7月16日、株式会社三越伊勢丹ホールディングスは、伊勢丹新宿本店で後方部門の従業員が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。同店では15日、14日、11日にも感染者の発生が公表されている。「夜の街」ばかりが注目されるコロナ感染だが、百貨店での感染報告も相次いでいるのだ。 *** 現場から漏れ伝わってくる悲鳴を、業界誌記者はこう伝える。 「ある有名化粧品ブランドの方は“7月に入ってほぼ毎日、テナントとして入っているお店でコロナの感染が報告されていて大変なんです”と言っていました。ショッピングモールなどの商業施設も含めた話なので、百貨店に限った話ではないのですが、とはいえ百貨店の感染者は少なくないみたいですね。現場の人間は、そうとう苦労しているようです。たとえ感染者が化粧品売り場の従業員でなくても、濃厚接触が疑われた場合には、PCRを含めた検査の対象になるケースがあるみたいですから」 掲載