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ブックマーク / kokorosha.hatenablog.com (9)

  • 下戸がノンアルコールビールを飲んで「おつまみ」の概念を理解した話 - ココロ社

    アルコールが苦手で、飲酒する人の習慣がわからないまま半世紀以上生きてきた。とくにわからなかったのが「おつまみ」という概念である。otsumami……omotenashiの親戚のような語感。おかずでもなく主でもない謎の存在。非アルコールの領域でこの「おつまみ」に近い概念といえば、おそらく「お茶請け」であるが、わたしは甘い物が好きなので、お茶請けも瞬く間にべつくしてしまって、お茶請けというより、お菓子をべてからお茶を飲むというだけである。 さらにわからなかったのが、「お通し」である。「おつまみ」の概念に近いのかもしれないと思っていたが、飲店への献金のようなものだと認識していた。 邦においてノンアルコールビールが初めて売られたのが1986年であることをわたしは忘れてはいない。宝酒造の「バービカン」で、高校1年生の時に飲んだのだった。他はさておき、味覚についてはノーマルな感性しか持ってい

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    hyougen
    hyougen 2024/05/26
  • 巨大廃墟、旧志免鉱業所竪坑櫓は意外に近くて癒やされた - ココロ社

    旧志免鉱業所竪坑櫓について知ったのは2005年、ワンダーJAPANの創刊号の表紙から。 冊子は出てすぐ購入したのだが、威圧感たっぷりの表紙だけで十分元をとった気になって、あまり読まずに棚にしまいつつ、志免炭鉱跡にいつか行きたいとの思いを持ちつづけていた。炭鉱跡が福岡にあるところまでは確認していた。社会や道徳で筑豊炭田について習っていたので、やはり炭鉱というのものは九州北部にあるものなのだという認識を持ったのだが、表紙の写真の印象から、てっきり福岡と熊の県境の山奥にあるのかなと思っていた。「空が赤くなっているようなところだから遠いところに違いない」という単純なイメージを持っていたのである。山奥の獣道を数時間歩いて、忽然と目の前に現れた平原と、崩壊寸前の櫓。見に行くとしたらそれなりの規模の旅になると思っており、その準備は今はまだできない……と思いながら18年が過ぎたのだが、先日、博多に用事

    巨大廃墟、旧志免鉱業所竪坑櫓は意外に近くて癒やされた - ココロ社
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    hyougen 2023/07/18
  • 電子音楽を中心に、2017年に聴いた音楽、ベスト10曲 - ココロ社

    2017年もすばらしい音楽に出会えた。毎年毎年何十万円も音楽を買うのに費やしていて、あまり振り返りたくない気もするのだけれど、こうやってアウトプットするとわたしの気持ちが多少は落ち着くのだった。 今回選んだものは、2017年に出会った音楽なので、昔のものも含んでいるけれど、5000曲以上は聞いた中から選んでいるので、参考にしていただければありがたい。 ◆ディスコ歌謡の最高峰かもしれない Sentimental Hotel / 中原理恵 (CBS Sony) SENTIMENTAL HOTEL 中原 理恵歌謡曲¥250provided courtesy of iTunes中年にとっての中原理恵先生は、欽ちゃんの番組で、「よい悪い普通の」をひとりで演じていた、たまに歌のコーナーで歌うこともあるコメディエンヌという印象なのかもしれない。しかし、あるとき、夏木マリ先生の『裏切り』聴きたさに"

    電子音楽を中心に、2017年に聴いた音楽、ベスト10曲 - ココロ社
  • 電子音楽を中心に、2016年に聴いた音楽、ベスト10曲 - ココロ社

    去年は定額制で聴き放題のサービスが躍進したが、その一方で、聴き放題にすらお金を払わないクレバーな消費者も少なくない。Apple Musicの網羅度は素晴らしいと思うけれど、自由に聴けないので個別に買ってしまう。知人がiPhoneでYoutubeを開いて、Bluetoothを経由してJBLのスピーカーからそれなりにいい音で音楽を流しているのを見て鼻水が出てしまった。わたしのようにコンテンツをちまちま買って聴いているのは変態の部類に入るのかもしれない。 ノーマルな感性を持った音楽ファンは、日におけるここ20年の生活水準の低下を、もっぱらコンテンツにお金を使わないようにすることでしのいできたと推測しているが、わたしひとりがその流れに取り残されているように感じている。 ―とはいえ、自分の好きな音楽が無料で提供されることは少ないので、わたしはずっとコンテンツを購入し続ける側に残るしかないのかなと半

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    hyougen 2017/01/07
  • 埼玉にある世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」の地下神殿では、柱を御神体と思うしかないのだ。 - ココロ社

    首都圏外郭放水路が作られたのは今から12年前。近辺の川の水があふれたとき、地下の水槽に流しこんで貯め、ポンプで江戸川に放水することで周辺の洪水被害を防ぐ、という仕組みである。 この放水路には東京ドーム10杯分の調整実績がある。10杯分が多いのか少ないのか感覚が麻痺してよくわからないけれど、わたしは気が弱く、東京ドームに喩えられたら反射的に巨大だと思うことにしているので、東京ドーム3杯分と言われても驚いてみせることが可能である。 近年、大雨・洪水の被害が増えてきているが、この放水路の管轄内の冠水がなくなり、被害を免れた規模は1兆4000億円にものぼる。 建設費は2300億円とのことだから、ペイするにもほどがある。ただ、税金といえば無駄遣いというイメージがメディアにより刷りこまれており、税金を無駄遣いしていないと少々がっかりしてしまう。無意識に、「無駄遣いしてこそ施設の巨大さが身にしみる」と期

    埼玉にある世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」の地下神殿では、柱を御神体と思うしかないのだ。 - ココロ社
  • 2014年5月に出会って深く感銘を受けた名盤たち - ココロ社

    5月はいい音楽をたくさん発見できて幸せだった。 ダニエル・ジョンストンが女だったら……という一部の文化系男子の夢を80%叶えてくれる The Space Lady's Greatest Hits アーティスト: The Space Lady出版社/メーカー: Night School発売日: 2013/11/18メディア: MP3 ダウンロードこの商品を含むブログを見る The Space Lady's Greatest Hits/The Space Lady(Nightschool) ポピュラー音楽におけるアウトサイダーアートといえばDaniel Johnstonだけれど、女版みたいなのがいたらどれだけ日々の暮らしが豊かになるだろうと思っている人がいたとしたら、このSpace Ladyをおすすめする。人となりについて―35年間街角に立ち続けて珍妙ないでたちで演奏していたetc.―は他のサ

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  • モテない人も、恋愛をプロジェクトとして考えればうまくいく - ココロ社

    こんにちは。 去年、「恋愛を書いてください!」と言われて、どさくさに紛れて、小説を書きたかったので小説としての企画書を作ったら通ってしまい、阪急コミュニケーションズさんの懐の深さに感激しました。できたのがこの『モテる小説』です。日より絶賛発売中です。 チャレンジングな表紙やねー。中身はもっとチャレンジングやけども……。 このは、ビジネス書の手法を使って書かれた「役に立つ恋愛小説」であり、「ロマンを一切排除した恋愛小説」であり、つまり無茶苦茶なです。今回は、恋愛をロマンチックなものと誤認するから恋愛がうまくいかないのであって、単純にプロジェクトとして考えたらうまくいく、という話をさせていただきたいと思います。 恋愛というのは、人間の活動において聖域のような扱いを受けていますが、もはやこの世に聖域などありません。たとえば神聖ニシテ侵スベカラズだったはずの皇室についても、エレガンス子さ

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    hyougen 2012/06/02
  • 中で食べたり見たりできる遊郭&娼館〜大阪・飛田と横浜・黄金町〜 - ココロ社

    こんにちは。 今回の特集は、ズバリ言うと慎太郎先生にお仕置き(三角木馬、電気ショック、「トイレの神様」がエンドレスに流れるトイレでのトイレ掃除etc.)されてしまうかもしれないので、ちびっ子が読んでも大丈夫な感じ、ファミリーで読めるブログにしたいと思います。かといって、ちびっ子そのものを文中に登場させると、それはそれでやりすぎで慎太郎先生がお怒りになるに違いなくて、たいへん調整が難しく、その困難さたるや、冬場のシャワーのお湯と水のミックスのごとしです。 ―お前の家のシャワーの事情なんて知るか、という声が聞こえてきたので悔い改めて話を始めたいと思います。今回は東西の遊郭的なところが風情があって楽しめるという話なので、お近くの方は参考にしていただければありがたいです。 大阪・天王寺近くの遊郭建築でホットな鍋を玩味する 日中に「ノーモア・エロ」という声が渦巻く中で、エロチック is still

    中で食べたり見たりできる遊郭&娼館〜大阪・飛田と横浜・黄金町〜 - ココロ社
  • 今年、ネットをやってて個人的に面白かったこと - ココロ社

    こんにちは。あっという間に年末ですよねー。 年末らしく、自分なりに今年のまとめをしたいと思います。 別に今年に限ったことではないのですが、「普通のサラリーマンが自分のメディアを持てるなんて、当にいい時代になったもんだなぁ」と思います。ちょっと前までは、何かを世に出したいと思ったら、出版社とかテレビ局に入ったりするしかありませんでしたが、今は普通に仕事をしているサラリーマンがアフター5に妄想を発信できるわけですから…まあ「普通のサラリーマンは妄想しない」という説もありますが、そんな正論はさておき、大手のマスコミとは全然規模が違うにしても、「ブログ=自分が編集長をつとめる雑誌、自分がディレクターをやっているテレビ」だと思いますし、WEB100.0になっても、自我ノットデッド(「近代的自我なんてフィクションだよ」と発言することでアイデンティティを獲得してしまうほどに!)でしょうから、これからも

    今年、ネットをやってて個人的に面白かったこと - ココロ社
    hyougen
    hyougen 2008/12/26
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