民法改正を受けて、2022年4月には成人年齢が18歳に引き下げられる。そんな中、日本財団が2019年9月下旬〜10月上旬に「18歳意識調査」を実施した。インド、インドネシア、韓国、ベトナム、中国、イギリス、アメリカ、ドイツ、そして日本の17~19歳、各1000人を対象に、「国や社会に対する意識」を聞いたものだ。 結果は、たとえば「将来の夢を持っている」について、他国が「すべて80%以上」のなかで日本は60.1%、「自分で国や社会を変えられると思う」も他国に比して突出して低い18.3%(アメリカ 65.7%)というものだった。また「自分の国の将来は良くなる」と答えたのはわずか9.6%(中国 96.2%)など、驚くべき数字となった。 なぜなのか。ロングセラー『「普通がいい」という病〜「自分を取りもどす」』や『仕事なんか生きがいにするな:生きる意味を再び考える』などの著書で知られ、独自の療法で多