県内では、4月から今月にかけて相次いでクラスター(感染者集団)が発生するなど、新型コロナウイルスの感染患者が急増しており、6日までに県と盛岡市が公表した累計患者数は1039人にのぼる。同日は入院、宿泊施設等療養中の患者数も過去最多となり、県は「感染が疑われる症状がある場合には、早めに医療機関の受診を」と呼びかけている。 県と盛岡市の発表によると、4日は検査92件のうち9人、5日は16件のうち28人の計37人から新型ウイルスを検出。民間機関は不検出だった検査件数をまとめて報告できるため、同日は報告数が少なく、検査件数が検出件数を下回った。 奥州市26人、盛岡市4人、県央保健所管内と花巻市が各3人、一関市1人で、いずれも重症ではない。一方、4日には入院治療中だった重症患者1人が死亡。6日には入院患者1人が重症化したとの報告があった。 奥州市の高齢者施設クラスターでは、入所する70代~90歳以上