タグ

ブックマーク / www.udiscovermusic.jp (48)

  • マーラーの聴くべき作品10選:《大地の歌》や《復活》などを含む名曲選

    交響曲第2番(《復活》)、交響曲第5番など10曲の名曲を収録したベスト・マーラー・セレクションをご覧ください。 グスタフ・マーラー(1860年7月7日~1911年5月18日)は、間違いなく20世紀初頭の、最も捉えどころのない、論争の的となった人物の一人である。彼の音楽は、心理的な要求を満たし、心を揺さぶり、ポスト・ロマン派の旋風を巻き起こす。彼の聡明で潔癖な音楽的思考は、正統派を嫌い、限りなくロマン派的な精神と相まって、反体制的で奔放な最高級の作曲家として歴史にその名を刻むことになったのである。 彼は自分の音楽を包括的なものにしようと努め、幅広い宇宙的概念、人生の意味、死の必然性を、抒情、民謡、調性の探求、不気味さ、コラール、そして圧倒的な演奏能力とどうにかして融合させたのである。このページでは、マーラーの代表作を10曲ご紹介する。今日に至るまで、彼の音楽音楽家の意見を二分している。あな

    マーラーの聴くべき作品10選:《大地の歌》や《復活》などを含む名曲選
    hyougen
    hyougen 2022/08/01
  • ザ・ローリング・ストーンズはどのようにロックンロールを変えたか? 11個の要素で振り返る

    2022年7月12日に結成60周年を迎えたザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)はロックンロールを変えたバンドだ。だが、もともとは彼らも他のバンド同様に、小さな会場で演奏し、自分たちが影響を受けた音楽にオマージュを捧げるバンドの1つに過ぎなかった。では、彼らとそれ以外のバンドとは、一体何が違っていたのだろうか。 ご存知の通り、ストーンズは各地の巨大な会場を満席にする世界的なスーパースターになった。チャーリー・ワッツの爽快なドラミングや、キース・リチャーズのパワフルなギター、ミック・ジャガーのヴォーカルとパフォーマーとしての才覚がストーンズを音楽史上有数の重要グループにしたことは間違いないだろう。そしてその勢いは数十年経った今でも衰えていない。 特に、彼らが1960年代にレコーディングした楽曲の数々は今でも大きな影響力を持ち続けている。では、その10年間に、彼らが

    ザ・ローリング・ストーンズはどのようにロックンロールを変えたか? 11個の要素で振り返る
    hyougen
    hyougen 2022/07/15
  • 最高のハードコア・パンク・バンド10選【動画付】

    パンクは「既存体制を破壊する」という使命を成し遂げることこそ出来なかったが、80年代初期から中期にかけての北アメリカでは、パンクの過激さとスピードと政治色をさらに増したハードコアと呼ばれるサブジャンルが生まれた。 記事では、そのサウンドや怒りの感情、そしてDIY精神にてスラッシュ・メタルやオルタナティヴ・ロック、エモなどの新たなジャンルに影響を与えたハードコア・パンク・バンドの10選を紹介しよう。 <関連記事> ・セックス・ピストルズの新伝記TVシリーズ『Pistol』の予告編公開 ・政治的なパンクの名曲20選 ・パンクと体制との闘いの歴史:声高に異議を唱え続けるバンド達 ・なぜセックス・ピストルズの音楽はあまり語られないのか? 1. Misfits /ミスフィッツ ニュージャージー出身のミスフィッツは、スラッシュ・メタルの先駆けといえる高速なテンポと、ホラー映画の要素を取り入れた歌詞や

    最高のハードコア・パンク・バンド10選【動画付】
    hyougen
    hyougen 2022/04/15
  • 史上最高のジャズ・ギタリストBEST50

    どんなに優れたジャズ・ギタリストでも、同じジャンルの管楽器奏者(特にサキソフォニストとトランペッター)が浴びるものと同じレベルの注目や賞賛を得ることは稀だ。もともとジャズではリズム・セクションでバンジョーに取って代わったギターは、ソロを演奏する為の伝達手段ではなく、他の楽器をサポートし伴奏をする楽器として認識されていたからなのかも知れない。 ジャズというジャンルの形成期に、ジャズ・ギター・プレイヤーにスポットライトが当たらなかったもうひとつの理由として、彼等の楽器がアコースティックで、他の金管楽器や木管楽器のように、アンサンブルを突き抜けるような音量の面で他の楽器に劣っていた点が挙げられる。従って管楽器が脚光を浴びている間、ギタリストはコードを掻き鳴らしながら、伴奏者として背後で何とかやりくりしなければならなかったのだ。 しかし電気の発明によって、ジャズにおけるギターの役割は一変した。19

    史上最高のジャズ・ギタリストBEST50
    hyougen
    hyougen 2021/04/10
  • たったひとりで全てを録音するミュージシャン10選:DIY精神に溢れた“ワンマン・バンド”

    たったひとりですべての役割をこなしてしまう”ワンマン・バンド”と聞いて、映画『メリー・ポピンズ』(1964年)でディック・ヴァン・ダイクが演じた踊り跳ねる煙突掃除屋をイメージするのはいささか的外れかもしれない。ここでは、たとえばスティーヴィー・ワンダーのような、才能あるマルチプレイヤーを思い出していただきたいと思う。彼はキーボードやハーモニカなどどんな楽器も巧みに操ることのできる最も優れたワンマン・バンドのひとりであるばかりか、音楽の世界における最もクールで、最も才能に恵まれた人物のひとりでもある。 トップで活躍するミュージシャンたちの中には、多彩な楽器を労もなく演奏できる人が当に数多くいる。カーティス・メイフィールド、PJハーヴェイ、デイヴ・グロール、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッド、ラッシュのゲディー・リー、アリシア・キーズ、ロイ・ウッド、ザ・ローリング・ストーンズのブライア

    たったひとりで全てを録音するミュージシャン10選:DIY精神に溢れた“ワンマン・バンド”
    hyougen
    hyougen 2020/11/23
  • 女性パンク・アーティストの歴史:“ロックン・ロール”という男性社会と性別の固定観念への抵抗

    悲しい事実だが、1970年代に女性のパンクスが台頭するまでは、“ロックン・ロール”という男性社会において、女性が男性と同等に見られることはおろか、真面目に扱われるチャンスさえほとんどなかった。 こうした視点から見ると、かつてのロック界には独立心のある力強い女性が絶望的なほど少なかった。1960年代後期から1970年代初頭にかけての時期には、ジェファーソン・エアプレインのグレイス・スリック、今は亡きジャニス・ジョプリン、高く評価されているシンガー・ソングライターのジョニ・ミッチェルやキャロル・キングなどが頭角を現し始めている。しかしメンバー全員が女性というバンドはほとんど見られなかった。アメリカ・カナダの混成バンド、シー・トリニティやニューハンプシャー州の元祖パンク・バンド、シャッグスは、自分たちで作った曲をレコードにしようと果敢に挑戦したが、商業的な成功は収められなかった。 性別による不平

    女性パンク・アーティストの歴史:“ロックン・ロール”という男性社会と性別の固定観念への抵抗
    hyougen
    hyougen 2020/02/21
  • サム・リヴァース『Contours』: ポスト・バップ・ジャズを前進させたブルーノートからのセカンドアルバム

    すべての基準が挑戦される時代に、サム・リヴァースは『Contours』を通じてポスト・バップ・ジャズを前進させ、革新者であることを証明した サム・リヴァースのブルーノートからのセカンドLP『Contours』は、1965年5月21日にレコーディングされたが、実際に発売されたのは、その2年後となる1967年のことだった。オクラホマ出身の才能溢れるリード奏者による見落とされがちな、このジャズの名盤は、ブルーノート通のための新たなLPシリーズ『Tone Poet Audiophile Vinyl Series』の1作としてリイシューされた。 ゴスペル・シンガーの息子である名サミュエル・カウソーン・リヴァースは、オクラホマ州エルリノ出身のサックス奏者にして、フルート奏者でもある。レコーディング・アーティストとしては遅咲きで、デビュー・アルバム『Fuchsia Swing Song』をニューヨーク

    サム・リヴァース『Contours』: ポスト・バップ・ジャズを前進させたブルーノートからのセカンドアルバム
    hyougen
    hyougen 2019/10/22
  • コルトレーン完全未発表録音作『ザ・ロスト・アルバム』はなぜ“奇跡”と呼ばれるのか?

    わずか40年間という短い生涯ながら、現在もジャズのみならず多くの音楽ファンを魅了し続けるカリスマ、ジョン・コルトレーン。そのコルトレーンが絶頂期の1963年に吹き込んだ音源が、録音から55年の時を経て『Both Directions at Once: The Lost Album』(邦題:ザ・ロスト・アルバム)として2018年6月29日に発売されることになった。この作品は、発表前に関係者の間では“奇跡”と呼ばれていた。なぜ“奇跡”と言われていたのか? そしてこの作品に対して湧き上がる3つの疑問とは? 『Both Directions at Once: The Lost Album』が“奇跡”と呼ばれる理由 ① なぜなら、これは実際に“ロスト=失われた”作品だから コルトレーンの没後、スタジオやライヴ含め、さまざまなアルバムが発売されてきた。しかし、今回の『Both Directions a

    コルトレーン完全未発表録音作『ザ・ロスト・アルバム』はなぜ“奇跡”と呼ばれるのか?
    hyougen
    hyougen 2018/06/10