2009年7月、南雲堂より評論集『社会は存在しない ――セカイ系文化論』が刊行されたのを記念して、8月2日(日)、青山ブックセンターにてトークショーが行われた。登壇したのは、著者である限界小説研究会から蔓葉信博、渡邉大輔、そして1980年代以降の日本思想について概観した『ニッポンの思想』を上梓したばかりの批評家・佐々木敦の各氏だ。トークショーでは、論集のテーマともなった「セカイ系」と呼ばれる、2000年代を代表するキーワードを巡り、白熱した議論が展開された。テン年代(2010年代)に批評が向かう道とはどこなのか、その方向性を示唆した貴重なセッションを、ぜひご一読いただきたい。 「限界小説研究会」って、なかなかカッコいいネーミングですよね?(佐々木) 『今日の日はさようなら』(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の挿入歌)の流れる中、登壇者たちが登場。 渡邉:なんか、この音楽を聴きながら登場する
'; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> 日本国最高の知のデータベース「国会図書館」──が、どんな巨人にも弱点はある。それはエロだ。 エロに関しては国会図書館を優に超える資料を収集した男、松沢呉一の最新刊がこの『エロスの原風景』(7月1日刊行)である。 松沢呉一『エロスの原風景』に関する記事一覧 ●国会図書館を抜き去るまで(ただし、エロ本のみ) ──『エロスの原風景』で紹介している図版は、すべて松沢さんのコレクションをスキャニングさせてもらったわけですけど、そもそも、松沢さんはどういう理由でエロ本収集を始めたんですか? 「この話は、いろんなところで書いているんですけど、かれこれ20年くらい前にマガジンハウスの『ブルータス』で、高橋鐵の原
著・伏見つかさ先生、イラスト・かんざきひろ先生の大人気ライトノベル・『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(以下『俺の妹』)の第4巻が8月10日に発売。ネタバレ:このエントリでは、俺の妹がこんなに可愛いわけがない(4)(以下、『俺の妹(4)』)に関する内容について一部触れております。『俺の妹(4)』読了後にお読みいただくことを推奨します。 以下、敬称略 ■ 振り返ってみると、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 かーずSP・アキバBlogが名指しで登場が話題になってからちょうど一年経ったわけで、なんとも感慨深い気持ちでアスキー・メディアワークス本社に訪れたかーずSPとアキバBlog、そしてかーずの弟子・ノトフ君。打ち合わせ室に通されてしばらくすると、扉が開いてどたどたと入ってきたのは……ライトニングさんこと三木編集と、ヘンクツさんこと小原編集だった。 三木一馬さん(伏見先生の担当編集者。以下
造形表現学部の学生募集停止にともない、2017年3月末をもって 造形、デザイン、映像演劇の各学科オリジナルサイトの運営は終了しました。 なお、下記のページでは、造形表現学部3学科を含む、卒業制作優秀作品を公開しております。 また、卒業生の活動報告などは校友会までご連絡ください。
◇面と時間軸を重視--小林是綱さん(64) 06年に都道府県立図書館として初めて指定管理者に運営が任された県立図書館の総括責任者に今年4月、小林是綱さん(64)が就任した。出身地である山梨県の図書館で司書や館長を歴任し、03年には国内初の指定管理者による図書館「山中湖情報創造館」の開館に携わった。官のイメージが強い公立図書館を、指定管理者が運営する意義や目指す図書館像を聞いた。【山中章子】 --指定管理者による運営のメリットは? 適切な人材配置と効率の良さです。司書を公務員として雇う場合、3~5年で異動があり、経験を積ませにくい。指定管理者は民間企業のように柔軟な人事異動が可能なので、専門性を育てながら人事の刷新もできます。新たに営業職を雇って社会教育団体などに声をかけ、これまでにない図書館の活用法を探る取り組みも始めました。また給与や勤務時間を独自に決められるため、開館時間の延長も可能に
作家自身は、どんな「本屋のお客」なんだろう?そしてどんな「本の読者」なんだろう? そんな疑問を、作家の方々に直撃インタビューです。 作家の読書道 第93回:佐藤友哉さん 19歳の時に書いた作品でメフィスト賞を受賞、ミステリーの気鋭としてデビューし、その後文芸誌でも作品を発表、『1000の小説とバックベアード』で三島由紀夫賞を受賞した佐藤友哉さん。もうすぐ作家生活10周年を迎える佐藤さんの、「ミジンコライフ」時代とは? 小説家を志したきっかけ、作家生活の中で考え続けていること、その中で読んできた本たちについて、ユーモアたっぷりに語ってくださいました。 ――いつもみなさんに幼い頃からの読書遍歴をおうかがいしているのですが...。 佐藤 : 「作家の読書道」のバックナンバーを読ませていただいたんですが、「小さいころは読んでいなかった」という方も多くて安心する一方、みんな人並み以上に読んでいるじゃ
ルーカス・バデキ・バルコは、1996年に彼の会社であるニーハイメディアの創業以来、日本発のインターナショナルなメディアを制作し続けている。その会社の最初のプロジェクトは、カルチャー・マガジン「TOKION」(トキオン)だ。ルーカスはパートナーと共に創刊し、2002年にその名前を売却するまで編集に携わった。 後にルーカスは、彼の進化する趣向を反映させた「TOKION」の“トラベラー”バージョンとして「ペーパースカイ」を発表。また、ルーカスは生活と創造性に関するキッズ向けの年2回のマガジン「マンモス」を発行。 過去に、ルーカスは「メトロミニッツ」の編集長を務めたが、これは、当時初となる地下鉄構内にて配布された“フリーペーパー”で、“フリーペーパー”の先駆けとなった。同時に、いとうせいこう氏と共に「この惑星における植物との生活」というコンセプトを展開する雑誌「プランティド」のクリエイティブ兼エデ
黒肌系ギャル雑誌「nuts」の増刊ムックとして登場し、今ではギャル系ファッション誌として確固たる地位まで上り詰めた「小悪魔ageha」。「今よりもっとかわいくなりたい美人GALのための魔性&欲望BOOK」というキャッチコピーを掲げ、「もっときれいになりたい!」「もっとお金持ちになりたい!」「もっと幸せになりたい!」という女性の気持ちを見事につかみ取り、出版不況と呼ばれる中でも急激に売り上げを伸ばし、ある意味で今の時代を象徴する雑誌の一つとなっています。また、小悪魔agehaに登場するモデルのことを「ageモ」または「age嬢」と呼び、ageモやage嬢のようなファッションをしている女性は「ageha系」と呼ばれ、これもまた10代~20代の女性たちに広く浸透し、あこがれている女性たちも数多くいるようです。 しかしながら小悪魔agehaはその非常に華やかできらびやかな見かけとは裏腹に、心の中の
村上春樹氏(60)が作家生活30年を経て発表した長編『1Q84』(新潮社)は、現実から少しだけねじれた世界で進む物語だ。どのように発想され、どんなテーマが込められたのだろう。(尾崎真理子) 村上(以下M) G・オーウェルの未来小説『1984』を土台に、近い過去を小説にしたいと以前から思っていた。もう一つ、オウム真理教事件がある。僕は地下鉄サリン事件の被害者60人以上から話を聞いて『アンダーグラウンド』にまとめ、続いてオウムの信者8人に聞いた話を『約束された場所で』に書いた。その後もできる限り東京地裁、東京高裁へ裁判の傍聴に通った。 事件への憤りは消えないが、地下鉄サリン事件で一番多い8人を殺し逃亡した、林泰男死刑囚のことをもっと多く知りたいと思った。彼はふとした成り行きでオウムに入って、洗脳を受け殺人を犯した。日本の量刑、遺族の怒りや悲しみを考えれば死刑は妥当なのだろうと思うが、基本的に僕
2009年06月14日11:30 芥川賞作家も参加!? 注目「文学フリマ」 「文学」といえば、敷居が高くて縁のない世界だ、と思う人も多いことだろう。しかし「文学フリマ」なら、本を書いて売ったり、買って読んだりと、誰でも参加できてしまうのだ。 「文学フリマ」(略して「文フリ」)とは、文芸関連の同人誌を売り買いする、「文学オンリーの展示即売会」イベント。2002年11月3日に第一回が開かれ、最近では、2009年5月10日に第八回が開催されている。その文学フリマ運営事務局の代表を務める、フリーライター・イベントディレクターの望月倫彦(もちづき・ともひこ)さん(28歳)にお話を伺った。 ―「文学フリマ」の運営をはじめられたきっかけは? 初回の運営者は僕ではないんですよ。評論家の大塚英志さんが、文学の門戸を万人に開くため、「コミックマーケット」の文学版を文芸誌で提唱したのが、そもそもの文フリの成り立
鷹野隆大がホストを務め、毎回多彩なゲストを迎え、テーマに基づくさまざまな話題を繰り広げる「タカの部屋」。今回は編集者の宮村周子さんを迎えて、「アートメディアでサバイバル?!」という題目のもと、宮村さんが長らく在籍されていた「美術手帖」時代の話や奈良美智さんとのエピソード、独立する経緯、さらに現在とその先について語ります。 宮村周子 鷹野隆大 鷹 野 : 今日は編集者の宮村さんにお越しいただきまして、いろいろとお話を伺っていきたいと思います。よろしくおねがいします。宮村さんは「美術手帖」の編集部を経て、フリーのライターで。でも今は、ライターと言ってはいけないんですよね(笑)。 宮 村 : 今は、編集者業がメインになっていますね(笑)。 鷹 野 : で、ギャラリーも開いている。 宮 村 : 開いているというのはおこがましいんですけど、新しく構えたオフィスに展示スペースを設けて企画展を開いた
海猫沢めろんインタビュー 聞き手:やまだ+塩澤 二〇〇四年春、パンブキンノベルスというマイナーレーベルからのリリースながら好評を得た小説 『左巻キ式ラストリゾート』の著者・海猫沢めろんは一体どういう人間で、今、何をしているのか? ゲーム『ぷに☆ふご~』のノベライズでありながら、先行する美少女ゲームへのメタ的な言及も含んだ奇妙な作品 『左巻キ式』。アンシブル通信編集部は、一部から熱い注目を受けためろん先生に、とあるルートからコンタクトの つてを得た。元ホストという噂どおり、イケメンなルックスで登場しためろん先生は、こちらの予想を超えるすごすぎる 人物だった――。初の前後篇で送る作家インタビュー、前篇です。 ■海猫沢めろんインタビュー「関西地獄篇」 ――海猫沢さんは昨年、 『左巻キ式ラストリゾート』を出し、一般的にはあまり知られていないレーベルから刊行された作品ながら DTP的に非常に凝ったつ
※新装カバーにつきましては、4月25日から「人間失格」「走れメロス」、他の8作品につきましては、5月25日から店頭及びWEB KADOKAWAにてお買い求めいただけます。 太宰 治(だざい・おさむ) 1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事するもやがて転向、本格的な執筆活動へ。35年(昭和10年)、「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。この頃からパビナール中毒に悩む。39年、井伏鱒二の紹介で、石原美知子と結婚。平穏な生活を得て、「富嶽百景」「女生徒」「走れメロス」などの多くの佳作を執筆。戦後、『斜陽』でベストセラー作家となるが、「人間失格」を発表した48年、「グッド・バイ」連載中の6月13日夜半に山崎富栄と玉川上水で入水し、没。生涯で自殺未遂、心中未遂を繰り返し5度目で死に至った太宰の遺体
うごメモはてな サービス終了のお知らせ 「うごメモシアター」と「うごメモはてな」は、2013年5月31日24:00をもちまして、サービスを終了させていただきました。 2008年12月から今まで生まれた素晴らしい作品は、どれも皆様の心に深く残っていることと思います。ご利用いただいた全てのユーザー様に心よりお礼申し上げます。 「うごメモシアター」と「うごメモはてな」をご利用いただき、ありがとうございました。 株式会社はてな Flipnote Hatena has ended its service The Flipnote Hatena website and Flipnote Hatena for Nintendo DSi ended on May 31, 2013. We would like express our sincere gratitude to the members of
隠れオタクな女子中学生・高坂桐乃が、平凡な高校生の兄・高坂京介を巻き込んで騒動を起こすコメディ小説『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』。今年のライトノベル界に旋風を巻き起こした『俺の妹』に続刊が登場! 『毎日新たな情報を伝えて、色々買わせようとしてくる』かーずSPがインタビュー&アキバBlogに掲載するコラボが実現しました。 #ネタバレ注意 このインタビューでは、俺の妹がこんなに可愛いわけがない(2)(以下、『俺の妹』)に関する重大な内容について触れております。『俺の妹(2)』読了後にお読みいただくことを推奨します。 ■第二巻はこうしてスタート 「人生相談、まだあるから」by 高坂桐乃 かーず:第二巻の発売、おめでとうございます! 非常に反響の大きかった『俺の妹』の続編ということで、プレッシャーは感じましたか? 伏見つかさ先生(以下、伏見):ありがとうございます。いやーもう、プレッシャーは
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