「ケセンロックフェスティバル(KRF)’15」実行委(村上健也委員長)は7月18、19の両日、住田町世田米の種山ケ原イベント広場で同フェスを開く。14日から枚数限定で先行販売する。 両日を「本祭」として規模を拡大。例年以上の約6千人の集客を見込む。KRFは2008年の大船渡ロックフェスが前身で、09年に種山ケ原で初開催。東日本大震災で開催を断念した11年を除いて毎年熱演が繰り広げられている。 出演アーティストなどは随時、公式ホームページで発表する。 先行販売は14日午後7時からホームページで。2日間の通しチケット1万2千円、通し駐車券4千円。一般販売は3月22日から、ローソンチケットとイープラスで。
盛岡市の一般社団法人ランプアップいわて(松嶺貴幸代表)と三陸鉄道を勝手に応援する会(草野悟会長)は25日、三陸鉄道(望月正彦社長)に車両とホームをつなぐ車椅子用の昇降板8枚を贈った。多くの人の善意が詰まった昇降板が三鉄のバリアフリーを後押しする。 贈呈式は釜石市鈴子町の釜石駅で行われ、関係者約10人が出席。望月社長は「震災後はバリアフリー化も進んでいる。車椅子利用者にとっても優しい鉄道にしていきたい」と述べた。 昇降板は長さ160センチ、幅84センチ。同会が集めた募金を製作費に充て、松嶺代表がデザインを手掛けた。住田町の三陸木材高次加工協同組合の協力で気仙地区のカラマツを使用。製作は陸前高田市のまな板工房「板林」の板林公一さん(67)が担当した。 車椅子生活を送る松嶺代表が実際に乗車し、乗り降りのしやすさを体験。これまで県内外の飲食店などに計55枚の昇降板を贈った松嶺代表は「自分の行きたい
国産材の利用について話し合う地域材利用シンポジウムは27日、住田町世田米の町役場町民ホールで開かれた。地域材を活用し林業をもり立てるため、林業関係者ら約100人が課題を共有して、将来の展望などを探った。 大東建託(東京都港区)設計部の加藤富美夫次長が「地域材利用の課題と展望」と題して講演した。 地域材利用の課題として価格が変動しやすく高いことや、原木生産に長期間を要し、需要予測に基づく見込み生産のため供給が不安定なことを挙げた。 課題の解決に向けて、国産材利用を視野に入れた新しい工法の開発や、国産材を利用していることが分かるマークを材に刻印する取り組みなどを紹介した。 【写真=地域材利用に関する取り組みを発表する参加者】
住田町世田米の津付(つづき)ダム建設事業で水没する予定だった区間で、奥州市と同町を結ぶ国道397号の付け替え道「津付道路」の開通式は26日、現地で行われ、関係者らが地域の発展に寄与することを願った。 関係者約70人が出席。県沿岸広域振興局の佐々木和延局長は「沿岸の復旧、復興には弾みがつくことを願う」と式辞を述べ、多田欣一町長は「内陸と沿岸の物流、交流の基幹となることを期待している」と祝福した。 津付道路は総延長約2660メートルで2005年に事業着手し、総事業費約69億円。震災後、津付ダム建設事業の中止が持ち上がった以降も復興支援道路に位置づけられて建設が進められ、約10年かけて開通に至った。従来の急勾配や急カーブが解消される。環境に配慮し、周辺の植物を移植したほか動物も移動。動物の進入防止柵や生息域の分断を防ぐ動物用のトンネルを設置した。 【写真=開通した津付道路を走行する関係者の車両】
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