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ブックマーク / roadsidediaries.blogspot.com (9)

  • 街角のおかんアート

    合羽橋道具屋街があることで知られる台東区松が谷を歩いていたら、こんな「街角おかんアートギャラリー」を発見! いかにも歴史ありそうな紳士服の仕立屋さんでした。ちょうど出てきたご主人にお話うかがったら、「うちのかみさんが作ってるんだけどねー、こんなの珍しくないですよ、このへん歩けばたくさんあるから」とのこと。 前にご紹介した神戸のおかんアート研究チームによれば、古くからある商住混在型の街に、おかんアートは出現しやすいということでしたが、ほんとにそうですね! みなさんの近くでも、こんな街角おかんアートギャラリーを発見したら、ツイッターかフェイスブックのアカウントまで、ぜひご一報を!

    街角のおかんアート
    hyougen
    hyougen 2011/12/07
  • roadside diaries : ウィーンの「足場アート」

    Facebookでもちょっと書いたのですが、ウィーン在住の現代美術作家リディ・シェフクネヒト。3月11日の震災で一時中断された、トーキョー・ワンダーサイト主催の第5回・展覧会企画公募」でも、1枚の写真にコンピュータで作られたさまざまなかたちの影が投影されて、不思議な感覚を生み出す作品が展示されていたようですが(残念ながら未見)、彼女が2006〜2007年にかけて手がけていたシリーズがこれ、「足場アート」とでも呼びたい作品です。 一見、建築現場で使われる足場を使った立体作品に見えますが、実はパリのポンヌフ橋や、「最後の晩餐」があるミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会など、よく知られた建築が修復されている現場を写真に撮り、そのあとで足場以外の要素をすべて消し去ったものです。残された足場は、そこにある(べき)建物の正確なトレースになるわけで、来は仮設である足場と、来はずっとそこにあ

    roadside diaries : ウィーンの「足場アート」
    hyougen
    hyougen 2011/09/10
  • 『@DOMMUNE』発売!

    というわけで、ちょうどタイミングよく発売された『@DOMMUNE』。書とは別に、配信記録をまとめた『DOMMUNEオフィシャルガイドブック』が、やはり今月発売だそうですが、こちらはDOMMUNEとはなにか、そしてどうしてこんな無謀なプロジェクトに命を賭けているのかを、主宰者(というよりMC=マスター・オヴ・セレモニーですね)の宇川直宏くんが語り、書き下ろした力作です。 DOMMUNENにいままで登場してきたアーティストたちとの対話形式をメインに、宇川くん自身がひもといていくDOMMUNEの理念は明快にしてラディカルですし、巻末に置かれた人の回顧録とでも言うべき、クレイジーなトリップの軌跡は感動的ですらあります。 『スナック芸術丸』の担当者として、僕も「宇川直宏・伊藤ガビン・都築響一」の鼎談というかたちで、書に少しだけ参加させてもらってます。「DOMMUNEとは滅びゆく活字メディアに対

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    hyougen 2011/08/28
  • 三上寛と公開対談!@西荻窪

    先週お伝えしたとおり、僕がいちばん尊敬するアーティストのひとりである三上寛さんと、アンプラグド・ライブのあとに公開対談できることになりました。 デビュー当時から演歌以上の「怨歌」と言われていたそのダークな世界が、年を経るに従って聴きやすくなるどころか! 正反対にどんどんアヴァンギャルドに傾いていって、もはやアナーキーとしか呼びようのない、とてつもない世界に突入しています。60歳を超えて! どんなお話が引き出せるのか想像もつきませんが、とにかく来てください! 僕の話はどうでもいいけど、三上さんのライブはほんとにすごいです。 会場になるのは西荻窪という、東京有数のサイケデリックな街の中で、もっともサイケデリックな変態バーである『ゼン・プッシー』。まあ、その名前がすべてをあらわしていますが、西荻の住民にはおなじみの、すごく寛げる隠れ家です。定員わずか35名、それ以上は入れません。急いでご予約を!

    三上寛と公開対談!@西荻窪
    hyougen
    hyougen 2011/07/25
  • 浅川マキの『ロング・グッドバイ』

    その早すぎる死からちょうど1年、ついに出ました、浅川マキのオフィシャル『ロング・グッドバイ 浅川マキの世界』です。版元の白夜書房のサイトから紹介文を引用させてもらうと—— 2010年1月17日に急逝した、日におけるワン&オンリーの歌手「浅川マキ」、その独自の世界を、著者自身の原稿、対談、関係者等のインタビュー、写真、年譜、ディスコグラフィーで構成した、その軌跡の全貌を伝える、最初にして最後のオフィシャル決定版、初回完全限定で、遂に発売! デビュー当時から写真を撮り続けている、田村仁の貴重な写真を多数収録! <内容一覧> 灯ともし頃(未発表写真) 写真・田村 仁 第一章 あの娘がくれたブルース 浅川マキ 第二章 今夜ほど淋しい夜はない 浅川マキ 追悼・浅川マキ 反世界の表現者を全う 加藤登紀子 ちょうど一冊ののような完全犯罪 五所純子 第三章 一冊ののような(浅川マキが書く人物論)

  • 浅川マキ『Long Good-bye』の衝撃

    今年の1月に名古屋で亡くなった浅川マキ。「アンダーグラウンドの女王」などという呼称はあまりに安直かもしれませんが、しかし「アングラ」という言葉が磁力を持ち得ていた時代、日でもっとも暗く輝いていたアーティストであったことはまちがいありません。 生前、浅川マキのCDは10枚組の自選作品集ボックスが出ていたほかは(マストバイ!)、『DARKNESS I~IV』がリリースされていただけでした。一時、アナログ・レコード時代の旧譜が数枚リイッシューされましたが、人の強い希望ですぐに廃盤となったそうです。 そんなアナログ・ワールドに生きてきた浅川マキの、いま手に入る最高のベスト盤が発売されました。生前、マキを支えたプロデューサーやスタッフたちが再結集して選んだ、2枚組32曲。ディスク1は比較的よく知られた曲が多いですが、2枚目はあまり知られていない曲が多い、かなり凝った選曲。そして32曲中、なんと1

  • 気になる展覧会3つほど

    忙しさにかまけてるうちに、気がつけば会期終了、作家にあわせる顔なし・・・というのが、画廊展覧会の常。今週気になる、小規模だけど興味深い展覧会を3つ、紹介します。 まずは京都在住の画家・勝国彰(かつ・くにあき)。いまの現代美術のトレンドとはまったく無縁の、究極の細密描写によって、幽玄・妖艶としか言いようのない、独特な世界観を小さなキャンバスに表現しつづけている、知る人ぞ知る画家です。現代美術評論家にはぜったい取り上げられませんが、幻想絵画系ではすごく人気の高いひと。 かつて京都に住んでいたころ、勝さんのアトリエ兼住居を訪ねて撮影させてもらったことがありますが、そのとき彼は駐車場の片隅に建てられた小屋に住んで、絵に没頭してました。小屋には風呂どころか、便所も水道もなし。風呂は銭湯、便所は駐車場内の別棟の便所、茶が飲みたくなったら便所までヤカンを持って水をくみに行き、小屋のコンロで湯を沸かすとい

    気になる展覧会3つほど
  • 追悼:ジュリアス・シュールマン

    なんだか毎週、追悼記事を書いてるみたいですが、去る7月15日、ロサンジェルスでジュリアス・シュールマンが亡くなりました。98歳の大往生でした。 日ではそれほど名前が知られていませんが、シュールマンは現代の建築写真を語る上で欠かせないというか、「世界でもっとも知られた建築写真を撮った男」です。勝手に引用させてもらいましたが、みなさんもこれらの写真は、いちどは見たことあるでしょう。 いまでは遠い夢のように見える、20世紀中期のモダニズム美学を、これくらい魅力的に、官能的に捉えた写真家は、ほかにいません。もっと見たい方は、タッシェンから箱入り3巻セットの豪華が出ているので、美しい画面に酔ってください。 ロサンジェルス・タイムス紙の追悼記事: http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-julius-shulman17-2009jul17,0,13

    追悼:ジュリアス・シュールマン
    hyougen
    hyougen 2009/08/16
  • roadside diaries

    先週からお伝えしているように、これまで長らくご愛読いただいたこのブログ、このたび有料メールマガジンとして配信させていただくことになりました。名づけて『ROADSIDERS' weekly』、これまでと同じく毎週水曜日の公開です。 いままで、このブログでは連載や展覧会にかかわるお知らせなどを中心に書いてきましたが、「ロードサイド・ウィークリー」はそれとはまったく異なる、「メールでお届けする個人雑誌」です—— 雑誌にドキドキしなくなってから、もうずいぶんたちます。発売日をちゃんと覚えていて、その日は屋に寄るのが朝から楽しみだった、なんて雑誌が前は何冊もあったのに。 20歳になったころに、創刊されて間もないPOPEYE編集部で働き出したのが1976年のこと。それから35年間たったいまも、僕にとっていちばんいとおしいメディアが雑誌であることにかわりはありませんが、この数年間、「これを書きたい、こ

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