『ゼロ年代日本SFベスト集成<S> ぼくの、マシン』大森望編 - logical cypher scapeに引き続き こちらは、死にまつわる話が多かったように思える。 個人的な話だけど、最近時々ふとした拍子に死の恐怖に襲われたりして辛い。念のため、別に病気だったりなんだったりするわけではない。ただ、なんか唐突に、自分もいつか必ず死ぬということに気付いてしまった。ウフコックはそのことに気付いて生を知ったらしいが。 以下、各編のあらすじ。基本的に自分の備忘録なので、ネタバレしまくり。 恩田陸「夕飯は七時」 <すこし、ふしぎ>短編 幼い兄妹は、知らぬ単語を聞くと、頭の中に思い浮かんだイメージが具現化してしまう体質。胡椒をふりかけくしゃみをすると、具現化したものは消えるので、かろうじて周囲の人には知られずに過ごしている。 三崎亜記「彼女の痕跡展」 恋人がいた記憶がないのに、恋人を失ったという感覚に