野泰幸)をボランチではめて、チームを固め