世界エネルギー研究所(ロンドン)は21日、東日本大震災で東京電力の福島第1原発など東日本各地の原発が停止した影響で、日本の石油消費量が少なくとも約6.8%増加するとの試算を発表した。 原発停止で不足する電力を、石油を燃料とする火力発電で補うと、日量30万バレルの石油が追加で必要になるとした。設備が古く発電効率が悪い場合は、石油需要はさらに増えるという。 国際エネルギー機関(IEA)によると、2010年の日本の石油消費量は全体で日量442万バレル。IEAは、日量約20万バレルの石油が追加で必要になると試算している。(共同)